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インターセックス



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【この小説が収録されている参考書籍】
インターセックス
インターセックス (集英社文庫)

インターセックスの評価: 3.98/5点 レビュー 54件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 1~20 1/3ページ
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No.42:
(5pt)

オススメです!

同じ著者のエンブリオ上下巻の続きのお話です。大変面白く一気読みしてしまいました。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
4087467295
No.41:
(4pt)

インターセックスに関する結論は読者に委ねるということか

男女の性別、性同一性障害とは異なる第三の性、もっと言えば第四、第五まで分類ができる性がある、ということを現実として知ることができたのは大変勉強になりました。医院長の結末があまりにも急展開過ぎて、もっと、岸川対秋野のバトルがあり、そこに「インターセックス」への一石を投じる議論が深まれば面白いのではないかと感じました。たぶん、この話の前段の「エンブリオ」を読むともっと面白さがわかるのかなと思いました。性別に関して、これから現実的に議論が必要な分野なのだろうと思います。
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4087467295
No.40:
(5pt)

面白かった

ノンフィクションかと思わせる精密な内容,さすが医師です。非常に考えさせられた、本でした。
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4087467295
No.39:
(5pt)

価値観をひっくり返される作品

「エンブリオ」の続編と知らずに手に取って、読み始めましたが、ぜひエンブリオから読むことをお勧めします。

また冒頭の裁判は

「なぜ、無実の医師が逮捕されたのか」http://amzn.asia/5t8rfti

こちらの事件をベースにしているので、こちらもお勧めです。

さて、タイトルに書いたように私にとっては、価値観をひっくり返された作品です。

「インターセックス」というあまり馴染みではないテーマについて考えさせられました。

今後、少し勉強してみようかと思いました。

「男と女」と二項対立で考えることを止める、というのは並大抵のことではありませんが、

これは「性別」に限らず、さまざまな価値観についても言えます。

その間の多様性を認めることにより、人間はより人間らしくなりうるのでは、と。

例えば、A国人とB国人と分けることが、ひいてはナショナリズムにつながりますが
ボーダーレスなグローバルな世界になれば、そんなこと言えなくなります。

そうなれば、もっと平和になるのでは、とちょっと「お花畑的」な発想かも
しれませんが、自分の価値観の見直しが迫られるような気がしました。

おススメできる作品ですが、電車内で読むときはブックカバーなどを使用された方が良いと思います。
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4087467295
No.38:
(5pt)

医師作家ならではの問題提起、ジェンダー問題を考える視点が得られる。

初めて読んだ帚木作品。医師でなければ書けないのではないかと思われる産婦人科・生殖医療の実態が垣間見える。
男女という二分法ではない性の世界の多様性を見ることができ視野が広がった。
医療者の視点が単に治療することから患者の生き方やメンタルケアまで含めた患者中心視点に代わってゆく姿がこれからの医療の在り方を示唆している。
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4087467295
No.37:
(5pt)

衝撃の展開、精神科医・作家の本領発揮の好著!

思いもしないラスト!しかし、この著作で初めて男と女以外の性があることを知り、ビックリ。というより、社会が無視し、本人とその家族だけが絶望の中で生きていることを知った。若い夫婦を含め、必読の書だ。
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4087467295
No.36:
(4pt)

男性でも女性でもない「中間的な性別」で生まれた人たちの悩みとそれに取り組む医師の日常と理想を描いた小説。未知の分野に心を動かされる。

インターセックスは、たとえば解剖学的な生殖腺が先天的に定まっておらず、外形的な生殖腺の形と染色体による男女が一致していないような症状をいいます(ちょっと曖昧に書いています)。さまざまなパターンがあります。昔は両性具有とか半陰陽とか呼ばれていました。フェデリコ・フェリーニの映画「サテリコン」(1970, Satyricon)に実際に出演していたのが思い出されます。性同一性障害とは、まったく違います。
 帚木 蓬生(1947-)さんの「エンブリオ」(2002)を読んでいたので、すぐ続編だと分かりました。外性器が「正常」ではないことに悩む患者たちに、主人公が寄り添って対応していく姿に心を打たれます。医療は処置し、投薬することではなく、患者の話を聞いて寄り添うことだという精神科医としての作者の信念が貫かれています。
 小説的には殺人事件の謎解きサスペンスのようになってしまい、後半はやや期待はずれですが、このような日の当たらないテーマを取り扱っていることに頭を垂れる思いがします。
 なおインターセックスという言葉は、今では疾患を正しく表していないということで、医療の現場では使われなくなっているようです。
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4087467295
No.35:
(5pt)

