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(短編集)
蝶々殺人事件蝶々殺人事件蝶々殺人事件蝶々殺人事件蝶々殺人事件蝶々殺人事件蝶々殺人事件蝶々殺人事件蝶々殺人事件
蝶々殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
蝶々殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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満足しています | ||||
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結構昔の言葉が出てきたりして、なんだろうこれ、と思いながら、知らない単語は母に聞きながら読みました。コントラバスケースには確かに人間が入りそうですね。 横溝シリーズでもこちらは金田一ではなく、もう一人の知識、由利先生シリーズの第一作。第一作にふさわしく、読者を惑わせるトリックのいろいろ、もうだれが犯人でもおかしくないところに陥って、では動機は?誰と誰が敵対関係?などいろいろ関係図を書いていくと、ああやっぱりこの人が犯人かと、そうなるようにきちんとプロットがたてられている作品です。ともかく面白くてあっという間に読んでしまいました。これからも由利先生シリーズ読んでいこうと思います。 | ||||
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品物を頂きました。大変ありがとうございました。 | ||||
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もう一度読みたいけどどこにも無い、と思っていたら、(TVドラマの影響か)復刊してくれたので、早速読みました。 (横溝氏らしいこだわりに溢れてはいますが)由利先生にもっと活躍してもらいたかったなあ、という名作です。 | ||||
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TVドラマとのタイアップ企画により、本作を含めた4冊が角川文庫で復刊しました。 杉本一文さんのカバー挿絵に久々巡り会え、4冊全てを購入してしまいました(笑) 改版されたのか、活字も大きくなって読み易くなっていますし、もちろん内容も素晴らしいので、初めての方にもお勧めします。 | ||||
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1970年代の横溝ブームの頃、杉本一文氏の扇情的なカバーイラストに釣られて、本陣・獄門島・八つ墓村などと一緒に買った旧版を、実はまだ持っている。戦後間もなく「本陣殺人事件」と並行して書かれた本格ミステリの傑作という評価は聞いていたものの金田一耕助ものでは無いと知り、つい読むのを後回しにして未読のままだったのだが、最近、当時のカバーイラストを採用した新装版が出ていることを知り再度購入、一気読みしてしまった。旧版と比べると、文字が大きい新装版の方は、やはり圧倒的に読みやすい。 70年以上前の作品で事件の時代設定は昭和12年にもかかわらず、それほど古さを感じさせない。本格ミステリなので内容に触れるのは避けるが、数多い横溝作品の中でもかなり上位に入ると思う。個人的にはラストの登場人物周りの展開が不意打ちだった。 なお、カバーイラストのシーンはあくまでイメージで、実際は着衣ありなので、そのあたりの期待はなさらないように。角川文庫にはぜひ杉本一文氏のカバーイラストでの横溝作品の再刊をお願いしたい。 【注意!】巻末の解説にネタバレが書かれている。くれぐれも解説を先に読むことの無いようにご注意を! | ||||
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この作品と同時に書かれた『本陣殺人事件』は、田舎の旧家を舞台に、閉ざされた密室空間に秘められた謎を掘りあかしてゆく金田一耕助ものだったが、この『蝶々殺人事件』は、それとはまったく趣を異にし、東京と大阪を往来する都市空間に仕組まれた謎を解きあかすべく、戦前からの橫溝作品に登場していた、由利麟太郎が活躍する作品となっている。蝶々夫人を演じる女優が、コントラバスのケースに詰められた他殺体となって発見されるという、華やかかつ猟奇的な事件が、東京と大阪を結ぶ時間軸と空間軸にスリリングに展開する。 クロフツの『樽』などのアリバイ崩しものを想起させつつ、種種さまざまなトリックが縦横に組み合わされた、贅沢で精緻な作品になっている。金田一ものの陰に隠れることが多かったが、最近テレビドラマで、原作よりもちょっとカッコよすぎない?と思った、吉川晃司演じる由利麟太郎シリーズで少し日の目をみたようだ。同時代の他の探偵作家の作品を酷評しまくった坂口安吾も絶賛した、やはり横溝正史の代表作の一つだろう。併録された二つの短編も、時代を感じさせる古めかしさはあるも、それが今となっては逆に一つの味わいに感じられ面白い。 | ||||
