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夜光虫



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夜光虫の評価: 3.25/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

戦前の東京の光景と活劇風推理小説

人面蒼を右肩に持つ不思議な美少年をめぐるミステリーだが、実に面白い。
昭和11年に書かれ、物語も11年で、この時代を知らない者としては実に新鮮。
あの時代に銀座の街はクリスマス一色に彩られていたり、ミッキーマウスのお面が売られていたりとか、驚きでいっぱい。
戦後の旧家のドロドロした話が多い金田7一ものより、由利シリーズのような戦前の、モダンな怪奇幻想小説や、冒険活劇風な作品が面白いかなと、最近気づきました。現代に改めているとはいえ、テレビ放送の影響が大きいです。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245
No.7:
(3pt)

『真珠郎』と同じようなテイストは期待できません(ネタバレありません)

由利先生を主人公にした戦前の作品。
『真珠郎』と同じようなテイストを期待して読むと、期待外れに終わる。
人間的情感の描写とは、あまり縁の無い、
他の多くの由利先生ものと同様の不気味な雰囲気の活劇的作品である。

他の横溝作品もそうなのだが、この作品も当時の昭和の雰囲気を楽しむことが出来る。
冒頭に銭湯で歌を唄っていて、流行歌手としてスカウトされた警官のエピソードが出て来るが、
これは実話である。小野巡という芸名で、テイチクでヒット曲を出している人である。( 2009年6月22日死去)

こういう昭和の風俗に触れる楽しみもあるんですよ、横溝作品には。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245
No.6:
(4pt)

耽美ミステリー

むかし少女マンガで読んだ「血まみれ観音」の原作なので読んで見ました。
少女マンガは男女がいれかわっておりましたので、原作を新作のように楽しめました。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245
No.5:
(3pt)

あやかしの物語

肩に人面瘡を持つ稀代の美少年白魚鱗次郎、唖の可憐な少女琴絵、ゴリラ男、不具者の集団のひょっとこ長屋の住人、二重眼鏡の男といった奇妙な登場人物。
花火大会の屋台船、仮面舞踏会、座敷牢、時計塔といった舞台。
鱗次郎の花火大会や仮面舞踏会での脱走、サーカス小屋からのライオンの逃亡、モーターボートによる逃走と追跡、時計塔での真相判明など、スピーディーなストーリー展開。
本格ミステリーというよりも、江戸川乱歩の世界を思い起こさせる冒険活劇。
人面瘡に秘められた謎、鱗次郎と琴絵のつながり、ゴリラ男の正体、琴絵が気づいたある事柄など、謎解きの要素もあるが、あやかしの物語、草双紙の世界を楽しむべき作品。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245
No.4:
(2pt)

「真珠郎」みたいな作品だと思ったら、期待はずれ。

ずいぶん以前に「真珠郎」を読みその耽美的作風と本格推理ものとしての融合に感銘を受けた覚えがあり、同じような感銘を期待してその頃の作者作品として以前から名前だけは知っていた本書を手にとって見たのだが...。

はっきり言って期待はずれ。
耽美的でも本格ものでもなく、執筆された時代から見てもさらに一時代前の冒険スリラーもので、その展開たるやアクロバット的と言うかサーカス的というか(実際、サーカスも出てくる)、都合よく出来すぎていて作品にうまくはまり込めなかった。

それに、何で芹沢圭介は鱗次郎に父親だと名乗りをあげなかったのかも最後まで分からなかった。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245
No.3:
(3pt)

恋に落ちる

昭和11年に書かれた、由利先生・宇津木ものの長編。
 人面瘡、謎の美少年、時計塔、サーカスと、横溝趣味が溢れんばかりに詰まった一冊。
 まあ、ちゃちな冒険活劇といってしまえばそれまでなのだが、プロットがきちんとつくられているため、最後まで楽しむことが出来た。
 トリックはありふれているが、推理小説としての体裁も保っている。
 しかし、タイトルの付け方はどうかと思う。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245
No.2:
(5pt)

人面瘡の美少年がもたらす奇怪な事件。

「人面瘡の美少年」がキーのミステリーです。
謎の美少年、白魚鱗太郎が引き起こす、「ある問題」が
一つの殺人事件へと発展していきます。

彼の腕にある「人面瘡」これの真の謎が解けたとき
驚くことは間違いなしです。
そして、思わずうなってしまうかもしれません。

今作品は終盤に割と猟奇的な表現が多いです。
なので怖いものが嫌いな人は読まないほうがいいかもしれません。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245
No.1:
(2pt)

美少年

真珠郎、仮面劇場などと同じく絶世の美少年が出てくる探偵小説。
横溝正史という作家はその風貌に似合わず美少年ものの作品が非常に多い。
夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)Amazon書評・レビュー:夜光虫 (角川文庫 緑 304-24)より
4041304245

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