面白かった

ラストがよかった。
この本を読む前に、エンブリオを読んだ方が話のすじが分かりやすいです。
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4087467295
No.34:
(4pt)

セクハラ職場

インターセックスに関すること、とくに当事者の深い悩みについて、素人にもわかりやすく表現されていた。むしろ院長や病院に関わる謎解きなど省き、このテーマを深めて欲しかったくらいです。

医師でもあるこの作家のまじめな姿勢が感じられる作品ではありますが、気になって仕方なかったのは、主人公に対する職場のおっさん連中のセクハラ発言の数々です。はじめは不快でしたが、あまりに頻繁に発せられるので、しまいには笑えてきました。セクハラ発言を受けても無反応な主人公にもびっくりでした。

セクシャリティーをテーマにしながら、なんでこんなことになるのか、ちょっと理解できませんでした。

とはいえ、インターセックスについて小説という形で知ることができたという点で、出会えてよかったと思える作品です。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
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No.33:
(5pt)

人間というものを考えさせられる

確かに、世の中、男か女に分けられている。
性別は「男・女」のどちらかに丸を付けるのが一般的。しかし確かにある一定の確率で半陰陽が生まれることは事実である。日頃表には出ない部分であるだけになかなか情報が得にくく、一人で、家族の中で悩むのが多くの場合であろう。
「男である前に、女である前に、人間である」という事実を深く考えさせられた。
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4087467295
No.32:
(5pt)

考えさせられた

インターセックスって?
って状態だった自分にはとても衝撃的でした。
世界には自分が知らない世界で苦しんでいる人が多く存在しており、そんな人たちを少しでも理解できたらいいなとこの作品を読んで思いました。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
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No.31:
(4pt)

ミステリとは知らずに読んで

帚木蓬生さんの小説ははじめて読みましたが、読みやすいです。
こちらも、あっという間に導入から引き込まれ読み進みました。
ミステリ仕立てだったようですが、実は知らずに読んでいたので、人間について書かれたものかと思っていたら、段々とそちらの方向へ。
しかし、そうであってもヒューマンドラマを書き込んでいる為、途中コンテンツが詰め込まれすぎ、話の本筋が見えなくなりますが、最後で駆け足に纏めています。
ちょっと導入が良かっただけに、途中膨らみすぎて、最後駆け足が残念かなとは思いますが、基本的にはお薦めの一冊です。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
4087467295
No.30:
(4pt)

性別のあいまいさ

両性具有、それが話題になるのはスポーツ大会の時、よい成績を出した女性選手が実は男だったと成績を無効にされるという事件がおきたときである。
それ以外この問題はあまり取り上げられることがない。
性同一性障害と違い、肉体的な欠陥(!)として最もデリケートな秘密として隠されているものではないだろうか?
「エンブリオ」で悪魔のような天才医師として描かれた岸川、彼は産婦人科医の医療裁判で現在産婦人科が抱える問題について的確な証言を行う、それを傍聴していた産婦人科医秋野翔子は彼の経営する病院で働くこととなり、以前岸川が行った犯罪を暴いていく。

インターセックス(半陰陽)に対し、早期から肉体的な手術やホルモン治療を施し性を決めてしまおうとする岸川、それに対し、なるべくそのままにしてその肉体を尊重すべきという秋野。
この二人の考えはどちらが正しいとはいえない、しかし岸川が「エンブリオ」の時に行っていた恐るべき実験(男性の出産)はそういった半陰陽の人に光明を照らすものであったという事、悪魔のようだった岸川の別の面もわかってくる。

性を認識し、色々な意味で考えさせられた作品であった。

インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
4087467295
No.29:
(4pt)

