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疫病神



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疫病神の評価: 4.24/5点 レビュー 87件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 61~80 4/5ページ
No.27:
(5pt)

おもしろい

産廃をめぐる建築会社とやくざと役人のしのぎ合いが、出だしからスピードにのって語られる。
善と悪の対峙を軸としていない、新鮮な切り口のハードボイルド。
疫病神 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:疫病神 (新潮文庫)より
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No.26:
(5pt)

悪・ワル・悪党・狡猾・狸・黒

All cast 悪!

そんな中でも際立つ桑原という存在!

通常、正義のヒーローが社会悪を叩くのだが、
黒川作品は毒をもって毒を制す。

私たちの知らない社会の暗部などは綺麗ごとでは済まされない。
ワルが悪を叩くのだから読了後、痛快で堪らない!

また二宮のキャラクターが桑原の存在を増長させる。
お互いにとって疫病神!

シリアスな問題を関西弁が切る。
黒川作品中毒です!
疫病神 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:疫病神 (新潮文庫)より
4101370133
No.25:
(5pt)

文句なく面白い

疫病神シリーズの「螻蛄」を読んでむちゃくちゃ面白かったので、このシリーズを読破しようと思い、本書を手に取ったがこちらも実に面白かった。

主人公の建設コンサルタントの二宮が関わった廃棄物処理場の開発を巡って、次第にゼネコン・その関連会社・ヤクザなどが連なる構図が明らかになる過程が素晴らしく物語としての構造がしっかりしているうえに、何といっても口が減らない二宮と腕の立つヤクザの桑原の掛け合いが楽しく、場面の展開もスピーディで飽きさせない。文句なく面白い作品だ。
疫病神 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:疫病神 (新潮文庫)より
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No.24:
(4pt)

螻蛄の方が良かったかな

「螻蛄」に続いて本書を読みましたが、そちらの方が良かったと思います。本書も関西弁の掛け合いが軽快なのは同様で、とても楽しく読めるのですが、出てくる会社や極道の組とその中心人物が多い上に利害関係があり、それらが新規に登場する都度正しい関係位置に記憶しつつ読み進むのは、わたしの能力ではなかなか難しいことでした。後半で、二宮さん(主人公の一人)が物語の中で描いた会社や組の関係図がそのままアップされたのちはよく判りましたが。
前半にある”人は生きてきたように死ぬ”という文にちょっとシビレてしまいました。
で、「暗礁」を買ってしまいました。
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4101370133
No.23:
(5pt)

時代を超えての面白さ

産業廃棄処理場建設に関する、烏合の衆たちのせめぎ合い。
利権が絡むことで見えてくる、人間の腐った部分。

それを軽快なセリフと展開で最初から最後まで読ませる筆力。
読んで損の無い作品!!
是非、おすすめです。
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4101370133
No.22:
(4pt)

登場

人物が多く名前と所属を覚えるのが大変でした((笑)
スピード感があり引きこまれました
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4101370133
No.21:
(4pt)

臨場感が素晴らしい!

さすが黒川さんだと思います。いろいろな世界を描くのが、得意な方だと思います。
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No.20:
(5pt)

ものすごく面白い!

作者の黒川博行の作品を読むのは初めてだ。「破門」で直木賞を取ったということで、まず手始めにこの「疫病神」を読んでみた。面白い。
1999年というから既に15年前の作品ではあるが、そのスピード感、人物描写の確かさ、そしてさすが在阪の人らしく、生き生きとした大阪弁の
会話が心地よい。

二宮という建設コンサルタント、というか土地や建物に関わるトラブルシューターが、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれる。この二宮自身
は、父がやくざものであったという過去はあるが、そう悪い男ではない。喧嘩もからっきし弱いし、金にも縁がない。ただ、妙に一本筋を通す
ところがあり、土壇場で意外な力を発揮する。彼がひょんなことから実質コンビを組むことになったのが根っからの筋者、桑原だ。こいつが、
無茶苦茶なやくざ。一旦走り出したら止まらないし、喧嘩もやたらと強いが、一方当り前ではあるが、善悪の基準が一般人とは遠くかけ離れ
ている。二宮にとってはとんでもない疫病神になる。

産廃業者、利権屋、政治家、大手建築会社、そして、何組かのやくざが入り乱れて、金に群がってくる。二宮も桑原も目指すところは金だ。
妙な正義感など、この作品にはない。二宮は桑原を信用していないし、桑原も二宮を徹底して利用しようとする。このでこぼこコンビが、しかし
ながら、意に反して相手の命を助け合いながら、金を追いかけるというストーリーだ。出てくる奴はほぼ皆悪い奴ばかり。桑原もそういったワルの
一人だが、妙に憎めないし、また秀逸なのは、二宮と桑原の会話。大阪弁で思い切りえげつなく、それでいてどこか逃げ道のあるユーモアが含まれ
ていてにたっとしてしまう。この「疫病神」シリーズにはまりそうだ。
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No.19:
(3pt)

破門ほどは?

