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陰摩羅鬼の瑕
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【この小説が収録されている参考書籍】
陰摩羅鬼の瑕の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 61~80 4/6ページ
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| ミステリアスな物語ではあるが、ミステリーではない。このストーリーをこれだけの分量の文章に仕立て上げたのは、はっきりいって「凄い」と思う。憑物落としのスッキリ感、快感が欲しかった。でも好きです。この世界。 | ||||
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| 本作は、確かに内容の深さとか物足りない面が多い。物足りないというより、京極作品にしては分かり易い!でも、それはすべて関口君を主体とした物語として取ると、分かり易くなるのはもっともなこと。なにせ、冒頭で謎が分かった方って、京極堂でなく関さんじゃありませんか。まさしく、関さんの復帰戦だ!私は、また新たな京極WORLDとしてそれなりに楽しめました。ただ一つ、出番が多岐に亘っているが、イマイチ炸裂してないエノさん。本作読破後、「百器徒然袋-雨」になだれ読みしているのは当然だわ。 | ||||
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| 新本格のファンで且つ京極小説の初期からの読者にはきっと物足りないものだと思います。そういう人達にとっては今回の小説は”不思議なことなど何もない”世界だから。ただ、京極夏彦さんの小説は綾辻行人、竹本健二、法月綸太郎という人達の推薦から始まったにも関わらず、内容は最初から新本格と称されることを否定していました。謎が解けるという手法が取り入れただけで新本格に組み込まれただけのようなものだから・・・。それを前提にして読むと今回の小説もそこそこ面白いです。”姑獲鳥の夏”を最初に読んだ時ほどの衝撃がなく、”魍魎の匣”ほど謎がある程度解けていても面白いと思える(この2作は間違いなく5点以上)程ではないので4点でしょうか。読んで損のない作品ではあります。 | ||||
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| 過去の作品に比べると、シンプルな気がするが、それはようやくこのシリーズの読み方を習得したせいかもしれない。 榎津のはじけ方に少し物足りなさを感じたり、ストーリーからふくらんでいく話が今までに比べて「わかり易かったり」したが、決してファンの期待を裏切るものではなかった。早くもシリーズ新作を心待ちしてしまう。 | ||||
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| 京極小説は好きで全て読んでいますが、この本は『どすこい』の次にひどかった。京極夏彦はどうしてしまったのだろう。これまでの本も分厚かったけれど、少なくとも7割は本筋を構成するストーリーであり、妖怪談義や独白などはイヤミのない程度におさえられていた。翻ってこの本は全体の半分くらいが無用の部分に思えてなりません。一行ですむことを100行くらいに水増しして書いている感じ。作品のムード作りだと言われてしまえばそれまでですが、ちょっと、ここまでやられると鼻についてきます。『魍魎の函』のようなスゴイ京極小説はもう読めないのでしょうか・・ | ||||
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| 今回の話は、読後に物足りなさが残る気がします。物語の構成が今までと違いシンプルなのもありますが、榎木津や京極堂といった前々から登場するキャラの存在感が少し薄いような気がするのです。関口は例外ですが。榎木津の奇怪な言動も少なかったし、あまり暴れていなかった。京極堂が真相を語る時も、今までの様な緊張感や独特の重い空気がなかったと思います。木場の出番はあれだけだし・・・今までのシリーズと比べると、私の感想はあまりいいものではありませんが、今回の話だけを考えるならいい話だったと思います。 | ||||
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| 初めて読んだ京極作品ですが、二冊目を手に取ろうと思わせる内容ではありませんでした。探偵小説、推理小説という先入観があったのもいけないのかもしれませんが、カタルシスとは無縁のちょっと可哀想なお話しに、ちょっとしたウンチク。内容は薄いです。 | ||||
