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猟人日記



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猟人日記の評価: 3.70/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.70pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

駄作!!

こんなにつまらない本を読んだのは久しぶりだった。早速売りに出します。
新装版 猟人日記 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 猟人日記 (講談社文庫)より
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No.2:
(1pt)

昔はこれでよかったのか?

鼻の横の小豆大のホクロと膣痙攣とRHマイナスの血液型の三題噺で描いた(んじゃないのかと思える)ミステリー。古い作品なので細かいトリックは今では通用しないのは仕方ないが、はるか遠くに住んでいる××が、いくら手助けする者がいたとはいえ、他人の居室に自在に侵入するのは不自然。全体的に作りものめいている。強いて言えば、女性作家ならではの遠慮ないエロさが読みどころか。
文章が稚拙で、失笑を隠せない。古い作品を復刊するくらいなので傑作のはずだと我慢して読んだ。ミステリーマニアが、こういう作品があったと知るために資料として読むのならいいけれど、今のミステリーは確実に進歩しているなと実感させる遺物であった。本作は、トリックにオリジナリティがあるということなのか。発表から50年経った今、どういう価値があるのかわからないが、つまらなかった。
新装版 猟人日記 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 猟人日記 (講談社文庫)より
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No.1:
(2pt)

「オセロ」の引用が致命的な期待外れの駄作

現在では入手困難な著名作の復刻版という事で手に採ったのだが、期待外れの駄作だった。主人公は女を次々と漁っては、その獲物の様子を日記(「猟人日記」(谷崎流の美意識はない))に細かく綴るという異常性癖の社会的地位のある既婚男性。その獲物がこれまた次々と殺されるのだが、その犯行時には主人公は次の獲物と同衾していて自分のアリバイを証言出来ない。明らかに罠なのだが、主人公にはその黒幕の見当が全くつかないという設定。一見、面白そうな設定だが、トンだ茶番である。

プロローグの冒頭を読むと、シェークスピア「オセロ」が引用されるので、黒幕が誰かは読者にはすぐに分かってしまう。この引用は"あらずもがな"であろう。作者には気取りの意図があった様だが、私はこの時点で興醒めした。それでは、読者と主人公との情報量のギャップを利用した風刺劇かと思いきや、そうではなく、無味乾燥な法廷劇(人物造形が浅く、まるで人形劇を見ているかの様)なのである。その癖、"戸田尚子"という名前のシャンソン歌手を獲物(ちなみに、殺されない)として登場させるという遊びもしている。作者の意匠が皆目不明だが、とにかく「オセロ」の引用が致命的であろう。

「猟人日記」という表題(テーマ)と主人公のアブノーマルな性格とで、もっとスリリングかつ猟奇的な物語に仕上げられたのではないか(読者の期待もそこにあったと思う)。一方、法廷劇にするなら、スコット・トゥロー「推定無罪」くらいの緻密な全体構成・人物造形にして欲しかった所。何とも中途半端な作品だと思った。
新装版 猟人日記 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 猟人日記 (講談社文庫)より
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