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春期限定いちごタルト事件



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【この小説が収録されている参考書籍】
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件の評価: 3.64/5点 レビュー 67件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 41~42 3/3ページ
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No.2:
(5pt)

小市民です

恋愛関係にも依存関係にもなく、互恵関係にある小鳩くんと小佐内さん、そんな彼らが小市民を目指す、コミカルな探偵物語、です。全体的に良い印象でした。苦い青春と日常の謎ミステリとの交わりがなんとも。プロローグで明かされますが、小鳩くんは頭が切れるがゆえに苦しむタイプの探偵?です。このような探偵も時々見かけますが、この作品は日常の謎を厚かった作品なので、余計コミカルな感じがしました。短編連作という形で話は進みます。その中で、三作目にあたる「おいしいココアの作り方」は、ミステリとして非常に良く出来ているものだと思いました。日常の謎の魅力から、推理の過程まで、本当によく出来ています。また、二作目「For your eyes only」は、謎の真相自体は単純で、直感で気付いてしまう人もいるだろうと思いますが、最後の三行が気に入りました。四作目「はらふくるるわざ」でだんだんと物語の全層が見えてきて、最後の「狐狼の心」では、各短編にさりげなく散りばめられた伏線が一気に収束します。ここがお見事というか、そうなりますか、って思いました。小佐内さんがこれまた……、作品をすでに読んだ方は、彼女の魅力にやられたのではないでしょうか? 僕もその一人です。最後にエピローグがあります。この作品は、一応は完成していますが、どうも続編があるらしく、続編を読ませるには充分すぎるほど先が気になります。解説の方もおっしゃってますが、小佐内さんの過去が知りたい! 続編に期待しています。
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)より
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No.1:
(4pt)

「小市民」の定義が知りたい。

まず、帯に書かれていた「小市民」という言葉に惹かれました。面白い言葉を使うなあ、と。ストーリーとしては、一見関わりがなさそうな話が微妙につながっているという最近の傾向(?)のように、テンポよく進んでいきます。コミカル、というよりもクールな視点がなかなかよいです。殺人事件てんこもりなミステリーに飽きている方にはおすすめ。でも、やっぱり一番気になるのは小佐内さんの過去です。シリーズ化されればいいなあ、と思います。
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)より
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