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閉鎖病棟
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閉鎖病棟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 61~80 4/7ページ
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「病的」「異常」・・数えられないほど様々な人に言われたけど、もう「異常」で「病的」でも気にならなくなりました。 自分の気持ちが穏やかであれば、激高して「おまえは異常だ」と罵ってくる医者や家族の方が気の毒です。 おすすめです。 | ||||
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最後まではらはらドキドキしながら一気に読みました。 中学生のときから心身ともに大きな傷を背負ってきた由紀、チュウさんと秀丸の手紙、いつの間にか涙が出てしまいました。 さすが現役の精神科医ですね、お医者さんならではの切り口、人間って素晴らしい。 帚木先生の次回作楽しみに待ってます。 | ||||
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商品のコンディションについては、ほぼ記載のとおりで満足のいくものでした。 | ||||
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この度は迅速かつご丁寧なお取引を有難うございました。 また機会がございましたら宜しくお願い致します。 | ||||
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もっとタイトルからして過酷な小説かと思いましたが 少し緩いかな? 確かに現在の治療環境とは違うんだと思います | ||||
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精神科病棟の話は作者お手の物で、従来通りしっかりした出来です。 | ||||
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「ヒトラーの防具」http://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%98%B2%E5%85%B7%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B8%9A%E6%9C%A8-%E8%93%AC%E7%94%9F/dp/4101288097/ref=sr_1_fkmr0_2?s=books&ie=UTF8&qid=1428246479&sr=1-2-fkmr0&keywords=%E7%B7%8F%E7%B5%B1%E3%81%AE%E9%98%B2%E5%85%B7がとても良かったので、著者の書籍を更に読んでみたいと思って手にしたのが本書です。まったく違ったテーマで人物設定も異なりますが、著者の小説家としての力量の大きさを感じさせられる著作です。精神病院が舞台で、けっして明るくワクワクするストーリーではありませんが、テーマには深い人間愛があり、ことにラストのパートでは涙腺が固い私でもジーンと来ました。著者は九州の精神科医でもあるので背景描写にも実感があり、恵まれない方々を主人公にして行く上では難しさがあったとは思いますが、みごとに調和させたと、著者の筆力に感心させられます。 | ||||
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あまり力も入らなくって、ドラマチックでもないけど、優しい文体がすごく気に入りました。 この本を読んでから、品切れになっていた彼の作品を3冊購入。今夢中で読んでいます。 | ||||
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過去に一度読んでいたが、その時は若かった為かあまり印象に残っていなかった。最近、何か本でも読もうと本棚見てて、あれこれどんな内容だったけと気になって再び読みなおしてみた。 題名から精神科のそれも閉鎖病棟の話しということで狂気じみた怖い話かと思ったが、読み終えてみてこれは全くそんな類の話ではなかった。とても暖かい話だった。 狂気は狂気であり、それゆえにあってはならない殺人なども犯してしまった人達も登場するが心の奥底にはぬぐいきれない後悔や情けなさを抱えており、だからこそ周りの人達のちょっとした優しさにも感謝したり出来る。 逆に自らは狂気にかかったことがないから、そういった人達を例え家族であれ簡単に見捨ててしまう人もいる。 家族に見捨てられた人達も、その寂しさを口に出さないが病院の誰かの家族の話に寂しさが爆発したりする。 そんな心に傷や大きな悲しみ、寂しさを抱える患者さん達が支え合い、寄りそい合ってみんなで生きている。そんな病棟である事件が・・・ 事件に対して主人公達の取った行動、そこに至る思いなどが明かされていく最後のほうは読んでいくうちに目頭が熱くなってくる。 二度読みを終えて、こんないい小説だったんだと改めて思った。是非じっくりと味わいながら読んでもらいたい一冊。 | ||||
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著者の医療現場を問う作品を順番に読んでいます。 現代のリアルな医療問題にいつも真っ向問いかけています。 | ||||
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初めて帚木さんの作品を読みましたが、本を読む手が止まりませんでした。 「閉鎖病棟」という言葉を聞いて、どういうイメージを持つか。 それは人それぞれです。しかし、この本を読めば、多くの人のイメージが変わるのではないでしょうか。 閉鎖病棟にいても、その人はその人である。患者であっても、たとえそれが閉鎖病棟の患者でも。 病人、病人でない、その境界線は非常に曖昧であるのに、簡単に差別されてしまう。 もはや、精神疾患を負った人を差別する「健常者」こそが、「病人」ではないのか。 「閉鎖病棟」。この言葉がどのような形であれ気になったのであれば、是非この本を読んでください。 涙が止まりません。 | ||||