性別のあいまいさ

両性具有、それが話題になるのはスポーツ大会の時、よい成績を出した女性選手が実は男だったと成績を無効にされるという事件がおきたときである。
それ以外この問題はあまり取り上げられることがない。
性同一性障害と違い、肉体的な欠陥(!)として最もデリケートな秘密として隠されているものではないだろうか?
「エンブリオ」で悪魔のような天才医師として描かれた岸川、彼は産婦人科医の医療裁判で現在産婦人科が抱える問題について的確な証言を行う、それを傍聴していた産婦人科医秋野翔子は彼の経営する病院で働くこととなり、以前岸川が行った犯罪を暴いていく。
インターセックス(半陰陽)に対し、早期から肉体的な手術やホルモン治療を施し性を決めてしまおうとする岸川、それに対し、なるべくそのままにしてその肉体を尊重すべきという秋野。
この二人の考えはどちらが正しいとはいえない、しかし岸川が「エンブリオ」の時に行っていた恐るべき実験(男性の出産)はそういった半陰陽の人に光明を照らすものであったという事、悪魔のようだった岸川の別の面もわかってくる。
性を認識し、色々な意味で考えさせられた作品であった。
インターセックスAmazon書評・レビュー:インターセックスより
4087753867
No.28:
(5pt)

医療問題に一石を投じる。

「エンブリオ」の続編で、舞台はサンビーチホテル。産婦人科、中でも体外受精や性転換手術、生殖医療、臓器移植技術などの最新技術を誇り、充実したサービスで評判高い一流一大病院。

登場人物も、「エンブリオ」でお馴染みのヒトたち。主人公は、岸川院長から泌尿婦人科のドクター、秋山翔子にバトンタッチされています。彼女は岸川院長にヘッドハンティングされ、サンビーチ病院にやってきました。

「インターセックス」、彼女が主とする患者。本書は、タイトル通り、そのインターセックスを深く、深く掘り下げた作品なのです。
インターセックスの発現率は100人に1.5人。激しい痛みを伴う手術を幼き頃から何度も何度も繰り返し、その珍しさ、貴重さゆえに、まるで見世物のように扱われる。
診察台のカーテンの向こうには何十人という医師が、自分を“観察”しているのです。
想像するだけで、胸が痛いですね。
秋山ドクターはそのような診療に疑問を呈し、インターセックスの患者に救いの手を差し伸べる、名医なのです。

彼女は患者の話を丁寧に聞き、また、彼らの納得がいくまで説明をします。彼女のような医師が多く存在したら、それがインターセックスでなくとも、例えば、摂食障害などココロの病気であっても、どれほど救われることでしょう。

さらに、秋山医師だけじゃない。サンビーチホテルには名医が揃っているのです。
医師たちは病院の運営について自由に意見交換をし、向上心あふれ、明るく、意欲的な医師ばかり。それを束ねる岸川院長。病院の運営が危ぶまれ、そして、産婦人科医が不足する現実社会で、こんなリーダーがいたら救いなのでしょうね。

著者、帚木蓬生氏は医学部卒業というだけあって、医療に関する情報が膨大で、いったいどこまでがフィクションなのか判断しかねます。
さらに、ミステリー小説でもあるんですよね。秋山ドクターの謎解きが、ムツカシイ医学用語の合間に的確なタイミングで配置されているのも、読者を決して飽きさせないし、見事だなあ、と感心してしまいます。

どんな結末を迎えるのか、ドキドキしながら読み進めていきますがラストはすごい!
釘付けです。そして、泣けます。
分厚い本ですが、一気に読めてしまいます。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
4087467295
No.27:
(5pt)

