(短編集)

ぼっけえ、きょうてえ

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評判

ぼっけえ、きょうてえの評価:

3.99/5点 レビュー 176件。 C ランク

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平均点3.99pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全356件 321〜340 17/18ページ
No.36
(5pt)

作者の歳が信じられない

岡山は寝台列車で通過したことがある。その時の目的地は県は違うが境港で「妖怪ロード」もある有名な土地だった。観光でその近県を廻ったがどうやら中国地方というのは昔語りや怪談話が豊富で古の土地ということがわかった。岡山という土地で、当たり前のように昔昔と年寄りから語られて育ったんだろう。馴染みのある語り調だ。「ぼっけえ、きょうてえ」全体も、言い伝えからくる怪談を夜中にきかされている気がする。「依って件の如し」などは牛が登場するのだが、牛蟹の妖怪を思い浮かべてしまった。この小説のタイトルも「きょうてい・・・怖い怖い・・・恐怖のきょうか。」遊郭の売れない女の語り口や間引きの女性の視覚描写は目をそむけたくなる。しかし、ところどころに小道具がきいているような文章で、落ちがわかってじわーっとくる。この血が濃いからこうなるんだと自分で納得するとあとからじわじわくるような感じ。ホラーといえばひとくくりなんだろうが、人間の奥底に眠っている暗黒の感情を引きずりだしてきたような短編集だと思う。女の業の強さ、人の欲、生まれた者の宿命を丈夫に仕分けているし、鈍色の曇りの空を・・・の書き出して始まるこの章は、作者の年齢をわからなくさせる。「密告函」の終結は有吉佐和子の「不信のとき」と共通する旋律があった。
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.35
(5pt)

作者の歳が信じられない

岡山は寝台列車で通過したことがある。その時の目的地は県は違うが境港で「妖怪ロード」もある有名な土地だった。観光でその近県を廻ったがどうやら中国地方というのは昔語りや怪談話が豊富で古の土地ということがわかった。岡山という土地で、当たり前のように昔昔と年寄りから語られて育ったんだろう。馴染みのある語り調だ。「ぼっけえ、きょうてえ」全体も、言い伝えからくる怪談を夜中にきかされている気がする。「依って件の如し」などは牛が登場するのだが、牛蟹の妖怪を思い浮かべてしまった。この小説のタイトルも「きょうてい・・・怖い怖い・・・恐怖のきょうか。」遊郭の売れない女の語り口や間引きの女性の視覚描写は目をそむけたくなる。しかし、ところどころに小道具がきいているような文章で、落ちがわかってじわーっとくる。この血が濃いからこうなるんだと自分で納得するとあとからじわじわくるような感じ。ホラーといえばひとくくりなんだろうが、人間の奥底に眠っている暗黒の感情を引きずりだしてきたような短編集だと思う。女の業の強さ、人の欲、生まれた者の宿命を丈夫に仕分けているし、鈍色の曇りの空を・・・の書き出して始まるこの章は、作者の年齢をわからなくさせる。「密告函」の終結は有吉佐和子の「不信のとき」と共通する旋律があった。
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.34
(5pt)

やりきれない悲しさ

若いころ読んだ横溝正史の世界を思い出しました。閉塞感と濃度の濃い空気を感じます。どうしようもない、絶望感とあきらめの中で生きている彼女が気の毒でしょうがなくなりました。 また、赤ん坊の死体の描写があまりにもリアルでほんとうに怖かったです。 
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.33
(5pt)

やりきれない悲しさ

若いころ読んだ横溝正史の世界を思い出しました。閉塞感と濃度の濃い空気を感じます。どうしようもない、絶望感とあきらめの中で生きている彼女が気の毒でしょうがなくなりました。 また、赤ん坊の死体の描写があまりにもリアルでほんとうに怖かったです。 
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.32
(5pt)

おすぎじゃないけど

何回読んでも決まって最後は泣いてしまう。怖いより切ない。現代では随分ポピュラーになってしまった風俗という商売の重さと矛盾を感じさせられた。忌まわしい記憶しかない生家にも関わらず「それでも私はそこに帰る。そこしか帰るところがないからじゃ。」という主人公の台詞が痛い。
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.31
(5pt)

