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インターセックス
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インターセックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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インターセックスについて非常に勉強になる一冊です。 今年、オリンピックのボクシング競技に参加したインターセックスとみられる選手が猛烈に批判されましたが、批判する人たちにはこの本で当事者たちの真実や悩みをまず知って欲しい。 染色体XYなら100%男性だ、女子競技に出るなんてけしからんという意見がいかに一面的で無知に基づくものか理解できるはずです。 一方、殺人事件のミステリーとしての出来はイマイチで、むしろ物語の蛇足になっている。 変に事件を絡ませずにインターセックスだけに焦点を当てた物語にしたほうが面白かったと思う。 | ||||
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女性は特に読んでいてきついのでは。個人的に無理で、途中でやめました。 個人差あるかも。 | ||||
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エンブリオが、そこそこ面白かったので、その続編である本書も読んでみました。確かに、医療に関する部分については、流石に興味深いものではありました。しかし、サスペンスとしては如何なものでしょうか?あまりにも酷すぎませんか?あまりの稚拙さに、怒りすら覚えました。残念です。 | ||||
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普段目にしないところの奇形があることに驚きました。 | ||||
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同じ著者のエンブリオ上下巻の続きのお話です。大変面白く一気読みしてしまいました。 | ||||
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男女の性別、性同一性障害とは異なる第三の性、もっと言えば第四、第五まで分類ができる性がある、ということを現実として知ることができたのは大変勉強になりました。医院長の結末があまりにも急展開過ぎて、もっと、岸川対秋野のバトルがあり、そこに「インターセックス」への一石を投じる議論が深まれば面白いのではないかと感じました。たぶん、この話の前段の「エンブリオ」を読むともっと面白さがわかるのかなと思いました。性別に関して、これから現実的に議論が必要な分野なのだろうと思います。 | ||||
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ノンフィクションかと思わせる精密な内容,さすが医師です。非常に考えさせられた、本でした。 | ||||
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「エンブリオ」の続編と知らずに手に取って、読み始めましたが、ぜひエンブリオから読むことをお勧めします。 また冒頭の裁判は 「なぜ、無実の医師が逮捕されたのか」http://amzn.asia/5t8rfti こちらの事件をベースにしているので、こちらもお勧めです。 さて、タイトルに書いたように私にとっては、価値観をひっくり返された作品です。 「インターセックス」というあまり馴染みではないテーマについて考えさせられました。 今後、少し勉強してみようかと思いました。 「男と女」と二項対立で考えることを止める、というのは並大抵のことではありませんが、 これは「性別」に限らず、さまざまな価値観についても言えます。 その間の多様性を認めることにより、人間はより人間らしくなりうるのでは、と。 例えば、A国人とB国人と分けることが、ひいてはナショナリズムにつながりますが ボーダーレスなグローバルな世界になれば、そんなこと言えなくなります。 そうなれば、もっと平和になるのでは、とちょっと「お花畑的」な発想かも しれませんが、自分の価値観の見直しが迫られるような気がしました。 おススメできる作品ですが、電車内で読むときはブックカバーなどを使用された方が良いと思います。 | ||||
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初めて読んだ帚木作品。医師でなければ書けないのではないかと思われる産婦人科・生殖医療の実態が垣間見える。 男女という二分法ではない性の世界の多様性を見ることができ視野が広がった。 医療者の視点が単に治療することから患者の生き方やメンタルケアまで含めた患者中心視点に代わってゆく姿がこれからの医療の在り方を示唆している。 | ||||
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思いもしないラスト!しかし、この著作で初めて男と女以外の性があることを知り、ビックリ。というより、社会が無視し、本人とその家族だけが絶望の中で生きていることを知った。若い夫婦を含め、必読の書だ。 | ||||
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続編とは知らずに、単体として読みました。「臓器農場」は読んでおり、一部の内容(中絶された胎児の臓器を使用する)は一緒です。 ダラダラと「インターセックス」について書かれていますが、事件とは無関係です。 単純に作者がこの分野について書きたかったのだと感じます。 医療従事者として、このことについて勉強になりましたが、物語としては不必要です。 本文の8割以上がこの「インターセックス」について書かれており、一体主題は何なのかわかりません。 事件を解決したいのか、この分野について書きたいのか、全くわかりません。 とにかく不必要な文章が多く、主題に関連性がないものばかりです。 例えば、パスワードの語尾に、英語のsが付く付かないで数行費やしたり、薬の基準分量は男性が基準になっているため女性は注意が必要だとす数ページ費やしています。関係がないものが、後から関係しているのかと思わせるように書いており、このような非関連な内容が本文中にたくさんあります。気になることを、すべて書けばいいというものではないのが、作者はわかってないのだと思います。 最後は散らかした5名の殺人方法を、自殺した容疑者が、あっけなく手紙で紹介して終わります。 しかも、容疑者は5名を殺すほどの人格ではなく、最初から最後までいい人で、キャラクターを丁寧に書いていません。 1部の殺人は、病院のために殺したらしいですが、セレブ趣向で豪華パーティーを頻繁に行っている病院の何を守りたかったのか理解に苦しみます。医師はそこまでパーティーに出席して、一人一人の患者に、個人の携帯番号を教えるほど、暇ではないですよ。 | ||||
