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(短編集)

謎亭論処



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謎亭論処の評価: 3.50/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

まあまあです

4人の大学生がいろいろ推理する連作短編。匠千暁(はんわかしているが、意外と推理は綿密だ)、辺見祐輔(留年・休学を繰り返してあちこちさまようボヘミアン。後に女子高の教師になる)、羽迫由起子(くりくり目の天然派。後に大学での研究者となり、夫は刑事)、高瀬千帆(超美人で推理は鋭い)の4人のやりとりがなかなか面白いというのが、この連作の眼目かな。事件自体は無理やり感が溢れていて、4人がああでもないこうでもないと推理を交わす。
謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)より
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No.5:
(4pt)

『麦酒の家の冒険』の続編も収録

◆「新・麦酒の家の問題」
  ボアン先輩がタック達を連れてきたのは、とある豪邸。
  我が物顔で振舞うボアン先輩を不審に思ったタック達
  が説明を求めると、なんと、元カノの家だと白状し……。
  『麦酒の家の冒険』の続編で、前作同様、「九マイルは遠すぎる」形式。
  隠されていた犯罪を暴きだしたことで、ケガの功名と
  なっていますが、彼らがやったことも、十分犯罪ですw
  
◆「閉じ込められる容疑者の問題」
  完全に密室状態の家で、未亡人が殺された。
  被害者以外でその家にいたのは、彼女の娘夫婦だけだった
  が、二人とも睡眠薬を盛られ、熟睡していた、と証言している。
  当然、娘夫婦に容疑が掛けられるが、未亡人の愛人も捜査線上に浮上してくる。
  しかし、玄関のドアにはチェーンまで掛けられて
  いたため、犯人が外に逃げ出すことは不可能で……。
  心理的盲点を衝く“密室からの脱出”です。
◆「印字された不幸の手紙の問題」
  ウサコが家庭教師をしている中学生に、封書で不幸の手紙が届けられる。
  「あなたがもっとも不幸にしてやりたい相手宛に送るように」と
  指示があり、同封のハガキには、わざわざ切手まで貼っていた……。
  手紙はクラス全員に届けられたということ、そして、ハガキが官製ハガキ
  ではなく、切手を貼らないといけない私製ハガキであったことがポイント。
◆「盗まれる答案用紙の問題 他1編」
◆「消えた上履きの問題 他2編」
  
謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)より
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No.4:
(4pt)

『麦酒の家の冒険』の続編も収録


◆「新・麦酒の家の問題」

  ボアン先輩がタック達を連れてきたのは、とある豪邸。

  我が物顔で振舞うボアン先輩を不審に思ったタック達
  が説明を求めると、なんと、元カノの家だと白状し……。


  『麦酒の家の冒険』の続編で、前作同様、「九マイルは遠すぎる」形式。

  隠されていた犯罪を暴きだしたことで、ケガの功名と
  なっていますが、彼らがやったことも、十分犯罪ですw

  

◆「閉じ込められる容疑者の問題」

  完全に密室状態の家で、未亡人が殺された。

  被害者以外でその家にいたのは、彼女の娘夫婦だけだった
  が、二人とも睡眠薬を盛られ、熟睡していた、と証言している。

  当然、娘夫婦に容疑が掛けられるが、未亡人の愛人も捜査線上に浮上してくる。

  しかし、玄関のドアにはチェーンまで掛けられて
  いたため、犯人が外に逃げ出すことは不可能で……。


  心理的盲点を衝く“密室からの脱出”です。



◆「印字された不幸の手紙の問題」

  ウサコが家庭教師をしている中学生に、封書で不幸の手紙が届けられる。

  「あなたがもっとも不幸にしてやりたい相手宛に送るように」と
  指示があり、同封のハガキには、わざわざ切手まで貼っていた……。


  手紙はクラス全員に届けられたということ、そして、ハガキが官製ハガキ
  ではなく、切手を貼らないといけない私製ハガキであったことがポイント。



◆「盗まれる答案用紙の問題」

  夜の職員室に忘れ物を取りに戻った祐輔。

  そこで彼は、採点したばかりの答案用紙が無くなっているのに気づく。
  しかもその後、エンジンをかけたままにしておいた愛車まで消えており……。


  二つの消失事件の絡め方に、やや無理があります。



◆「見知らぬ督促状の問題」

  MMハイムに住む安槻大の女子大生四人
  に届けられた身に覚えのない督促状の謎。


  ボアン先輩の名推理(下世話な妄想?)が仇となります。
  西澤作品特有の“殺人犯よりも怖い操り手”パターン。



◆「消えた上履きの問題 他2編」



  

謎亭論処―匠千暁の事件簿 (祥伝社文庫 に 5-3)Amazon書評・レビュー:謎亭論処―匠千暁の事件簿 (祥伝社文庫 に 5-3)より
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No.3:
(4pt)

ほろ酔い気分で「酩推理」

※「閉じ込められる容疑者の問題」について
  娘夫婦と同居する未亡人が、完全に密室状態の自宅で殺害された。
  その時、娘夫婦は家に居たが、睡眠薬を飲まされ、眠らされていたという。
  未亡人と娘夫婦は折り合いが悪く、未亡人
  には、男の影がちらついていたようなのだが…。
  果たして、娘夫婦の犯行なのか?
  アルコール片手にディスカッションで
  推理を進めていく〈安楽椅子探偵〉もの。
  序盤に巧妙に配された布石を、終盤思わぬ形で機能
  させ、意外性のある結末に導いていく手際は、お見事。
謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)より
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No.2:
(3pt)

もっと酒を

 匠千暁と仲間たちを探偵役に据えた6つの短篇が収められている。時間・場面はバラバラで、学生時代、結婚、ボアン先輩が高校に就職してからと、色々なシーンがあらわれる。初めて読む人は混乱するかも。シリーズの時間軸に沿って読むことをお勧めする。
 謎そのものは小粒。そのなかでは「見知らぬ督促状の問題」が悪意とどんでん返しに満ちていて、面白かった。  
 キャラクター重視で読むにも、ちと物足りない。
謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)より
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No.1:
(3pt)

期待はずれでもあり、期待以上でもある作品

タックシリーズファンとしては4人のその後、と言う点が一番気になる部分なんですが、ボアン先輩がいきにり高校教師になっていたりして、どういう経緯で教師になったのか触れられていなくて残念。短編集ということもあり、気軽に読める所はいいんですが、ファンとしては4人その後をちゃんと描く人間描写を含んだ作品を希望するものであります。
謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)Amazon書評・レビュー:謎亭論処―匠千暁の事件簿 (ノン・ノベル)より
4396207131

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