■スポンサードリンク
疫病神
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
疫病神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 81~87 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この面白い小説が漫画化されましたね! 二宮&桑原の印象がだいぶ私のイメージと違うので戸惑ってしまいましたが、漫画を読み始めて興味をもたれた方には、是非とも小説を一読して黒川ワールドを堪能して下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自称コンサルタントの二宮くんと、暴力団二蝶会の桑原くんのコンビが、 産業廃棄物処理場をめぐって、 とにかく、ひどい目に合いまくるお話(笑 もう、この桑原くんがいい味出してて。 説明するより、 是非に読んでください♪としか言えないな。 あ、おもいきり笑った後は、もれなく産廃に詳しい人になれるという、 おまけつきです(笑 しかし、どっちがどっちの疫病神なのでしょう? *******昔昔、産廃処理場の企画立ち上げて、横からかっさらわれて、 死んじゃった知り合いがおります。 そういう意味でも感慨深かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
建設コンサルタント二宮とヤクザ桑原のコンビのシリーズで今回は産業廃棄物の処分地を求めてワル同士が揉める揉める。最後には大手ゼネコンが黒幕として出てくる始末。 欲に目がくらんだ人間を描写し、想像を超えたカラクリが炙り出されるのであれば、主人公がコンサルタントでも、刑事でも面白いはずだが、『疫病神』に登場する人間は端から端まで欲の塊なので、『実録、日本のヤクザ』『産廃産業の闇』なんて感じの本(あるかどうかは知りませんが)を読んでいる気分になり、少し滅入る。 同じ、二宮・桑原のコンビでも北朝鮮を舞台にした『国境』は非常に面白かった。このコンビのシリーズのおもしろさは大阪弁によるユーモアや、主人公のワルさ度合いと矜持のバランスにあるが、『国境』のように扱うテーマが斬新であれば申し分ない。本書のように、ヤクザ同士の抗争の上にもっと悪いゼネコンがいたってのは、想像の範囲といえば想像の範囲だ。星3つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒川作品の中でも出色の一冊。全体の構成、舞台設定もしっかりしているが何よりも登場人物が秀逸。後の「国境」も含め上質軽妙なエンターテイメント。傑作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
しかしこの小説は、土捨て場がどのような理由で、どれだけの金を産み出すかといった作品だ。ヤクザが覚醒剤などで金を稼ぐってのはどうも作りもの臭い。これが本当の稼ぎかただろうと思ってしまう。 自分が土建屋ではたらいているせいで、より身近でリアルな話に思えた。ただ、一から十までちゃんと内容を理解するのはなかなか難しいかもしれない。 あと、蛇足的になってしまうが、主人公と疫病神のやり取りがなかなか面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく面白い!初期警察小説・その後のサスペンス物しか読んでない方には特にお薦めです。主人公の二宮所長も良いが、相棒の桑原がとんでもないお方で、立派にヤクザしていて何故かかっこいい。物語は産業廃棄物処理場に絡む利権の漁り合いですが、読み出せば、笑いあり涙あり(あまり無いか---)の興奮の5時間になる事請合います。正に黒川氏が大化けした作品ではないでしょうか。私としては4回も読了してしまった2冊目の本です。(関係ないですが、もう一冊は「さらば長き眠り」です。) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンサルタントの二宮、二蝶会の桑原……。この2人のコンビネーションが、ページをめくるごとにエスカレートする。ジャンル分けしてしまえば、ノワール系なのかもしれない(程度の差こそあれ、悪いやつしか出てこない)が、そういう雰囲気ではない。産業廃棄物の裏面を詳細に描くから、経済もの、または社会もの、と言えなくもない。または一種のミステリーかなあ。ジャンルを超えたサスペンスである。ハードボイルドというのがわかりやすいか(実際に文中に「かっこええがな。ハードボイルドを絵に描いたようやで」という桑原のセリフがある。ちなみにここは笑うところだが)。関西弁がいい味である。カネにまつわる現実感、組織暴力についての現実感など、関西が舞台ならではの雰囲気が非常によく出てくる。さて、これを読んだら、「疫病神コンビ」が再登場する「国境」を読まなくちゃね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!