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(短編集)
蝶々殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
蝶々殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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作品は大傑作。 文章全体に驚愕のトリックが隠されていた。 古本で購入する人に忠告。 大坪直行さんの解説は本編読了前に絶対読むべからず。 名前は書いていないが犯人が判ってしまうとんでも無いネタバレが一言書いてある。 初版時の1973年は未だネタバレ解説に寛容だった時代デシタ。 | ||||
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角川文庫やブックオフで安くて簡単に読める超有名作品を今さらハードカバーにして何の意味があるというのだろう。 自選といっても、横溝正史が直接選んだわけではなく、一位から五位までは、田中潤司が選んだ作品を追認しただけのものである。 おまけに全七巻で七位までと中途半端な上、非金田一ものの「蝶々殺人事件」までまぜているし、全くセンスがない。 発表当時のままで収録するとか、中絶版「仮面舞踏会」、中編「迷路荘の怪人」を収録するなどして、付加価値をつけない限り、マニアは見向きもしないだろう。 レビューがほとんどないことから見ても、そう売上は見込めないだろう。 | ||||
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金田一耕助ものでないため知名度の低い作品ではあるが、間違いなく横溝の代表作の一つ。F・W・クロフツの名作『樽』を連想させる死体移動のアリバイトリックをメインとした作品かと思いきや、恐るべき作者の奸計が隠されている…。大小様々なトリックを組み合わせ、同様の過去のトリックを知っていても、読者をさらに欺いてしまう作者の手際は見事としか言いようがない。純文学の作家でありながら、『不連続殺人事件』という名作探偵小説をものにした坂口安吾も絶賛した傑作。ミステリー好きを公言するなら、読んでおかなければいけない必読書だろう。 | ||||
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名家の婚礼初夜、離れで寝ていた新郎新婦が殺害された。 離れの建物にはしっかりと戸締りがなされ、しかも、 周囲は雪で覆われており、いわば二重の密室状態だった。 にもかかわらず、犯人が立ち去った足跡は見当たらず、 凶器の日本刀のみが離れの外に残されていた…… 大掛かりで複雑な機械トリックが特徴の本作。 普段ミステリを読まない人が、本作を読めば、犯人のあまりに旧弊な犯行動機も含め、 「なんでわざわざ、そんなことすんの?」と思うんじゃないでしょうか(w しかし、ミステリ的にみれば、純日本家屋の中で、あくまで「和」の道具立て(琴、 日本刀、鎌など)によって密室を構成してみせた本作の歴史的意義は大きいです。 そして、そうした日本的なモノがそれぞれに帯びる象徴性が捨象され、単純な機能に 解体されることによってトリックとして再構成されるメカニズムこそ、ミステリの勘所です。 我々は、横溝作品といえばつい、おどろおどろしさや猟奇性ばかりをイメージしますが、 あくまでそれは演出の一面にすぎず、伝統的な和の意匠が、ことごとく抽象的なロジック へと還元されていく、ギャップや異化効果にこそ、その真骨頂があるといえます。 | ||||
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「蝶々殺人事件」「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」の3編が収められている。 いずれも由利先生と三津木記者が活躍する。 「蝶々殺人事件」は戦後まもなく横溝が再起をかけて執筆したもの。、『本陣殺人事件』と同時期に書かれた長編。 なかなか良く出来たトリックで、プロットとも完全に融合しているし、細かな工夫も素晴らしい。横溝の傑作のひとつと言えるだろう。 「蜘蛛と百合」と「薔薇と鬱金香」は、戦前の作。ロマンスにスリリングな味付けをしたような味わいで、出来はいまひとつ。 | ||||
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テレビ横溝正史シリーズ獄門島では金田一耕助が解決したことになっているが、それは大嘘で実は白髪の由利探偵が解決している。 先日他の作家の作品でバラバラ死体をピアノに隠すというものがあったが××××××のケースね。よく考えたものだ。 | ||||
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