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学生時代に読み漁った横溝正史。今春ドラマを見て購入しました。発売当初のままの文章表現なのも懐かしく感じました。 | ||||
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中川さんの本に出てきたので読んでみた。横溝というと金田一ものと「蔵の中」しか知らなかったが、これは面白く読めた。クロフツの「樽」みたいな感じ。 | ||||
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「蝶々殺人事件」「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」所収。 由利先生もの。 「蝶々殺人事件」は、終戦直後に発表された本格探偵小説として有名。初めて読んだ時、面白さに非常に興奮したのを覚えている。巧みな語り口は、やはり、さすがと言わざるを得ない。 本格探偵小説の作者は、どのように読者に判断の材料を提供し、どのように物語を錯綜させ読者の判断を誤らせるように誘導するのか、そのテクニックが存分に発揮されている。意地の悪い言い方をすれば、騙しのテクニックということになるのだろうが、あくまでも読者は自らの先入観によって誤るのであって、決してアンフェアとは言えないだろう。『本陣殺人事件』と同様に、実に見事な語り口だ。 また、「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」は本格物とは言えないが、不気味な雰囲気の活劇的作品が多い由利先生ものの中で、耽美的香りを漂わせた佳品と言っていいのではないだろうか。 本書は、由利先生ものを代表する一冊である。 | ||||
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同時期の「本陣殺人事件」で金田一耕助がデビューしたために、日陰に追いやられてしまった由利先生。 しかし内容は本格的なパズラーであり、坂口安吾大絶賛の会心作。 いわゆる金田一的な味付けをすべて抑えきった理知的な作品。 まさに本格推理のトルコライスです。 文句なしの一品ですから、是非一読をお勧めします。 | ||||
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金田一耕助の双璧として、横溝正史が創作した探偵「由利先生」ものの傑作。 コントラバスのケースを利用したアリバイトリックは、クロフツの「樽」に触発されたと思われる。本作を、あの「本陣殺人事件」と同時執筆した横溝正史は、本当に天才だと思う。 | ||||
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読者への挑戦状付き本格推理小説。杉本一文によるカバー画は不必要に扇情的で本作品にそぐわない。 時代設定は1937年なので、スマホや宅配便がないとかは当たり前。通信・輸送インフラは時代の色を帯びる。 しかし、読めば時代を超えた面白さがある。発表は1946〜1947年。 おまけのロマンスに至るまで過不足なく書き込まれた、全身推理小説。 シェイプアップされたトリック仕掛けの推理小説とあって、うかつに内容を紹介するとすぐネタバレになりそう。←こういう言い方って読んだもん勝ちの優越感? (^_^;) それでいて文章はいい具合に力が抜けていて楽しく読み進んでいくことができる(それもまた作者のたくらみなんだから、これはもうお釈迦様ならぬ作者の手のひらで遊ぶしかない)。 ちなみに、レビュータイトルは本作品に「探偵小説を書くS・Yという男」の川柳として紹介されている。解決篇で名探偵が見得を切るシーンを詠んだもの。S・Yは言うまでもなく・・・ ただし1点だけ作者が明確にしてないところがある。不備といえば不備なのだが、その不備がくっきり見えるのは逆に言うとそれくらい時系列がしっかり書き込まれているということでもある。 余談だけど、坂口安吾は1947年のエッセイ「推理小説について」で本作品のことを「世界的名作と比肩して劣らぬ」と太鼓判を押している。それには賛成だが、安吾はちょっと勘違いもあるようだ。 本作品は「一人称の語りの中にまた語りがあるという二重構造」(『水面の星座 水底の宝石』p72)を持っており、そこに愉しいトリックを仕掛けているのだが、安吾はその点に全く触れない。また安吾は真犯人の名前を取り違えている。 そのエッセイを書いた頃の安吾は仕事に追われる中、時間管理のために覚醒剤と睡眠剤を交互に使う生活を続けていたようで、それが影響したのかもしれない。 ※ちなみに、「推理小説について」は青空文庫にあります。ただしネタバレがあるので、その点ご注意ください。 併載の「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」は1933年の作品。この2篇はシュニッツラーの世紀末なムードをちょっと連想させる、怪奇的な雰囲気の作品。ことに「蜘蛛と百合」は楳図かずおワールド。 杉本氏の画はこちらの方が似合いそう。「蝶々殺人事件」とはだいぶ毛色が違うこの2作品だが、由利先生と三津木俊助が登場するという共通点がある。 | ||||