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インターセックスは、たとえば解剖学的な生殖腺が先天的に定まっておらず、外形的な生殖腺の形と染色体による男女が一致していないような症状をいいます(ちょっと曖昧に書いています)。さまざまなパターンがあります。昔は両性具有とか半陰陽とか呼ばれていました。フェデリコ・フェリーニの映画「サテリコン」(1970, Satyricon)に実際に出演していたのが思い出されます。性同一性障害とは、まったく違います。 帚木 蓬生(1947-)さんの「エンブリオ」(2002)を読んでいたので、すぐ続編だと分かりました。外性器が「正常」ではないことに悩む患者たちに、主人公が寄り添って対応していく姿に心を打たれます。医療は処置し、投薬することではなく、患者の話を聞いて寄り添うことだという精神科医としての作者の信念が貫かれています。 小説的には殺人事件の謎解きサスペンスのようになってしまい、後半はやや期待はずれですが、このような日の当たらないテーマを取り扱っていることに頭を垂れる思いがします。 なおインターセックスという言葉は、今では疾患を正しく表していないということで、医療の現場では使われなくなっているようです。 | ||||
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ラストがよかった。 この本を読む前に、エンブリオを読んだ方が話のすじが分かりやすいです。 | ||||
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インターセックスに関すること、とくに当事者の深い悩みについて、素人にもわかりやすく表現されていた。むしろ院長や病院に関わる謎解きなど省き、このテーマを深めて欲しかったくらいです。 医師でもあるこの作家のまじめな姿勢が感じられる作品ではありますが、気になって仕方なかったのは、主人公に対する職場のおっさん連中のセクハラ発言の数々です。はじめは不快でしたが、あまりに頻繁に発せられるので、しまいには笑えてきました。セクハラ発言を受けても無反応な主人公にもびっくりでした。 セクシャリティーをテーマにしながら、なんでこんなことになるのか、ちょっと理解できませんでした。 とはいえ、インターセックスについて小説という形で知ることができたという点で、出会えてよかったと思える作品です。 | ||||
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確かに、世の中、男か女に分けられている。 性別は「男・女」のどちらかに丸を付けるのが一般的。しかし確かにある一定の確率で半陰陽が生まれることは事実である。日頃表には出ない部分であるだけになかなか情報が得にくく、一人で、家族の中で悩むのが多くの場合であろう。 「男である前に、女である前に、人間である」という事実を深く考えさせられた。 | ||||
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続編とは知らずに、単体として読みました。 前半にノンフィクションの社会問題提起があったかと思うと、後半は素人レベルのドタバタミステリー。 後半に関しては、評価の仕様もないほどの低レベルなストーリーです。 編集者は、なんとかこの暴走を止められなかったのでしょうか? 最後までノンフィクションに徹すればその価値は高いのに、残念です。 | ||||
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インターセックスって? って状態だった自分にはとても衝撃的でした。 世界には自分が知らない世界で苦しんでいる人が多く存在しており、そんな人たちを少しでも理解できたらいいなとこの作品を読んで思いました。 | ||||
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内容に惹かれて読んだ。同じテーマを扱ったフィクションとしては、古くは渡辺淳一の『‥‥に紅い花が咲く』(‥‥の部分は樹木名だが思い出せない)があるが、男でも女でもないアイデンティティの不安定さゆえに猟奇的犯罪者に落ちてゆくというもので、当時はインターセックスがそれこそ猟奇的なまなざしで見られていたことの、期せずして時代の証言となってしまっている。それに比べると本書ははるかに切り込みが深まっていて、特にドイツで主人公がオブザーバー参加したインターセックス者の互助会の描写には感心した。きっと、周到に取材したか参考文献を読みこむかしたのだろう。 それだけに、所々に見られる、作者の通俗オヤジ的言語感覚ぶりには興ざめさせられた。まず、「ウーマンリブ」とは何事ぞ。高齢化の進む2ちゃんねらーでさえ、こんな死語は使わない。大学生ならまず知らないよ。想定読者は昭和ひとケタ世代なのか? さらにびっくりは、男は「春木」といった姓で、女は「翔子」といった名で呼ぶという、日本独自の性差別的中間小説の作法が、忠実に踏襲されていることだ。この著者の作品を読むのは初めてではなく、以前には気にならなかったが、テーマがテーマだけに、俄然、気になりだして、一度は本書を放りだしたくらいだ。この作法は、男は公的存在、女は私的存在という、性別二分法(セクシズム)を前提としているのだ。作者の、性別に対するリベラル(?)な態度が、頭だけであって感性のレベルでは違うのではないかと疑ってしまう。今後の作品ではぜひ改めてほしい悪習である。 | ||||
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帚木蓬生さんの小説ははじめて読みましたが、読みやすいです。 こちらも、あっという間に導入から引き込まれ読み進みました。 ミステリ仕立てだったようですが、実は知らずに読んでいたので、人間について書かれたものかと思っていたら、段々とそちらの方向へ。 しかし、そうであってもヒューマンドラマを書き込んでいる為、途中コンテンツが詰め込まれすぎ、話の本筋が見えなくなりますが、最後で駆け足に纏めています。 ちょっと導入が良かっただけに、途中膨らみすぎて、最後駆け足が残念かなとは思いますが、基本的にはお薦めの一冊です。 | ||||
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一見無関係に見える「インターセックス」と、それを扱う病院長周辺の不審死。 読み進むに従い、結局まあ無関係でした。(結構ギャフンです) お急ぎの方は巻末部分の院長の手紙から読むと時間の節約になります。 いろんな意味でバランスの悪い小説ですが、最も「なんとかならなかったのか」思った点は、 主人公が不審死事件に首を突っ込むきっかけとなった親友とのことです。 そこまでのことをさせるような友情を育んだ友人であったと思わせる記述、 心に響くような記述はほとんど皆無です。簡単な説明のみです。 インターセックスの説明や自助グループの様子に割いたページの十分の一でも 主人公と親友の友情の様子にページを割いて欲しかった。 ほとんど何も残るもののない小説でした。 (編集者って、なんにもしないの?) 「神の汚れた手」という名作を思い出させてくれたのが唯一の収穫です。 | ||||
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