ギャンブル依存とたたかう
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ギャンブル依存とたたかうの総合評価:
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嗜癖臨床にあってセルフヘルプ・グループに過剰に期待を寄せる(悪く言えば丸投げする)ような治療者の発想は、個人的には20世紀までにしておいてもらいたい。ソリューション・フォーカスト・アプローチも元々はアルコール依存症の治療法として確立されましたし、変化の段階理論も、リラプス・プリベンションも、嗜癖臨床の現場から登場してきました。いいか悪いかは別にして、そういった治療理論の記載が全くないのは、もしかしたらこの著者は、知っておられないのかな、と思わずにはいられません。そのうえで12ステッププログラムを最上のものと位置付けるのは臨床実践の現場に携わる者としては不勉強のそしりは免れないでしょう。 | ||||
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図書館で本書を見つけました。 ギャンブル依存症の恐ろしさを感じるとともに、病気であることを認識しました。 一読後、ギャブル依存に陥った親族に読むことを勧めました。 依存症当事者が、「是非いつもそばに置いて身を正したい」と言いましたので、プレゼントする為に購入しました。 鞄に入れて、自分を律しているようです。 本人、家族等関係者の方々にも読んでいただき、一人でも多くの方がギャンブル依存症から立ち直って自らの人生を大切に生きていただきたいと思います。 | ||||
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心理学のサークルで、テキストとして使っています。 ギャンブル依存の実態や治療の経過などが、分かりやすく書かれています。 とても読みやすいです。 | ||||
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配偶者が永年のギャンブル依存から脱出しようとして、苦しんでいます。この本を読んで、客観的に見ることができるようになり、 力になってあげられそうな気がしてきました。 | ||||
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患者が200万人いると推測されるにもかかわらず、まったく治療や対策がなされていないギャンブル依存症。アルコール依存症と同じく、病気であるために患者の意思の力によって改善する見込みはなく、精神病院入院による治療プログラム(面接やグループミーティング等)から、退院後は自助グルーフに参加し続けなければならないという、ギャンブル依存症の特徴について詳しく分かり易く書かれている。 帚木蓬生は作家としてあまりに有名だが、精神科医としてギャンブル依存の問題にも取り組んでいて、福岡県中間市でギャンブル依存症を診ることができるクリニックを開設している。現場で診療に当たっている医師の言葉は非常に説得力があった。 ギャンブル依存は日本では全く問題視されておらず、患者数の多さと症状の深刻さに比べて、社会の関心はあまり低い。ギャンブル依存が進行性の病気であり、自分の意志でギャンブルを止めることができないということさえ、認知されていない状況だ。 ギャンブル依存症患者の頭の中は、ギャンブルをすることだけで占められており、その衝動を抑えることは自分の意志では全く不可能なのだ。人間の頭はギャンブルに嵌りやすいようにできていて、意志の力ではどうにもできないということが、もっと社会に理解される必要があるだろう。 こうしたギャンブル依存症の実態を社会が知り、治療に乗り出さなければ、このままでは国が壊れてしまうと著者は警鐘を鳴らす。著者が最も問題にしているのは、パチンコ。 日本ではパチンコは「遊戯」とされており、「賭博」とはされていない。しかし実態は勝負によってお金を得ることができる賭博であることは、日本人の大人なら誰でも知っている。これを「賭博ではなく遊戯だ」と言い張る姿を著者は「この事実を諸外国が知れば、何という未開の非文明国かと一斉に笑うでしょう」と書いているが、全くその通りだ。 他の人のレビューの中に「ギャンブル依存症の治療法に関する記述が物足りない」という趣旨のことが書いてあったが、ギャンブル依存症に治癒はない。「今日1日ギャンブルをしないで過ごす」という生活を一生続けるだけだ。その手助けを治療機関やGAが行っている。薬を飲んだり入院したらギャンブル依存症が治るという魔法のような方法はいまだに見つかっていない。 | ||||
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