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(短編集)
ジョーカー・ゲーム
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ジョーカー・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全172件 41~60 3/9ページ
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スパイ養成機関、通称”D機関”を舞台に、世界各地で行うスパイ活動を軸に展開した物語。 まず、世界観がコテコテのフィクション。 軍事が力を持った世界で、大和魂云々の時代の話。かつスパイ行為を国の風潮が認めていないという二重背徳という複雑な状態。 ライトノベルほど軽くは無いが、どちらかというとその分野の方が近い感じ。 内容はほぼ1話完結。文量としてはやや少なめ。多少強引な展開も見受けられた。 スパイのイメージそのままに小説物語にした感じ。世界観を受け入れられれば、かなり面白い作品になる。 男のロマンと言ったら語弊があるが、スパイという職業に憧れた男は少なくないのではないだろうか。 そういう方にはぜひお勧めしたい作品。 | ||||
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スパイとは何かの原理原則を明確にする。 そのことが、新鮮であり、物語の価値をつくりあげている。 スパイを知り抜いた結城中佐が 陸軍にD機関を創設。 陸軍の中では、『スパイとは姑息な手段であり、 日本古来の武士道に反する』という意見があり、 『軍人でなければ人に非ず』という風潮があった。 そのなかで 『地方人』といわれる 軍人以外の民間人を採用する。 陸軍の反対の意見をモノともしない 強靭さが 結城中佐にはある。 そして、常に結果を出すことを追求する。 また、陸軍幹部の弱点も突いていく。 自らの体験も強烈で、スパイとはどうあるべきかを実践の中で教える。 佐久間陸軍中尉は D機関に 派遣された。 日本オタクのアメリカ人ゴードンは、スパイの容疑がかかった。 『スパイは疑われた時点で終わりだ。疑われているスパイに一体何の意味がある』 と結城は言う。 ゴードンのスパイの証拠を探すために、憲兵として家宅捜査をする。 その証拠は、あるところに 隠されていた。 スパイとして摘発された時には 自決することは、最悪の選択だ と、結城中佐は言う。 『武士道とは死ぬことと見つけたり。名を惜しめ。 みごとに花と散ることこそ、武人の誉れ』ということが 軍人には 徹底して叩き込まれていた。日本軍の自決の多い理由だ。 軍人とスパイの違いを明確にする中で、スパイの身の処し方を明らかにする。 『国家への忠誠心』それは 虚構だとさえ言い切る。 スパイ(諜報員)のイメージを大きく変える。それは当たり前のことだと思う。 本来のあり方としての スパイを 明確化する中で 物語はすすめられていくので、 じつに 興味が深い。このようなスパイたちが 実際 いたなら 日本の戦争と歴史はもう少し変わっていたかもしれない。 ロビンソンが 実におもしろかった。 結城は、『ロビンソンクルーソー』の本を渡すだけで、仕事をさせる。 その 読みの深さが すばらしい。 これは、よっぽど アタマを使わないと切り抜けられないね。 結城中佐は、『死ぬことなど誰でもできる』という。 死の間際になっても、アタマを使って切り抜ける。 スパイ蒲生は チェスがうまい。 それで、チェス好きのグラハムにうまく取り込む。 あたかも、グラハムが チェスに誘ったように仕掛ける。 魔都。上海でのスパイ活動 本間。 上海語などはそもそも存在しない という指摘が 驚き。 北京語、寧波語、蘇州語、江北語が使われていたと言う。 やはり、上海は 麻薬だよ。それをめぐって、欲にまみれる。 二重スパイ。そして 捕まって、その後の対処。 じつに きちんとした リスク管理が できている。 想定される あらゆる 場面を 見通すことで、 危険と失敗を避けることができる。 このスパイストーリーは よく組み立てられて、 コンセプトがしっかりしていて、したたかである。 結城中佐の采配と堂々としているのが 実にいい。 新しいスパイの物語を創出している。 | ||||
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息子にすすめられてアニメを見たとき、これは…!と思う自分のツボにストライクがガンガン決まり、お試しで買って読ませていただきましたところハマりました。 元々活字を追うのが好きなのでさらさら読めると思っていたのですが(アニメで見ていたにもかかわらず)伏線のはり方やその回収が見事で何度もページを見返しては謎が解けたときに唸ってしまったり、ととても楽しく読ませていただきました。 読んでる途中でシリーズの既刊を全て購入してしまうくらいに面白く楽しかったです。 アニメとは違う設定の所もあったり、端折られている部分が小説ではきちんとした理詰めのロジックになっていて、またアニメを見返したくなりました。 この時代の背景もちゃんと把握できつつ、スパイのかっこよさに焦点を絞ったこの作品をワクワクしながら読ませていただきました。 続きがあればまた購入したいです。 | ||||
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ハードカバーがを持っていますがアニメ表紙のものを買いました。こういう売り方もいいと思います。できるだけたくさんの人に、ラノベ以外の小説に触れてほしいなぁ、こういう、企画また立ててほしいなあも思っています | ||||
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D機関すごすぎ‼️先へ先へと早く読み進めたくなる❗️面白い‼️ | ||||
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Kindleバージョンで全て買い直して読みなおしました。 このシリーズは全部面白いです。 アニメ化しましたが、小説の方が面白い。 | ||||
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柳広司氏の熱烈なファンになりそうです。次の作品を買うことにします。 | ||||
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8月15日の未明にコンビニの書籍売り場で読み始めましたが、 満鉄調査部に居た私の父の性格の一面を再認識しました。 ただその意味でこの単純なエンタメ小説が私には面白かった。 | ||||
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飾りの少ない読みやすい文章。そんで出てる人皆かっこいいなあ。 | ||||
