夜光虫
- サーカス (55)
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人面蒼を右肩に持つ不思議な美少年をめぐるミステリーだが、実に面白い。 昭和11年に書かれ、物語も11年で、この時代を知らない者としては実に新鮮。 あの時代に銀座の街はクリスマス一色に彩られていたり、ミッキーマウスのお面が売られていたりとか、驚きでいっぱい。 戦後の旧家のドロドロした話が多い金田7一ものより、由利シリーズのような戦前の、モダンな怪奇幻想小説や、冒険活劇風な作品が面白いかなと、最近気づきました。現代に改めているとはいえ、テレビ放送の影響が大きいです。 | ||||
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由利先生を主人公にした戦前の作品。 『真珠郎』と同じようなテイストを期待して読むと、期待外れに終わる。 人間的情感の描写とは、あまり縁の無い、 他の多くの由利先生ものと同様の不気味な雰囲気の活劇的作品である。 他の横溝作品もそうなのだが、この作品も当時の昭和の雰囲気を楽しむことが出来る。 冒頭に銭湯で歌を唄っていて、流行歌手としてスカウトされた警官のエピソードが出て来るが、 これは実話である。小野巡という芸名で、テイチクでヒット曲を出している人である。( 2009年6月22日死去) こういう昭和の風俗に触れる楽しみもあるんですよ、横溝作品には。 | ||||
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むかし少女マンガで読んだ「血まみれ観音」の原作なので読んで見ました。 少女マンガは男女がいれかわっておりましたので、原作を新作のように楽しめました。 | ||||
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肩に人面瘡を持つ稀代の美少年白魚鱗次郎、唖の可憐な少女琴絵、ゴリラ男、不具者の集団のひょっとこ長屋の住人、二重眼鏡の男といった奇妙な登場人物。 花火大会の屋台船、仮面舞踏会、座敷牢、時計塔といった舞台。 鱗次郎の花火大会や仮面舞踏会での脱走、サーカス小屋からのライオンの逃亡、モーターボートによる逃走と追跡、時計塔での真相判明など、スピーディーなストーリー展開。 本格ミステリーというよりも、江戸川乱歩の世界を思い起こさせる冒険活劇。 人面瘡に秘められた謎、鱗次郎と琴絵のつながり、ゴリラ男の正体、琴絵が気づいたある事柄など、謎解きの要素もあるが、あやかしの物語、草双紙の世界を楽しむべき作品。 | ||||
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ずいぶん以前に「真珠郎」を読みその耽美的作風と本格推理ものとしての融合に感銘を受けた覚えがあり、同じような感銘を期待してその頃の作者作品として以前から名前だけは知っていた本書を手にとって見たのだが...。 はっきり言って期待はずれ。 耽美的でも本格ものでもなく、執筆された時代から見てもさらに一時代前の冒険スリラーもので、その展開たるやアクロバット的と言うかサーカス的というか(実際、サーカスも出てくる)、都合よく出来すぎていて作品にうまくはまり込めなかった。 それに、何で芹沢圭介は鱗次郎に父親だと名乗りをあげなかったのかも最後まで分からなかった。 | ||||
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