おすぎじゃないけど

何回読んでも決まって最後は泣いてしまう。怖いより切ない。現代では随分ポピュラーになってしまった風俗という商売の重さと矛盾を感じさせられた。忌まわしい記憶しかない生家にも関わらず「それでも私はそこに帰る。そこしか帰るところがないからじゃ。」という主人公の台詞が痛い。
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.30
(4pt)

すてっきー

まぁ、ほとほとぐろっきーな感じであらやだわ、方言移りそうて印象だったんですけど「あまぞわい」の話はオススメ。ビジュアルにしたくない怖さがすてっきーでした。映像化しようとすれば出来ないコトは無いんだろーけどなんつーか、したくないんですよ。恐怖ってホントに本能的な原始的な感情じゃないですか。そう云うのって強引に画一的にしようとしても限界ありますよね。あたしはグロく実写でツクラれた恵二郎よか瞳の裏に映った目地べたを這う恵二郎の方が怖く感じますね。気分ほんのり潮の香りも感じられました。
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.29
(4pt)

すてっきー

まぁ、ほとほとぐろっきーな感じであらやだわ、方言移りそうて印象だったんですけど「あまぞわい」の話はオススメ。ビジュアルにしたくない怖さがすてっきーでした。映像化しようとすれば出来ないコトは無いんだろーけどなんつーか、したくないんですよ。恐怖ってホントに本能的な原始的な感情じゃないですか。そう云うのって強引に画一的にしようとしても限界ありますよね。あたしはグロく実写でツクラれた恵二郎よか瞳の裏に映った目地べたを這う恵二郎の方が怖く感じますね。気分ほんのり潮の香りも感じられました。
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.28
(5pt)

怖いより切ない。

 ホラーなのに怖いというより切ない感じがしました。 私事ですが、私もいま田舎に住んでいます。引っ越してきた頃、その閉鎖感に驚いたものです・・・だから土着感のある彼女の作品の主人公に共感してしまうのかも。 生まれながらにして幸せ遠い女達と罪作りな男達のお話、やっぱり怖いかも。
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.27
(5pt)

怖いより切ない。

 ホラーなのに怖いというより切ない感じがしました。 私事ですが、私もいま田舎に住んでいます。引っ越してきた頃、その閉鎖感に驚いたものです・・・だから土着感のある彼女の作品の主人公に共感してしまうのかも。 生まれながらにして幸せ遠い女達と罪作りな男達のお話、やっぱり怖いかも。
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.26
(4pt)

ほんまに こわい・・・

久しぶりにゾクゾクする本に出会った。寝物語にしては怖すぎる語りでしょ・・・。血みどろ系ではないので、余計リアルで震え上がった。ワタシは読後悪夢にうなされた。。寝る前に読む本ではなかったと気付いた時には、アトノマツリ・・・
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.25
(4pt)

ほんまに こわい・・・

久しぶりにゾクゾクする本に出会った。寝物語にしては怖すぎる語りでしょ・・・。血みどろ系ではないので、余計リアルで震え上がった。ワタシは読後悪夢にうなされた。。寝る前に読む本ではなかったと気付いた時には、アトノマツリ・・・
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.24
(5pt)

ホントに恐いのは生きてる人間かも。

ホラー作家だと思っていたのだけど、決して妖怪などが出てくるわけではなく。まずそこにビックリしました。しかし表題作『ぼっけぇ、きょうてえ』を始め、『密告函』『あまぞわい』『依って件の如し』の4作とも、ねっとりとした岡山弁が目にまとわりつき、身体をヌメヌメとした感じが襲います。その中でもやはり表題作が一番恐い!なによりも、これは声に出して雰囲気出して読むと、かなりキます!暑い夜にはもってこいな、ちょっとエロティシズムすら感じる話です。これは是非是非一読を。声に出して読みたい日本語に絶対に入れたい一作です。
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.23
(5pt)