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電子書籍ならいつでも新品??で読めるが、電子書籍を読むための環境が整ってない人で、中古嫌いな方にはこれで読むしかない。 蝶々殺人事件は隠された横溝先生の傑作である。 蝶々殺人事件はミステリーランキングの日本版に獄門島、本陣殺人事件に次いでランキングに入ってることが多々ある。 ミステリーマニアなら蝶々殺人事件は読んでおきたい作品。獄門島、本陣殺人事件、犬神家、八つ墓村といった名作を生み出した作家の傑作といえば読まざるを得ないはず。 横溝正史作品を読んでない人は横溝正史集とこれと適当に横溝正史作品で有名なのを買っておけばいい。 | ||||
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作品は大傑作。 文章全体に驚愕のトリックが隠されていた。 古本で購入する人に忠告。 大坪直行さんの解説は本編読了前に絶対読むべからず。 名前は書いていないが犯人が判ってしまうとんでも無いネタバレが一言書いてある。 初版時の1973年は未だネタバレ解説に寛容だった時代デシタ。 | ||||
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金田一耕助ものでないため知名度の低い作品ではあるが、間違いなく横溝の代表作の一つ。F・W・クロフツの名作『樽』を連想させる死体移動のアリバイトリックをメインとした作品かと思いきや、恐るべき作者の奸計が隠されている…。大小様々なトリックを組み合わせ、同様の過去のトリックを知っていても、読者をさらに欺いてしまう作者の手際は見事としか言いようがない。純文学の作家でありながら、『不連続殺人事件』という名作探偵小説をものにした坂口安吾も絶賛した傑作。ミステリー好きを公言するなら、読んでおかなければいけない必読書だろう。 | ||||
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名家の婚礼初夜、離れで寝ていた新郎新婦が殺害された。 離れの建物にはしっかりと戸締りがなされ、しかも、 周囲は雪で覆われており、いわば二重の密室状態だった。 にもかかわらず、犯人が立ち去った足跡は見当たらず、 凶器の日本刀のみが離れの外に残されていた…… 大掛かりで複雑な機械トリックが特徴の本作。 普段ミステリを読まない人が、本作を読めば、犯人のあまりに旧弊な犯行動機も含め、 「なんでわざわざ、そんなことすんの?」と思うんじゃないでしょうか(w しかし、ミステリ的にみれば、純日本家屋の中で、あくまで「和」の道具立て(琴、 日本刀、鎌など)によって密室を構成してみせた本作の歴史的意義は大きいです。 そして、そうした日本的なモノがそれぞれに帯びる象徴性が捨象され、単純な機能に 解体されることによってトリックとして再構成されるメカニズムこそ、ミステリの勘所です。 我々は、横溝作品といえばつい、おどろおどろしさや猟奇性ばかりをイメージしますが、 あくまでそれは演出の一面にすぎず、伝統的な和の意匠が、ことごとく抽象的なロジック へと還元されていく、ギャップや異化効果にこそ、その真骨頂があるといえます。 | ||||
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「蝶々殺人事件」「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」の3編が収められている。 いずれも由利先生と三津木記者が活躍する。 「蝶々殺人事件」は戦後まもなく横溝が再起をかけて執筆したもの。、『本陣殺人事件』と同時期に書かれた長編。 なかなか良く出来たトリックで、プロットとも完全に融合しているし、細かな工夫も素晴らしい。横溝の傑作のひとつと言えるだろう。 「蜘蛛と百合」と「薔薇と鬱金香」は、戦前の作。ロマンスにスリリングな味付けをしたような味わいで、出来はいまひとつ。 | ||||
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