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中古で購入しましたが、何も問題なく逆にこれからは中古で本を買うことにしました。 本の内容はスパイ妖精から、実際のスパイ活動を読みやすい文章で書かれていて、一度読み始めたらどんどん進んでいきます。 まだ途中ですが、最後まで読むのが楽しみです。 | ||||
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良い意味でも悪い意味でも、一章が面白すぎました。 これから一体どんな風に話が進んでいくんだろう……とワクワクしながら二章を読み進めると一章とは舞台が同じだけの全くの別物。 それだけならまぁいっか、くらいで済ませられたんですがなんせストーリーやスリル、全てのことが明らかになった時の驚きが一章と比べると微妙。 ただそれは一章が面白すぎただけの話、それ以外が面白くないわけではないです。 正直私は一章だけでもこの本を買ってよかったなと思えました。 | ||||
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戦前、昭和12年に軍部のために設立されたスパイ機関。 通称D機関。 謎の指導者の下、優秀な人材を集めるほど、軍部の思惑から外れて、コントロールできない存在に。 「殺人、及び自決は、スパイにとっては最悪の選択肢だ。 」 と教える指導者の言葉に目をむく軍人。 ストーリーの全てが騙し合いの世界で溢れているため、読者まで欺かれてしまいます。 それが、また快感なのが、この作品の秀逸なところでしょう。 | ||||
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某インポッシブルなミッションをこなす映画作品とは違い、 外面よりも内面、スパイの心理面を描いた本格的な心理戦を 楽しめました。 ミッションインポッシブルよりもボーンアイデンティティーが 好きな方に向いた作品だと思います。 | ||||
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文庫本の解説で、元外務省勤務の論客である佐藤優氏が書いている言葉---インテリジェントミステリー小説---が印象に残った。使う言葉が一味違う。的確で鋭い。確かのその言葉通りの小説だった。 短編で成り立ちながら常に話の中心にいるのは結城中佐である。中間管理職の将校が織りなす人使い(人材育成)は実に巧妙で、高度な人間心理を衝いている。D機関と呼ばれる「スパイ養成機関」で結城中佐が若手スパイを育てていく様子が各々の短編で描き出され、普段の生活では見聞きすることのない世界観を描き出している。 電車の中で物語に夢中になり、降りる駅をパスしそうになる場面が多かった反面、あまりに高度過ぎて内容を充分に理解できない面もあった。しかしそんな負の面はさほど気にならず楽しめた。読後感もスッキリしている。 とにかく冷静に世間を見てよく考えることの大切さを伝えている。社会で上手く立ち回らなければならないとき、この小説で繰り返された「なにものにもとらわれるな」という原則は役立つだろう。何かにとらわれるとその瞬間から妙な尺度が生まれ、本来の姿を見誤るのは人間の性である。その性が生む誤解や認識不足を極力取り払うには、とらわれずに冷静さを保つことが必須になってくる。スパイと経営者と政治家は共通点が多い? | ||||
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日中戦争・太平洋戦争の時代を舞台とした,日本の秘密スパイ養成機関の出身者や関係者を主人公とする情報戦ミステリの連作短編集。 どの短編でも,一通り読者には種明かしに必要な材料はあらかじめ与えられているので,ミステリと呼んでよいだろう。 それぞれの短編には,序盤に見える様相をひっくり返すようなプロットが仕掛けられており,それぞれに結末まで読み進めると楽しめるようになっている。 しかし,いくつか不満な点もある。 (1) 日中戦争・太平洋戦争を舞台とするなら,プロットにもっと歴史的な広がりを絡めて欲しかった。特に戦争中でなくても,戦前のいつか,という時代背景でも話の筋に特に変わりが出るとは思えない。 (2) すべてのストーリーが,超人的な頭脳と能力を持ったスパイ養成機関のボスによって振り付けられている,という設定に,リアリティの無さを感じてしまう。 | ||||
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内容等に関してはほかのレビューにも載っているので、僕の感想だけ。 とにかく、展開が速い。軽ーい感じで読めるので、楽しい。しかも、この手の本にある昭和初期のなんか暗ーい感じ。特高登場、思想統制、欲しがりません勝つまでは。みたいなところがない。逆に明るい雰囲気のなか話が展開していく。本当に戦前のスパイ養成機関はこうだんたんだろうか。 だから、楽しく、弾むように読んでいける。スパイになりたくなった。 当然、この時代だから、パソコンやネット、スマホ。それに付随する大量のデータや情報収集衛星。なんていうものもでてこない。とにかく、人間臭く情報を収集しては、それを分析して、敵の懐に飛び込む。 だから、わかりやすい。 | ||||
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私が思い描いていたスパイとは、クールでセクシー。スパイなのに派手でカッコイイものだと思っていました。 この本の中のD機関(スパイ)の人達は、私の描いていたスパイとは大違い。 孤独で友人も作らない、周りに自分の顔や特徴をおぼえさせない、他人に成りすまして生活をしながらも繰り広げられる頭脳戦は、カッコ渋い。 | ||||
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短編もので、夢中で読めて良かったです。長編物があれば読みたくなりました。 | ||||
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この世界観は、好きなフィールドです。 映画も見ましたが、続編が期待出来そうですね(^_^)ノ | ||||
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映画化の効果か、kindleストアで大変リーズナブルな価格で購入。 全5話の構成で、さまざまな角度から活躍するスパイが描かれています。 「D機関」という極秘の養成機関で教育されたスパイは、世間から存在すら忘れられるような影の存在。 今まで映画や小説でよく見かけた「華のあるスパイ」の要素は皆無です。 結城中佐を筆頭に戦時下の世界を暗躍しています。 時代から考えて設定に無理があるという見方もありますが、純粋に楽しめる内容です。 | ||||
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