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この本は確か10年ほど前に読んでいる。しかし、恥ずかしながら、今回が再読であるということを全く気付かないほど 前回読んだ時の記憶がないのだ。この物語の山場である、秀丸が重宗を殺す場面でさえ、殆ど記憶がない。といえば、 非常に駄作であるかのようだが、そうではない。精神を病み、それで家族殺しや、放火殺人など重罪を犯した人間が 入るいわゆる精神病院の人間模様。家族からも、世間からも見捨てられた人たちがそれでも人間らしく、お互いを 暖かい目で見ながら過ごす病院の中。あるものは退院を夢み、あるものは退院を恐れる。人間描写もうまいし、 なかなかの秀作である。 | ||||
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奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。奇麗だった。 | ||||
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背表紙を読むと話の中心に殺人があるような感じだが実際そうではなく、 精神病の患者として病院に送られてきた人々の、精神的な不安定さを抱えながらも 平和に過ごす生活の1シーンとして殺人があるような感じで、殺人メインだと思って 読むと肩透かしを食らう羽目になるかもしれない 話は帚木氏らしく丁寧ながらもやや冗長 序盤は視点が入れ替わり立ち代りなのでやや読みにくかった ラストはできればもう少し広い範囲で登場した患者のその後的な物が描写されていたらもっと嬉しかった 評価はそれなり | ||||
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世の中には、偉人という人はいるものである。どんな分野でも自分が正しいと信じられる道を持つ人は幸せである。 | ||||
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人に対する愛を感じる、良作だと思います。思うのですが・・・どうしても、面白くない。 どうしても登場人物の名前を覚えられない。名前というよりシンプルなニックネームなのに。 不思議なくらい覚えられなくて、登場人物を頭の中に描くこともできないです。 何故かと考えたのですが、登場人物に個性を感じない。特に主要な登場人物にです。 一番悪い奴の名はすぐ覚えました。個性があったからです。 | ||||
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主要の人物が最初に物語を動いてストーリーは進む。箒木氏の作品は数冊読んでいて、文章はかなりしっかりしている(精神科の先生だけあって病院内の描写はすごい) けど島崎さんをひどく描く必要が あったか?また別な方で、例えば暴行未遂とか… すいません星2つで… | ||||
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世に出回る精神病患者の本は猟奇性だとか残虐性といった負の側面ばかりを描いている作品が非常に多いと思います。 ただ、これはそうではなくて現役の医師から見た偏見のない姿がしっかりと描かれていると感じました。 精神科というのは確かに一線を画したもので、畏怖の念を抱く方もいるかもしれませんがこの小説を読めばきっと、少しだけ違う考えを抱くはずです。 | ||||
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激しく心を揺り動かされた、涙が止まらなかったというわけではない。静かに切なく、静かに心温まる、本当に読んで良かったと思える作品だった。 登場人物の描写に温かみを感じながら読んだが、その温かみが決して同情や憐憫の情に支えられたものではないことに途中で気付く。むしろ患者を取り巻く現実を冷静に見つめる著者の視点は、そういった情を突き抜けたところに達していると感じた。上手く表現し得なかった感覚を、逢坂剛氏が見事にこれを解説していた。 「精神科病院の実態を、患者の立場からこれほど公正に描き切った小説はおそらく初めてだと思う。ここで公正というのは、(中略)長所も欠点も含めてまさに私達の仲間として描く、毅然とした姿勢を言うのである。」 そんな視点から描かれる世界では、もはや何が正常で何が異常なのかが分からなくなる。そして、その「正常」「異常」を病名で線引きすることに対する違和感を抱く。これこそが現役精神科医の著者が投げかける問題意識なのかもしれない。 本当に読んで良かった。 | ||||
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私は自ら精神科の閉鎖病棟で働いた経験を持つが、この小説には、著者が精神科医でなければ書き得ない患者の心理や、精神科医の間にある名医とそうでない医師の違いが描かれている。精神病には一般の人だけでなく、他の科に所属する医師、看護士のなかにも理解不足の人がいるが、この小説は医学生や医療従事者の偏見をなくすためにも勧めたい一冊。その一方で、精神病ではない“正常人”が、この小説の中では、実に残酷な仕打ちをする様子が描かれており、医学によって治療し得ない、これら“正常人”こそ社会の問題であることが理解できる。名言は以下。“人の人生はひと続きにみえるからこそ安定しているので、これがはじめからこま切れになると、意味を失うのです(p286)” “私が生きている限りその思い出が消えない。これから先、どんなこま切れの日がやってこようと、そこにその思い出を張りつけ、私は幸せに生きていける(p293)” “病院はついの棲み家ではありません。どんなに辛くてもいずれ翔び発って自分の巣に帰って欲しいのです(p299)” 以下はこの本の”解説”の逢坂剛の名言。“精神科の患者たちは、しばしば私達以上に純粋でまともな心の持ち主である” “本書においても、ただ一人の悪役を務める重宗のようなやくざに対してさえ救いのひと筆を惜しまないやさしさがある" | ||||
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