「破門」、「国境」、「燻り」、「疫病神」の順で読んだが、完成度は直木賞対象となった「破門」が一番です。東京新聞のコラム欄でこの作家の最高傑作は「国境」とあったけど、素材は面白いが主人公の大阪弁といい、彼のはじけ飛ぶ様の面白さは「破門」に遠くおよばない。モデルは「よ・・・・・し」かな。
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No.18:
(5pt)

天才

リアル。これは映画化するべき。
あっという間に読んでしまいます。面白いから何回も読んでしまいます。
小節とは関係ないですが、私は仕事でスーツを着るのですが、桑原のファッションをマネしたくなるほどオシャレです。
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No.17:
(5pt)

桑原・二宮コンビが最高

疫病神シリーズは「暗礁」から読み、次に最初に出版された本作品を読んだが支障なく愉しむことができた。
ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮のコンビの掛け合いは面白く、あえて言えばヤクザものというよりはハードボイルドものに分類できよう。
桑原のイケイケな性格ながら時に冷静に計算硬く動き、男気もあるようなキャラも気に入った。

産業廃棄物を巡り利害が対ロする組織がしのぎを削るストーリーであるが、実際にありそうな話でもあり夢中で一気読みさせられる面白さがあった。
このシリーズは、全て読んでいこうと思う。
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No.16:
(5pt)

シリーズものと知らなくても関係ないです。

暗礁だとか国境だとか途中から読んで疫病神を購入しても違和感なしです。何度も同じような登場人物の紹介を目にすることになりますがそれは仕方ないですね。一気読み中毒必須のおもしろさです。
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No.15:
(5pt)

メチャ面白い!

レビューの評判通り面白い、中断して、栞をはさめない。次ぎも著者の作品読もう。
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4101370133
No.14:
(4pt)

内容に惹かれ

主人公とヤクザの絶妙な関係が楽しく、痛快娯楽作品として拝読いたしました。
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No.13:
(5pt)

満足です

想像以上に立派な本でびっくりしました。安く手に入って満足です。
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No.12:
(5pt)

おもしろい

大阪弁ですごく読みやすかったです。。少しハードボイルド的な内容
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No.11:
(3pt)

だるい

つまらなくはないけど結構中弛みする。 利害関係も分かりづらい。

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No.10:
(4pt)

関西アングラノワール おもろいで〜ッ!

建設コンサルタントの二宮は、依頼のあった建築現場の
「サバキ」を桑原のいる二蝶会に仲介します。
そんな事から二人は産業廃棄物の最終処分場の建設に絡む
トラブルに巻き込まれ(自ら飛び込み?)ます。
総事業費百二十億のビッグプロジェクトに関わったおかげで
ヤクザに叩かれ、ロープで吊るされ、拳銃を突きつけられ
ボロボロになりながら最終的に二宮の手元に残った金は百十万。
何とも割に合わないシノギでしたが、借りはきれいに返し、
約束の金はびた一文欠けずに払って仕事のケジメはちゃんと付けました。
ここが二宮のスゴイところです。
イケイケヤクザの桑原さんも内心では一目置いているのではないでしょうか。

保彦・啓之は“やすきよ漫才”を超えた! ・・・ 多分。

二宮&桑原 WILL BE BACK IN “国境”


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No.9:
(4pt)

産廃処理場の巨大利権に複雑にからみあうワルどもの欲望

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の実情について興味があったので、同じ黒川博行著の『国境』を読んでいたら、レビューで『国境』は本書の続編で、先に本書を読んだ方が良いという記載があるではないか。あわててネットで中古本を購入して読んだ。
舞台は大阪。物語は、ミナミの雑居ビルでしがない建設コンサルタントを営む二宮が、ある産廃の中間処理業者から工事を申請するに当たって必要な水利組合長の印鑑を成功報酬500万円でもらう依頼を受けたところから始まる。補償金の値上げをたてにくだんの水利組合長は判を捺し渋っているという。ここから相棒となるカネの匂いを嗅ぎつけた極道の桑原と共に、産業廃棄物の処分地をめぐっての、ゼネコン、土建屋、コンサルタント、不動産屋、地上げ屋、地方議員、極道たちの、複雑に絡み合った利権争いの渦中に巻き込まれるのだ。
このワルふたり組みが、さらなるワルどもを相手にドツキ、ドツカレ、敵味方入り乱れながら利権の山を掻き分け、命の危険にまでさらされ、問題の真相に迫っていく・・・。「ほんまにダイハードやね。」とは、二宮の事務所のバイトの悠紀(ユキ)の言葉だ。全編大阪弁で繰り広げられる会話が物語の臨場感をいやがうえにも盛り上げていく。
本書は、産廃処理場の巨大利権に複雑にからみあう人間の欲望をテーマとしながらも、まるでパッとしない男二宮が、ここ一番、こだわりを持ってぎりぎりのところで踏ん張る。請け負った仕事はあくまで筋を通して身体を張る姿を描き、極道の桑原共に、結局は大きな儲けにはならず、元々の報酬しか手に入らないが、そこに男たちの心意気というか矜持が垣間見える。内容はむちゃくちゃだが、読後に妙な爽快感を感じるのはそのあたりかもしれない。
疫病神 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:疫病神 (新潮文庫)より
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No.8:
(5pt)

産廃にうごめく黒社会

週刊漫画雑誌に連載中に、より詳しく内容を知りたくて、この文庫本を買いました。
〔疫病神〕と聞くと、触りたくない神様の存在を感じ、誰のことを指してこの物語が成り立っているのか興味が湧きました。
現代の日本に於ける建築時に排出される産業廃棄物(産廃)。いわゆるゴミです。
燃やすこともリサイクルすることもできない産廃は、埋め立てます。
その為の“埋め立て地”にうごめく関係者たち。
土地所有者、管理団体、市議会議員、ゼネコン、産業廃棄物業者、不動産屋、解体業者、コンサルタントそしてヤクザ(黒社会)。
何が正しくて、何をねじ曲げるのか?
誰が正しくて、誰が裏で糸を引いているのか?
利権、リベートの裏に必ず顔をのぞかせる黒社会の人々と、そこに巻き込まれた建築コンサルタントの必死の逆転劇です。
疫病神 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:疫病神 (新潮文庫)より
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