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天啓の殺意(散歩する死者)
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天啓の殺意(散歩する死者)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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読み終わった瞬間に「なるほど」と染みていく小説です。 細かいことはそこそこの評価を付けてる方々の言う通りだと思いますが、あまり蘊蓄を考えなければ余計なこと考えずに終盤まで持っていかれます。 2005年の文庫本。原稿をコピーするなんて自分の学生時代の話みたいだなあ、と思ってたら上野駅からの「まつしま1号」。鉄分多めなので「いつの話?!」と思ったらなんと昭和50年代! 以下ネタバレ含みます 詳しくないのですがメタメタ推理小説?的な風合いで、それと気づかない(気づく方もいる?)登場人物も我々も振り回されていく。 「おかしいな」と思いつつ疑わなかった事を終盤でどんでん返す。それを「反則」というか「なるほど」と思うかで違ってくるかもしれません。 読んでみれば題名からしてネタバレですが、そんなもの読みおわらないと気づきませんでした。 詰め込みすぎかもしれませんが、それを補って余りあるストーリーだと思います。 ストーリーの長さに反比例するような動機も驚きました。 でも、実際ってそんなもんなんでしょうね。 | ||||
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数十年前高校生だったころ、松本清張とアガサクリスティが好きで、毎日のように読んでいました。それ以降、時々貫井さん位は読んでいましたが、あまり推理小説は読んできませんでした。書店でこの本を見て、読み終わりましたが、傑作といえるのではないでしょうか。読後、混乱のあと、ネットで検索して理解するという推理小説の醍醐味を持っている。 ただ一つ、タイトルも含めて緻密に仕組まれたとあるが、タイトルに何か仕組まれているのか?それは、まだ、謎のままである。 | ||||
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中町信作品としては模倣の殺意と並んで二大傑作と言われる散歩する死者の改稿再発版である。 創元から過去作品が再発されているが、この二作以外は地味なアリバイトリックを駆使したオーソドックスな推理風味のものが多いが、本書は模倣の殺意ほどではないが、構成とプロット自体の奇抜さで最後に読者の度肝を抜くタイプの作品である。 叙述トリックとされているが、折原一氏の作品などのように人称の錯誤や時制の入れ替えなどを使っているのではないので、本書は叙述トリックというよりもプロットの巧みさで騙す純粋な本格推理のように思える。 1982年の出版とかなり古い作品であるが、今読んでみてもかなりよく出来ている。中町作品としては必読と言える傑作。 | ||||
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1982年に徳間書店から出た『散歩する死者』の改題・文庫化。 以前の版で不備があった点など、だいぶ改稿されているらしい。 またしても大仕掛けなトリックで、まんまとだまされてしまった。どこかに落とし穴があるだろうと警戒しながら読んでいたのだが。 ただ、どこかもっさりしているのが残念。プロットの詰めが甘いというか、説明が下手というか。 まあ、トリックだけで読む価値があると思うが。 | ||||
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途中まではスラスラと普通の推理小説の感覚で読める。だが後半それは根底から覆される。いったいどのように覆されるのかはぜひ推理しながら読んでいただきたい。私も騙されまいとかなり注意深く読んでいたつもりだったのですが・・・。見事にしてやられました。著者の作品の中でもかなり爽快な叙述ミステリーといえるのではないでしょうか。それほど長くもないですし、お手軽に読める作品でもあります。 | ||||
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この作者のしかけには慣れていたつもりだったが、まただまされた。途中で最初から読み直し、ある程度予測を立てて読み進んだのに。 すべての謎が解けた後、もう一度読み直したくなる作品です。 | ||||
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二転三転するストーリー。本格推理「小説」ならではのトリック。読み始めてぐいぐい惹きこまれ、思わずとまらない。読み終わって騙された爽快感に浸る。これぞ本格推理小説の醍醐味。 | ||||
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新本格以降のトリックの乱立を経た現在の目で見ると、ただでさえネタが予想できるのに、 目次を見てしまうとまずトリックの種類は当てられてしまうだろう。 できる限り目次を見ないで読み始めることをお勧めする。メインのトリックもミステリファンには楽しいタイプだし、 犯人(容疑者)が次々とドミノ倒し的に入れ替わっていくのもなかなか面白い。 かなり凝ったプロットの作品といえる。 その意味で、目次があること、文章が軽いことがつくづく惜しい。あと、タイトルの意味ももうひとつよく分からなかった。 | ||||
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