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アニーの冷たい朝
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アニーの冷たい朝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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「熊本県警に問い合わせた結果、該当する人物はいません」 免許証には「熊本県」と記載されていた。 ここら辺から詐欺犯の正体が分からなくなり、北陸の寒村出身らしいと言われても、半信半疑の状態だ。ラスボスの正体に至っては、雲をつかむような気がした。 免許証の偽装といい、契約の二重、三重の偽装といい、訳が分からなくなった。 知能犯や詐欺犯は、殺人を嫌うという話を聞いたことがあるが、この事件では両立している。参考文献として117号が掲載されているが、どういう箇所が参考になったんだろうかと、不思議な気がした。 陰惨たる結末になりそうだったが,明るい気持ちで読み終えられて,ホッとした。 | ||||
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優 | ||||
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黒川博行作品はハズレがない。一気に読んでしまうほど面白い。 | ||||
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黒川氏の作品の中で、震えが止まらないものでした。現実にこういう殺人事件があっても不思議ではないと感じました。ますます黒川氏の世界にはまってしまいました。 | ||||
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特なし | ||||
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著者の、他の作品ではない、こんな、本格的サスペンスも、面白い、黒川博行の、限りない、才能を、感じる。 | ||||
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私は作者のファンで、「後妻業」、「疫病神」シリーズ、初期の本格ミステリ色の濃い作品などを読んで来た。その中で、本作はサイコ・キラーを扱った異色作。それも、絞殺した若い成人女性に女子高の制服(次は大学生風ファッション)を着させて、陰毛を含む全身の毛を剃ってマネキン化した後、 屍姦するという異常さ。人形ゴッコという事か。 しかし、女子高の制服と言い、女物の下着類と言い、被害者達の体内に残された精液と言い、物証が多過ぎる。作者はこれをどうサバこうとしているのか ? そして、3人目の被害者はOL風の装いで、益々、人形ゴッコ(成長するからリカちゃん人形か?)という線が濃い。3人の<missing link>が"デート商法"である事も分かって来た。捜査を担当するのは大阪府警の主に2人の刑事だが、作者の特長である大阪弁での歯切れの良い会話はなく、地道である。これらと並行して、被害者候補の由実という女性教師の言動が冒頭から子細に綴られ、"デート商法"に騙された由実の探偵ゴッコが本作の横軸になっている。しかし、犯人の原体験(幼少の頃、眼前で愛猫を自動車事故で失った)を書いているのはチョット拙い感がある。犯人は今でも"洋服を着せた"猫を飼っているからである。なので、「犯人=服飾デザイナー」と考えると様々な点で辻褄が合ってしまう。 作者の事前取材も有名だが、本作では"デート商法"が対象なのだろうか。これとサイコ・キラーを組み合わせた点が本作の主眼だと思うが、今一つ冴えがない。刑事の捜査・推理に際立った点がなく、犯人が原体験から如何にしてサイコ・キラーになったかの過程の描写もなく(中高生くらいで何らかの犯罪を犯している筈)、由実に関するサスペンスにも緊迫感がなく、結局、精液の問題は逃げているしで、瑕疵が多い気がして期待外れだった。 | ||||
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黒川の作品は「疫病神シリーズ」や「悪果」「繚乱」「後妻業」等のいわゆるノワールものを中心に読んできた。 特に長編ものの刑事同士ややくざもんたちが繰り広げる大阪的やり取りが抜群に面白く、また極めて 念入りな取材がされているんだろうなあと思わせるリアリティも大好きである。この作品「アニーの冷たい朝」は そういった作品群よりやや前に書かれたものだが、大阪人の会話の妙といったところは大きく省かれている。 一方、黒川はこんな作品も書いていたのかと思わせるカテゴリーのものだ。大きい枠で言うと刑事ものだが、 推理小説としてなかなか犯人が判明しないように筋を組み立てていること、猟奇殺人というかなり派手な 題材で、アクションも多々出てきており、流石黒川、立派な良質なエンターティンメントに仕上げている。黒川作品に 共通する「ページをめくる手が止まらない」こと必至である。ところでこの作品の最初の文庫版に解説を 書いた鷺沢萠の解説を黒川はあとがきで再度載せている。彼女は黒川と個人的に親しかったらしいが、 わずか35歳で早世している。彼女の解説がとてもいい。黒川という作家、そしてこの作品を見事に解説 している。中辻理夫が長ったらしい解説を載せているが、こんなのを読んでも何の役にも立たない。 鷺沢萠の解説の方が圧倒的に素晴らしい。まあ、解説をレビューしても詮無いが。 | ||||
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デート商法による詐欺事件と、女性連続殺人事件。 被害者の三人の屍体は、犯人が用意したと思われる制服やテニスウェアを着せられ、死姦されている。しかも、全身の体毛を剃られ化粧を施し両手を体側にぴたりと添わせ、まるでマネキンのような状態に。 警察は被害女性の三人に共通点を見いだし、次の被害を防ぐべく犯人像に迫るも、共通点を備えた主人公、足立由美に危機が迫る…… 後半の、警察が犯人を絞り込み追跡を続けるシーンと、足立由美に連続して迫る危機の描写は、先の展開が気になり一気に読んでしまった。 テレビドラマの後妻業が面白く、原作者の黒川博行氏に興味を持ち、読んでみました。 本作は娯楽小説としては充分面白く、お金を払って読むに値すると思う。 だけど、後妻業の主人公(犯罪者)に見られる物悲しさやペーソスがなく、その点は今ひとつだったかな。あと、カタルシスもあまり感じなかった。 僕が期待した要素がなかっただけのことですが、評価は3.5です。 | ||||
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題材が悪趣味やなと思ったけど、スリリングで一気に読んでしまいました。かっこいい終わり方。 | ||||
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黒川作品は人生で一番ハマった。 何を読んでも外れがない。 あ~後二~三冊で終わってしまう。 | ||||
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異常な連続殺人事件。 同時進行の詐欺事件。 じわじわ進む殺人計画。 少しずつ進む警察の捜査に早く!早く!と焦る思い。 最後の最後までドキドキハラハラさせられました。 とにかく先へ読み進むのが楽しみな作品でした。 | ||||
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このシリーズは3作目ですが、ストーリーは一番面白かったです。 | ||||
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黒川作品未読も後この作品を入れて2冊とな ったが、今回は変質者性犯罪物、当然これも面白い、5本の指に入る。出来栄え。 | ||||
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凄いの一言!今までの警察シリーズと違ってるけどどんどん引き込まれてまう。今1番好きな作家さんです。 | ||||
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創元推理文庫の黒川作品はすべて読んでいます。当然のことながら、今回も大阪府警捜査一課の人々が活躍します。女性をマネキンのごとく扱う犯人。それを追い詰めていく刑事たち。警察の動きをあざ笑うがごとく、犯行は重ねられていきます。今回も、刑事達の軽妙な会話を楽しみつつ読めるなぁ…と思っていたのですが、微妙に今までの流れとは違っています。だからといって、面白さに欠けるかというと、とんでもない!進むこと、進むこと!! 一晩で読破してしまったじゃないですか。創元推理文庫8冊目となる、今作品を僕はNo1に推したいですな。付け加えると、後書きに今は亡き「鷺沢萠」さんのものが載っています。これがまた、涙を誘う名文であります。後書きなので、本文を読んでから読むことを勧めます。 | ||||
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