医療問題に一石を投じる。

「エンブリオ」の続編で、舞台はサンビーチホテル。産婦人科、中でも体外受精や性転換手術、生殖医療、臓器移植技術などの最新技術を誇り、充実したサービスで評判高い一流一大病院。
登場人物も、「エンブリオ」でお馴染みのヒトたち。主人公は、岸川院長から泌尿婦人科のドクター、秋山翔子にバトンタッチされています。彼女は岸川院長にヘッドハンティングされ、サンビーチ病院にやってきました。「インターセックス」、彼女が主とする患者。本書は、タイトル通り、そのインターセックスを深く、深く掘り下げた作品なのです。
インターセックスの発現率は100人に1.5人。激しい痛みを伴う手術を幼き頃から何度も何度も繰り返し、その珍しさ、貴重さゆえに、まるで見世物のように扱われる。
診察台のカーテンの向こうには何十人という医師が、自分を“観察”しているのです。
想像するだけで、胸が痛いですね。
秋山ドクターはそのような診療に疑問を呈し、インターセックスの患者に救いの手を差し伸べる、名医なのです。
彼女は患者の話を丁寧に聞き、また、彼らの納得がいくまで説明をします。彼女のような医師が多く存在したら、それがインターセックスでなくとも、例えば、摂食障害などココロの病気であっても、どれほど救われることでしょう。
さらに、秋山医師だけじゃない。サンビーチホテルには名医が揃っているのです。
医師たちは病院の運営について自由に意見交換をし、向上心あふれ、明るく、意欲的な医師ばかり。それを束ねる岸川院長。病院の運営が危ぶまれ、そして、産婦人科医が不足する現実社会で、こんなリーダーがいたら救いなのでしょうね。
著者、帚木蓬生氏は医学部卒業というだけあって、医療に関する情報が膨大で、いったいどこまでがフィクションなのか判断しかねます。
さらに、ミステリー小説でもあるんですよね。秋山ドクターの謎解きが、ムツカシイ医学用語の合間に的確なタイミングで配置されているのも、読者を決して飽きさせないし、見事だなあ、と感心してしまいます。
どんな結末を迎えるのか、ドキドキしながら読み進めていきますがラストはすごい!
釘付けです。そして、泣けます。
分厚い本ですが、一気に読めてしまいます。
インターセックスAmazon書評・レビュー:インターセックスより
4087753867
No.26:
(5pt)

インターセックスって

ずっと謎の言葉だった半陰陽という意味が非常に分りやすく、しかも真摯に捕らえなければならない社会問題として提起されていた。ストリーそのものも新鮮で、さすが医者の作家が書いたらしく読み応えがあった。サスペンスとしてより、ドキュメンタリー風の読み物として面白かった。結びは5人の人命を手に掛けた医者の最後としてはちょっと出来過ぎ?という気もしたが。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
4087467295
No.25:
(5pt)

インターセックスって

ずっと謎の言葉だった半陰陽という意味が非常に分りやすく、しかも真摯に捕らえなければならない社会問題として提起されていた。ストリーそのものも新鮮で、さすが医者の作家が書いたらしく読み応えがあった。サスペンスとしてより、ドキュメンタリー風の読み物として面白かった。結びは5人の人命を手に掛けた医者の最後としてはちょっと出来過ぎ?という気もしたが。
インターセックスAmazon書評・レビュー:インターセックスより
4087753867
No.24:
(4pt)

難しいテーマですが、衝撃を受ける

医療分野の専門用語がたくさん出てきて、少し難しい部分もあるが、私にとって斬新なテーマなので、面白く思いました。こういう人もいると改めて勉強になったという気持ちで、非常に良い作品だと思います。世の中に本当に生れ付きで色々な病気や悩みを持っている人がいて、もし自分がこういう人に出会ったら、理解の気持ちで接していきたいと思います。読む価値があると思います。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
4087467295
No.23:
(5pt)

インターセックスに対する作者の考えに驚いた-Let ie be

本書の冒頭では産婦人科医が過失致死で逮捕された福島事件を模した場面が語られる。岸川医師は弁護人として、医師の技術、対応が問題なかったこと、いかに検事らが言い立てていることが机上の空論であるかを述べる.彼の意思にはぶれがなく、法をおかさなければ理想の医師像だろう。今回はインターセックス(半陰陽、両性具有)の問題に言及している.医師はその力でどちらかの性に押し込めようとする。あくまでそれが善だと思っている。私もそう思っていた.しかし、これは余計なお世話だったのか?医師のバターナリズム、ナチュラリズムが必ずしも正しくないという考えに感慨を覚えた.エンブリオの解決編は必要ないように思う。岸川の遺書によるエンディングは彼を善意の人として終わらせたかったのだろうが.結局自分の作った病院を残すために秋野を丸め込み、自分の息子を次次期院長にしたいというエゴ丸出しでかっこわるい。興ざめだった。
インターセックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インターセックス (集英社文庫)より
4087467295

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