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閉鎖病棟



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【この小説が収録されている参考書籍】
閉鎖病棟―Closed Ward
閉鎖病棟 (新潮文庫)

閉鎖病棟の評価: 4.32/5点 レビュー 133件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全133件 21~40 2/7ページ
No.113:
(5pt)

名作

映画もよかったが、原文のこちらのほうが数段良い。
医療の現場で働くものとして、非常に刺激を受けるし、勉強になった。
「人間」をじっくり考えさせられる小説だ。
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No.112:
(5pt)

お薦めです

内容がとても深く、読み終わってからも側におき、何回も読み直しました。とてもいい本です。
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No.111:
(5pt)

人の幸せって?

少女があまりにも不憫でならなかった。何とかしたい思いに駆られ、動いた人たち。自分の罪を償う思いでありつつも、彼らの人生にも悲しさが付きまとう。人の本当の幸せって何だろう。悲しすぎる主人公たちの生きざまの中にささやかな光がともるとき、ふと心が温かくなった気がした。
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No.110:
(5pt)

映画は見てないが、意外なストリーに興味が出る

前半病棟内の患者たちの群像劇風で、少し退屈気味に読み進めるが、後半の、サスペンスタッチになり始めると、面白く、ぐいぐい読み進みだす。
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No.109:
(5pt)

映画もみました

数十年前に精神科病棟(一生出ることができない座敷牢)というイメージがベースにあり、そこで暮らす(死んでいく)人々の描写が、現場を知っている精神科医ならではの文書で語られている。映画でも殺人事件を題材に、秀丸さんと周囲の人々との人間模様が映像化されていたが、やはりエッセンスのみとなっており、本を読んでいないと全体像が見えてこないと感じた。
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No.108:
(5pt)

考えさせられました

映画化される事を知り本で読む事にしました。この役つくりの為に鶴瓶さんはダイエットされたらしいです。死刑執行で生きのこった話しです。内容は暗いですが心にひびく内容です。
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No.107:
(4pt)

想定内の印象。

知らない分野の世界を覗いてみたかったので、期待したものは分かったが、最後が少し予定調和で食い足りなかった。
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No.106:
(5pt)

社会の裏

閉鎖病棟。映画を見て購入した。
表に出てこない、入院患者のいろいろな葛藤。わたしにはわからない世界だけど、きっとこんな感じなのかなと思う。
閉鎖病棟のなかにも、表と裏があるとはどこも一緒だ。
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No.105:
(5pt)

映画を見て読み直しました

現代では偏見も無くなってきていると思いますが、一度入院すると死ぬまで出られない場所として病気でない人には縁のない場所だからこそのストーリー展開が原作が発行された1994年からでも古さを感じさせない「読ませる」流れになっています。映画を見てもう一度読み返すとまた味が出て良いかなと感じました。
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No.104:
(5pt)

温かい小説

本書は昔から読書好きの間では「名作」として口コミで知られており、私もずっと読みたいと思いつつ、今まで読むタイミングを逃してきた。
映画化をキッカケにようやく読んだのだが、評判どおり素晴らしい小説だった。

一言で言えば「温かい小説」
読んだ後になんとも言えない温かい気持ちになれた。
主要な登場人物たちの他人を思いやることのできる優しい気持ちが伝わってくる。

物語終盤で殺人事件が発生し、そこから物語は急速に動いていくのだが、それまでは入院患者の交流やそれぞれの過去をゆっくりとしたペースで描いている。
物語の進展としては遅いのだが、私はこのゆったりとしたペースで語られる前半部分が心地よかった。
チュウさん、秀丸さん、島崎さん、昭八ちゃんらの悲しい過去を背負いながらも日々を賢明に生きていく姿が丁寧に描かれているのが読んでて心地よかった。

個人的に一番好きな登場人物はチュウさん達の新しい主治医となる女医の新川先生かな。
それまで適当な診察で患者たちに嫌われてた医師に代わってやってきたのが新川先生。
患者たちに寄り添う優しい医師。
チュウさんの退院を嫌がる妹夫婦たちを理路整然と論破し、チュウさんの退院を支援する姿は本当にカッコ良かった。

どの人物にも欠点、短所はあるのだが、それでも温かい視点で描かれている。
極悪人の重宗に対しても全てを否定してるわけではない描き方をしている。

隠れた名作とされていた本書が、映画化をきっかけに広く世間に知られたのが嬉しい。
私の今後の人生で何度も読み返す小説だと思う。
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No.103:
(5pt)

映画だけではなく。。。

小説を読んで欲しいです
久々に良い小説に出逢いました
ラストが秀逸です
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No.102:
(3pt)

閉鎖病棟に居た者として

あくまでも物語として楽しく読めた。実際にはこの様な状況はまず現在の精神病院では起こりえない。
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No.101:
(5pt)

体験に根ざした小説

精神科病棟の、長期にわたる入院の現実を、よくわかるように描写しています。
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No.100:
(4pt)

考えさせられる小説です。

自分もそれ関係なのですが、世の中には色んな方がいらっしゃいます。その中でも病棟内の人間模様が様々で、小説の中に吸い込まれるような感覚がありました。精神病院と一言で終わるとさみしいです。ここは人間が人間を管理する、人間が人間で成長する不思議な世界です。

『普通なら~』と聞くと、普通って何?っていつも考えてしまいます。
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No.99:
(5pt)

題名ほど厳しくないない内容

時代背景が想像できないままで読み進みましたがだんだん入り込んであっと言う間に読めてしまいました。閉鎖病棟というタイトルでイメージしていた厳しい感じではなく人情味のある内容、映画化が楽しみです。
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No.98:
(2pt)

閉鎖病棟

とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった……。彼を犯行へと駆り立てたものは何か? その理由を知る者たちは――。
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No.97:
(5pt)

