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生首に聞いてみろ



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【この小説が収録されている参考書籍】
生首に聞いてみろ
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)

生首に聞いてみろの評価: 3.20/5点 レビュー 82件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(3pt)

本格ですね

法月さんの著書、初めて読みました。昔ながらの 事件→謎解き→犯人判明 という形式を取っていて、「最近はこういったミステリー読んでなかったな」と懐かしく感じました。まさにミステリーの古典的作品です。最近のミステリーって、どんでん返しが多いですが、この本に限ってはありません。本格ですから。トリックの内容など、前半で予想できてしまいますが、その謎解きを解き明かすまでの「過程を楽しむ」という読み方が良いかと思います。どんでん返しは期待できませんが、作品自体は格調高く、どんな方も「一読して損は無い」と思える作品です。
生首に聞いてみろAmazon書評・レビュー:生首に聞いてみろより
4048734741
No.6:
(3pt)

本格ファンにはたまらないのだろうけど・・・・

 「このミス」2005版(といっても実際は2004)No.1と言うことで期待して読んだのですが、正直、複雑な読後感でした。 本格推理としては、各所にちりばめられた伏線やポイント。各人物の思惑が絡み、予測不能な行動をとる人たち。バラバラの断片がラストに向かって、パズル絵が完成するかのように最後のピースがはまったときは、「なるほど、さすが」とうならされたのですが、「このミス」の期待感が大きすぎたと言うことでしょうか、なんか物足りませんでした。 不満点はまず、とにかく地味。派手なドンデン返しもなく、台詞の面白さも特に感じられず、事件的にも中盤までほとんど動きがなく、なんとも凡庸。いい意味では、かの横溝正史さんのような、怪しげな世界観に近いのですが、やはり地味。本格推理ファンにはこの地味さがたまらなく良いのでしょうが、どうも一般的読者の私からしてみれば、残念ながら期待はずれでした。 昨年の歌野晶午さんの「葉桜・・」の終盤の一大トリックの印象が強かっただけに、へんな期待をしてしまったということでしょうか。 ただ、本格派の推理小説としてはとても魅力的なので、そこらへんを理解して読むと、なかなか重厚な世界が堪能できると思います。 どちらかというと推理小説ファン向けといったところでしょうか。
生首に聞いてみろAmazon書評・レビュー:生首に聞いてみろより
4048734741
No.5:
(3pt)

これがまさに謎解き本格ミステリー....。

2005年版『このミステリーがすごい!』の堂々第1位の作品です。ミステリーの王道を行く謎解きがちりばめられた作品ですが、昨今の映画化される様な派手などんでん返しやスピード感あふれる作品ではありません。古典的な流れに沿った良質なまさに〝ミステリー〟ものと言えるでしょう。但し、私には少し退屈でした。特に序盤から中盤にかけては起伏が少なく、だらぁ~っと流れていく様な感じがしたせいか、最後まで加速がつくことなく読み通すのにもそれなりの時間がかかってしまった次第です。〝何故?〟に対して謎解きをしてくれる綸太郎の活躍に敬意を表して何とか★3つというところです。法月ミステリーファンの方、こんな評価ですがお許しを!
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4048734741
No.4:
(3pt)

ドライな文体にハマリ切れない

 作家名と同名の素人探偵「法月」の存在がユニーク。父が警視で、警察機構につかず離れず事件を追う展開に無理がありません。ただ、推理マニアのための謎解き小説という印象でした。変装やアリバイやすり替えのトリックは、いちいち綺麗に小細工が決まったという感じ。 犯罪の持つ、人間の悪意の底知れない恐ろしさが、ドライに描かれすぎていて、私には物足りなかったです。結構残虐な殺人事件なのに…。
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No.3:
(3pt)

新鮮味はないが

著名彫刻家の死後、消えた遺作彫刻の首から上...。昨今ミステリ-はあまり読まないのですが、評判が良かったため手にしました。驚くべきトリックはあまりないですし、正直途中で物語の落し所も想像できてしまったのですが、それはそれ。重厚で本格的な作品という感じでした。作品に独特の空気感があります。読み応えあって、損はないと思います。
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No.2:
(3pt)

うーん。。。

僕も「このミス」1位、に惹かれて買いました。説明過多にならない描写は最初おっと思いましたが、次第に冗長というか、起伏に乏しいのでくじけそうになりました。感情移入できるキャラクタがいないのもチョトつらいかなー確かにこれが2004年の1位ってのもなぁ。。。
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No.1:
(3pt)

2年連続2冠!

なのは法月先生ではなくてですね、『このミス』と『本格ミステリ』で1位の作品が同じだったのが2年続いたと云う…。余談でした。はい、法月綸太郎(キャラの方)久方振りの長編登場です。今回はさほど懊悩する姿もなく、私立探偵としての役割に徹している感じです。「首の切断」と云う、ある意味使い古されたテーマを、法月綸太郎(作者。ややこしい)はどう料理するのか。『密閉教室』や『頼子のために』風のダイナミズムはないですが、ここまでやるか、と云う感じに練り上げられた、錯綜するプロットと連発される技の数々。最後にドカンと引っ繰り返してくれ、と望まれる向きには、多少の物足りなさを感じるかも知れませんが、じっくり検証しながら読み進むのがミステリ読者の王道、と唱える方にはフィットする筈。パズラーです。それとやはりハードボイルド風味も。人物造形が、もうちょっと読者(と云うか私)の感情を引っ張ってくれたら、と思う次第でした。そうすれば改善される点もあろうかと…。
生首に聞いてみろAmazon書評・レビュー:生首に聞いてみろより
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