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【この小説が収録されている参考書籍】
鉤 (文春文庫)

の評価: 3.14/5点 レビュー 14件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

裏話的ミステリー

~出版の世界にも一発屋がいるのだろう。その一発屋の名前で売れなかった場合、ある程度作品の質にもよるが、名前を変えれば売れたりすることがあるらしい。また、ヒットをガンガン飛ばして儲けている作家でも、「書く」という強迫観念に駆られることはしばしばのようだ。家庭生活のストレスで「書く」ことがままならない作家がいる。版元は早く新刊が欲し~~い。でも、ストーリーのアイディアは浮かばない。出版は作家の創造的作業だけではない。よき編集者が的確なアドヴァイスをすることで、作家の持ち味が数倍にもふくれあがる事があることは事実だ。しかし、枯渇したアイディアを行かせない時、売れそうなプロットを持った売れない作家と結託したら…。ストーリー展開はあまり派手ではないが、出版界の裏が~~みえたりして面白いかもしれない一冊。ちょっと戦慄が走るといったミステリーではないのが残念。~
鉤 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:鉤 (文春文庫)より
4167661330
No.2:
(2pt)

「このミス」は何をもってこの作品を5位としたのか?

「このミス」2004年度海外ミステリーランキング5位という評判を知り読んでみたが、大変がっかりした。作品が描けない有名作家が、作品が売れない無名作家に、自分の妻を殺してくれれば、名前を貸して本を出版するという話を持ちかける。この舞台設定は興味深かった。ただしその後の「発展段階」があまりにもだれてしまっている。最後の5ページほどはなんとかつじつまを合わせたな、と感じるくらいのおもしろさはあったが、エンディングに意外感はない。英語は、現代アメリカ作家によく見られる読みやすいものだが、洗練さにかける。だからといってダイナミックな文体でもない。あまり勉強にはならないと言える。
鉤 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:鉤 (文春文庫)より
4167661330
No.1:
(2pt)

このミス5位らしいですが・・・

通称「このミス」2004年度海外ミステリーランキング5位、だそうですが期待はずれでした。偶然再会した2人の小説家。一人は売れっ子、もう一人は妻の収入に頼る身。売れっ子の小説家はスランプに陥っており、もう一人は原稿料の半分の代りに自分の作品を差し出しゴーストライターとなることを約束する。しかし売れっ子小説家からはもう一つの条件の提示が。それは彼の妻を殺すこと・・・。一体その後何が起こっていくのだろう?というあらすじと、”狂気に陥っていく人間の内面を描いた”という宣伝文句に惹かれたのですが、プロットはともかく内面の狂気、は最後まで味わうことができませんでした。なぜ主人公がそういった心境になるのか、またある行動に出るのか、あまり納得のいく人物描写も説明もないままにいくつものエピソードがラストシーンに向かうためだけに積み重ねられていった印象を受けました。作品の中では小説家が”このキャラクターはなぜこういった行動に出るのか。どうしたらキャラクターとつじつまの合うエピソードを作りあげることが出来るのか”に苦悩しながら小説を書いているだけに、この作品自体がその点に欠けていることが残念です。ラストは、予感はあるものの衝撃度はなかなか。最後の2行がうまい!と思います。
鉤 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:鉤 (文春文庫)より
4167661330

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