20数年振りに知った事実

本作品を初めて手にしたのは10数年前で、その時点でも単行本の発刊から10年以上経っていて、読みながら日本の精神科医療も本作品の時代よりも多少はましになったのではないかなどと思った。細かい点で言いたいことは多々あるが、本作品最大の悪役はおそらく反社会性パーソナリティー障害と中毒性精神障害を併せ持っている典型的な「処遇困難患者」だ。例えば「司法精神医学の現在 医療と司法のはざまから」武井満 日本評論社 などを踏まえれば、このような「処遇困難患者」が出来上がってしまう背景には、日本の精神科医療において「治療」入院に名を借りた「治安」収容がまかり通ってきた歴史がある。そこで関係者は「処遇困難患者」を前に「治療」と「治安」に悩むことになる。もっともこれは当の患者にしてみれば、「自らの病の苦しみを減らすため」という体裁の裏で「社会に出すと危ないから」と閉じ込められるわけだ。そのようにして30数万人の精神障害者、その多くが数年以上の長期にわたって黙って閉じ込められていたのだが、ごく一部の抵抗を諦めないものが、不十分な医療体制の結果として医原的に「処遇困難患者」となってしまったのであり、一歩引いてみれば本人にとっても良い迷惑だ。書いていてウルトラマンに出てきた怪獣「ジャミラ」を思い出してしまった。
 それにしても本作品ではこの「処遇困難患者」問題をとんでもない裏技で解決する。あまりいとんでもないので絶対ありえないと思っていたのだが、「アメリカ人のみた日本の死刑 」(岩波新書)デイビッド・T. ジョンソン (著), 笹倉 香奈 (翻訳) という本を読んで10数年ぶりに自らの間違いに気付かされた。以下、同書のレビューに書いた内容から

 ところで「閉鎖病棟」帚木蓬生 新潮文庫 という小説では絞首刑の執行で死ねなくてそのまま釈放されたという人物が登場し、それが物語の展開点となっている。当該作品を読んだ際に筆者はそんなことはありえないだろうと思い、そのような「チート設定」を持ち出さないと「問題解決」に至らないのかとがっかりしたのだが、本書によって「チート設定」ではあるにしても、全くありえなくはないという可能性が1940年代後半・占領下の記録から、実証的に示された。むしろ死にはぐった者に対しては、改めて息の根を止めなければならないという、より残忍な現実が示唆されている。以下、本文62ページより引用

 他国と同様、日本でも一部の死刑の執行は確実に失敗していると思われる。執行が失敗して、刑務官のひとりが柔道の絞め技によって事を終わらせたということを刑務所当局の人間から聞いたことがあると、ある元検察官が筆者に語った。日本において執行方法に関する議論が見られないことは、おそらく死刑の密行性による。「優しく殺す」のではなく、「秘密裏に殺す」ことが、日本の正当化のための戦術なのである。

 引用2重に終わり。
 それはともかく前掲「司法精神医学の現在」などを根拠に20数年前や10数年前に比べれば、「チート設定」に頼らずとも「処遇困難患者」問題を解決できるし、新規の誰かがそのような境涯に陥ることのないような対策がそれなりに進歩したと、筆者は考える。しかしそれでも1990年代前半に本作品が書かれた意義は褪せない。さらに、2020年代を前に本作品が映画化されるとの報に接し、日本社会が漸く本作品の問題提起に追いついてきたのではないかと喜ばしい。
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No.96:
(5pt)

気になる内容

まだ読み途中ですが、次が気になり、いつものペースより早いペースで読み終わりそうです。
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No.95:
(4pt)

年齢設定は、少々疑問です。

普段知ることも無い精神科病院の閉鎖病棟を題材に、物語が展開されています。それぞれの症状は、病からくるもので、一般には理解に苦しむようなものばかりです。たとえば、自分が新聞社に投書した内容が、別の日の占い欄にあたかも占い師が占ったかのように掲載されている、という訴え等です。そういった症状や、そういう人たちが展開する人間模様は、とても面白いと思いました。ただ、どうしても年齢設定的に「ん?」と、思ってしまう部分がありました。時代的なもの?そういう病気の人たちだから、年齢差があってもかかわりがあるの?と、決して偏見や差別ではありませんが、疑問に感じました。あとは、登場人物が多いので「この人なんだっけ?」と、思って読み返すこともしばしばです。内容としては、とても面白いです。映画化されるだけあります。映画も楽しみです。
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No.94:
(5pt)

最後まで読めて良かった(^_^)

先ず主要人物3人のプロローグ、そして精神病棟で登場人物をあだ名で描かれているこの小説は、読み始めてこれは自分には合わないと思いました。他のレビュアの方は暗い物語と評していましたが、そんなことはないと思います。しかしながら、精神病棟の中のたわいもない話しから患者の入院までにわたる過去の経緯など物語の半分まで退屈な時間を過ごしていました。しかし院内での殺人事件から急展開し、また前述したプロローグなどが複数のストーリーが繋がって来て、最終章ではなんと目頭が熱くなりました。。。
帚木蓬生さんの小説を初めて読みましたが、精神科医でもあり、他の作品も含め硬い作品のイメージがありましたが、少なくとも本作品では柔らかなタッチでしかも人情劇でもあり、また世の中に対してメッセージを投げかけている秀れた作品だと思います。
実際に精神科医から見て精神病の方は真面目で心優しい方も多いんだと。
挫折せず読んで良かったと思います。

ちなみに偶然にも本作品が今年の11月に鶴瓶師匠と綾野剛さんのW主演で映画上映されるそうです。今から楽しみにしています。
閉鎖病棟 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:閉鎖病棟 (新潮文庫)より
4101288070

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