ホントに恐いのは生きてる人間かも。

ホラー作家だと思っていたのだけど、決して妖怪などが出てくるわけではなく。まずそこにビックリしました。しかし表題作『ぼっけぇ、きょうてえ』を始め、『密告函』『あまぞわい』『依って件の如し』の4作とも、ねっとりとした岡山弁が目にまとわりつき、身体をヌメヌメとした感じが襲います。その中でもやはり表題作が一番恐い!なによりも、これは声に出して雰囲気出して読むと、かなりキます!暑い夜にはもってこいな、ちょっとエロティシズムすら感じる話です。これは是非是非一読を。声に出して読みたい日本語に絶対に入れたい一作です。
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.22
(4pt)

男への絶望

なにが恐ろしいって,そりゃあ,筆者の男に絶望しきっているかのような,筆致でしょう。メルヘンのかけらもない小説をホラーと呼ぶのなら,最大級のホラーです。
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.21
(4pt)

男への絶望

なにが恐ろしいって,そりゃあ,筆者の男に絶望しきっているかのような,筆致でしょう。メルヘンのかけらもない小説をホラーと呼ぶのなら,最大級のホラーです。
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.20
(4pt)

Wetな恐ろしさ

たびたびホラー小説の題材にされる、サイコキラーが重ねる残虐な殺人、DNA操作によって生み出された怪物、遠隔殺人が可能な超能力などをDryな恐ろしさとすると、『ぼっけえ、きょうてえ』はまさにWetな恐ろしさである。派手さはないが、その恐ろしさは湿り気を含んでいて、じめじめと皮膚に絡みついてくるようである。Dryな恐ろしさに慣れた今日この頃、この感覚は新鮮ですらあった。本書には、タイトルになっている『ぼっけえ、きょうてえ』を含め、4つの短編が収録されている。しかし、『ぼっけえ、きょうてえ』以外の作品は、いまひとつインパクトに欠けている。
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.19
(4pt)

Wetな恐ろしさ

たびたびホラー小説の題材にされる、サイコキラーが重ねる残虐な殺人、DNA操作によって生み出された怪物、遠隔殺人が可能な超能力などをDryな恐ろしさとすると、『ぼっけえ、きょうてえ』はまさにWetな恐ろしさである。派手さはないが、その恐ろしさは湿り気を含んでいて、じめじめと皮膚に絡みついてくるようである。Dryな恐ろしさに慣れた今日この頃、この感覚は新鮮ですらあった。本書には、タイトルになっている『ぼっけえ、きょうてえ』を含め、4つの短編が収録されている。しかし、『ぼっけえ、きょうてえ』以外の作品は、いまひとつインパクトに欠けている。
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014
No.18
(4pt)

ムセカエル

印刷された文字から臭いがする様だ。それは体液が混ざり合い、蒸発した様な怠惰の臭い。そして思いきり転んだ時、口の中で滲む血と泥の臭いが鼻に抜ける痛々しい臭い・・・。本当に体液や泥で書いたかの様。煮込んだら、凄く灰汁が出そう。濃く、酸欠しそうな登場人物たちの息使い。気が触れる直前のギリギリの神経とそれぞれの日常。方弁が使われている事で、まるで当地のただの噂話かお伽話にも思える。だけど不確かな分すごく、こわい。私事ですが、この本読んでいる時、何時の間にか眠っていた。そして明け方、目を覚ますと金縛りにあってた・・・。たぶん疲れてただけだと思うけど・・・実話です。  
ぼっけえ、きょうてえ Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえより
4048731947
No.17
(4pt)

ムセカエル

印刷された文字から臭いがする様だ。それは体液が混ざり合い、蒸発した様な怠惰の臭い。そして思いきり転んだ時、口の中で滲む血と泥の臭いが鼻に抜ける痛々しい臭い・・・。本当に体液や泥で書いたかの様。煮込んだら、凄く灰汁が出そう。濃く、酸欠しそうな登場人物たちの息使い。気が触れる直前のギリギリの神経とそれぞれの日常。方弁が使われている事で、まるで当地のただの噂話かお伽話にも思える。だけど不確かな分すごく、こわい。私事ですが、この本読んでいる時、何時の間にか眠っていた。そして明け方、目を覚ますと金縛りにあってた・・・。たぶん疲れてただけだと思うけど・・・実話です。  
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)より
4043596014