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| まちに待ちました。・・・長かったです。待ち過ぎたせいか前回より薄くなっていたのがショックでしたが、やっぱり面白かったです。京極堂は読むと賢くなれた気がするので好きです。ただ私は「塗り仏」のような複雑に入り組んだ作品がとても好きなので、今回のシンプルさは少し物足りなかったかもしれません。けれど一つの事件だけを集中して読めるというのも解りやすくてよかったです。 | ||||
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| どんな話しか、書こうとして、迷ってしまった。さてどうしたものか。前評判から榎木津主役の一冊であると思っていたが、然に非らず。確かに視力は無くしたようだが、変わらず病み上がりの作家をいたぶっているし、支離滅裂な言動は変わっていない。四角い顔の不良刑事も出るにはでるが、彼の話しでもない。京極堂は今回「三千世界」が破滅したような仏頂面で此岸と彼岸の境界の迷いに妖の名を付けて祓うがしかし、やはり主役ではないのだろう。今回主人公は常連ではない。強いて言うなら伯爵と、引退刑事か?毎回宗教や妖怪が扱われているから、その観点では儒学であり儒教でありタイトルの陰摩羅鬼ではあるのだが、それら要素を並べたところで、本書の本質ではないことに気がついて迷った。秡?は一体何を面白がって読んでいるのか、解からなくなって、ふと思った。当シリーズが執拗に描いているのは、登場人物たちの心の襞では無かったか。それこそ指で一つ一つ輪郭を確かめるように、登場人物の迷いや思考過程が語られる。確かに骨壷の中の干菓子のシュレディンガーの猫から埋葬の区分まで、幅広く展開する京極堂の屁理屈が面白くないわけではない。寧ろ毎回楽しみで仕方がない。それでも、物語の本旨ではないような気がする。もっとも頁が費やされているのは、人の思考経路をその迷いごと文章の形にダウンロードしたような視点だ。そして、その迷いや戸惑いこそが事件の核となってゆく。そう、核に至る思考をなぞる指の執拗さ、エロティックとさえ思えるトレースの細かさが堪らないのかもしれない。そう考えると核である妖怪の名を付けられ祓われるモノは、実は本書の付録でしかないかもしれない。となると、さて、どうしたものか。 | ||||
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| 謎解きの面白さを求めるのなら出来はいまいちですが、京極堂の蘊蓄が好きな手合いにはそれなりに興味深く読めます。林羅山のくだりは結構目から鱗。あと、「怪」掲載の後巷説百物語も併せてどうぞ。思わずニヤリとすること請け合い。 | ||||
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| タイトルが「陰摩羅鬼の瑕」ということですが実際に読んだ印象としては「瑕」が強調されていて「陰摩羅鬼」の存在がぼやけている気がします。個人的には「陰摩羅鬼」という妖怪についての記述がもう少しほしかった。「ウブメ」の議論に圧倒されて肝心の「陰摩羅鬼」が・・・事件のからくりということで言えば序盤を読んでいく段階でピンとくる方は多いと思われます。同じ情景を視点を変えて書かれていくシーンは少しくどい気がしました。この本を読んで何かしら思うところがあるとしたらそれは「死」でしょう。とにかく哀しいお話です。読み終えたときの感想はいかなる意味においても「哀」でした。 | ||||
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| 久々に手にした、京極作品でした。発売当時ものすごく話題になっていたのと、1作目しかまだ読んでいなかったのですが、とても好きになっていたので、買ってみました。「生きている」という言葉の意味が、こうも違うと、恐ろしいなぁ、という感想を持ちました。おびただしい鳥の数、長野の湖畔、というロケーション、傍若無人ぶりに、目が見えないとあって、さてどうする?と思った探偵・榎木津、相変わらずながら、今回はかなり活躍したのでは?と思う関口文士・・・などなど。前作を読まないで読んだのですが、その影響はなかったかな、といえるくらい、これひとつで楽しめました。(前回の関口文士のことは、気になりましたが)これをきっかけにして、今まで読ん!でいなかった京極作品も読んでみよう!と思わされた部分もあり、私の中ではこの夏のベスト1です。ただ、星4つの理由としては、トリックはともかくとして、「犯人は・・・もしやこの人?」と思っていた人が本当に犯人だったので、「ありゃ」と思ったから、です。京極作品は、いろいろなことを考えさせられると思います。言葉の定義とか、歴史、宗教のことなどから、頭を悩ませながらも、一気に読んでしまえる作品です。 | ||||
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| 正直言って、少し物足りなかった。京極堂シリーズというブランド故に、期待値も大きかったのだが。「認識のズレ」を鮮やかに納得させることが、京極堂シリーズの真骨頂なのだが、まさかと思うぐらい犯人がすぐわかってしまうし、謎解きもいまいち『憑物が落ちるような納得』がない。「死」を本当に『そのように捉える』ことが可能だという実感を読み手に理解させるのは、少し難しかったようだ。残念だ。 とはいえ、林羅山について仏教の儒教化や彼の思想化としての戦略を語る部分は、とても興味深かった。家康のブレーンの天海や羅山が、そのような関係で語れるとは、興味深かった。他の歴史小説を読むときに、いろいろ深読みできる知識だ。冗長だが、読ませてしまうその筆力は健在ですね。まるでなんの関係も無いことのようでいて、その本質の部分が、犯罪等様々なパターンと同型というのが、京極さんの手法ですよね。 | ||||
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| 待ちに待った京極堂シリーズ新刊、一気に読みました。他の方々のレビューにもあったように、筋は分かりやすく、おしゃべりが多い。それにしても良質のエンターテイメントであることは確かです。で、昨日、ふと頭に浮かんだのが、ちょっと前の新潮社(かな?)のコピー。「インテリゲンチャンの夏休み」。本格的な時間論など読みたくもない向きも、民俗学はかったる向きにもちょっとした「知的」刺激を与えるこの本こそ、インテリゲンチャン向きなのではないでしょうか。 | ||||
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| 白樺湖畔に立つ「鳥の城」では、結婚初夜に花嫁が殺害されるという事件が4度も続いた。そして、5度目の婚礼を迎えた・・・。拝み屋・京極堂、探偵・榎木津、小説家・関口、刑事・木場と主要人物が繰り広げる京極ワールドは相変わらず「凄い!」のひと言に尽きる。物語自体はシンプルだが、小説に厚みを持たせるディテールの数々、そして「京極哲学」。今回は「儒教」の思想が主に展開されるが、物語を通じて人の生と死についても深く考えさせられる。いつも通りの凝りに凝った作品だが、弁当箱のようなこの本を読ませてしまう京極夏彦はやっぱり凄い! | ||||
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| 京極堂シリーズにしてはイマイチというレビューが多いのですが、逆です。基本的に非常に苦しいつまらない小説で、京極堂シリーズだと思えばこそ、なんかおもしろい部分が出てくるかと期待して最後まで読み進んで、結局えらく失望させられる、というのが実情だと思う。形さえあれば生きていると解釈するのだという犯人にとって、いろんなものの同一性ってどういうふうに理解されていたんだろうということが今ひとつ想像がつかず(「死」ということだけにしぼればなんとかつじつまはかろうじてあっているかもしれないけれど、それ以上に広げて考えると説得性がまったくない)、謎解きにほとんど説得性が感じられません。徒労感の多い一作です。 | ||||
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| 謎解き小説というジャンルと捕らえなければ、かなり楽しめる一冊。事件の原因と結果だけみるなら、かなり早い段階で見当が着く。シリーズで読んでいれば誰がどうやって謎解きするのか、今さら読まなくてもわかる。シリーズも巻を重ねて来ると、ある程度形骸化する。「そこ」には意味がない。登場人物もそう言っている。やがては腐る肉の部分に、主題があるのだろうと思うと面白い。館の主の名前も、調べてみるとなかなか奥深く、話に新たな彩りを添えてくれる。休日1日あれば読了できるが、その後アレコレと調べ物するとそうもいかない。これも、このシリーズならではの愉しみ。 | ||||
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| 待ちましたよね、結構。シリーズ本編としては5年振りですな。 読み進める途中で、ある程度見通しがつく人も居るでしょうか、今回は。“事件”がシンプルな所為か、すんなり通れる感じ。 然しですね、本当に驚いた箇所もあるわけです。一人で読んでて、「おお」とか声を上げてしまったかもしれません。サプライズ面は相変わらず充実してると思います。 | ||||
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| 読了後の最初の感想は「ダメだ…」好きだった過去の作品(初期)は、幾重にも謎と複線が張り巡らされ犯人云々よりもその犯罪に至るプロセス及び背景が最大の見所でした。とても予測不可能で、唸らされる終焉に感動すら覚えました。しかし今回は真っ直ぐの一本道。「まさかこんなオチじゃないだろうな」と安易に予想した結末がそのままやってきました。がっくり…。片手間で書いた作品じゃありませんように、と祈ったのが通じなかったようです。でも次も買ってしまうんだろうな。 | ||||
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