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新宿鮫
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新宿鮫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全112件 41~60 3/6ページ
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新宿鮫の魅力は登場人物、それも犯人達の一種マニアックで特異な存在感にあると思う。銃の密造犯である木津はガンマニアが高じて銃の密造を始めたゲイである。その男が密造した銃がある男の手に渡る。男はヤクザに暴行を受け、それを止められなかった警察に恨みを抱き、警官連続殺人を犯す。犯人二人から共通して感じ取れるのは暗い目つきだ。彼等と主人公鮫島の絡みは僕の中で僕独自のイメージによって映像化される。これがサスペンス小説の面白味なんだなあ。 | ||||
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初出はノベルス版で1990年9月となっている。カッパノベルスの当時の新聞広告で、一匹狼のヒーロー誕生。新宿署の鮫島、通称新宿鮫――。新たな警察小説のヒーロー誕生。と思いつくまま書いてみたが、何せ四半世紀も前のこと、無論うろ覚えである。ただ、大沢在昌という作家は知っていたものの、読むまでに至らなかったのに、何故か本書だけは、このコピーひとつで買わねばと思ったのも事実である。私にとって、決定的なコピーだった。 勘違いをしたのは鮫からくる印象が悪徳警官のようだったので、その点だけが予想と違っていた。更に本書の成功は脇役陣の豊富さである。ロックバンドのヴォーカル・晶の存在は後半のハラハラ・ドキドキ感を含め圧巻であり、上司の桃井、鑑識の藪、同期の香田、ママフォースのママ等の多士済々の面々がこの小説に血を通わせている。 すぐにシリーズ化となったが、単行本になっても、文庫化を待たずに買っているのは特別な存在だからだ。ただ、これだけ愛読書になっているのに、大沢在昌には悪いが、他の作品群は触手が動かない。新宿鮫命なのである。だから間隔は空いてもいいから、いつまでも続けて欲しいが、常連を殺すのは、ご法度です。 | ||||
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ごちゃごちゃしたストーリーでゎなく、あっさりとした感ぢで、すっと読んでいけます。 (ネタバレします)警察オタクの彼、物語に必要だったのか?と若干思いますが… | ||||
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警察小説にはまっていて、評判の良かった新宿鮫を読んでみました。 登場人物の描写や、事件の設定などは面白かったです。 まだ大沢作品を読んでいない方は、一度読んでみることをお勧めします。 | ||||
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「狼花」までしか通読しておりませんが、散々パロらせてもらってる極悪盗作作家の私が、元ネタに言及しない法はおまへんな。 というわけで、晶という存在であります。ちなみに苗字は青木さんです。 これってどうなんでしょうかねえ。事件に関わってくるのは本作と「無間人形」だけで、あとはべつに彼女と鮫島とのイチャコラや痴話喧嘩がなくても話が成り立つんですよね。 寧ろ、いない方がいいと捉えるか。「ウザくてしょうがない。一作だけ読んだけど、この女が出てくるなら他のはもう読みたくない」「晶は若い女だからいいんであって、三十過ぎた晶なんか誰も見たくない」とまで言う人もいたりで。 私的見解としては、「晶は新宿のライブハウスでバリバリのハードロックを歌ってるインディだからいいんであって、メジャーになった晶なんか誰も見たくない」「鮫島と晶は彼氏彼女だからいいんであって、一緒に暮らして夫婦になった鮫島と晶なんか、ましてや『お父さん、お母さん』になった鮫島と晶なんか誰も見たくない」であります。 さればでござる。「歌が大好きで、美人でショートカットで、小柄で細身だけどバストは大きくて、あけすけで無作法で一本気で、まるで火の玉みたい」「ある時は友だちを庇ってヤクザにぶん殴られ、ある時は演奏の邪魔をした酔っ払いの頭を酒瓶でぶん殴る」という、名倉マミさんにそっくりなこの小娘が、鮫島というキャラクターと、この物語世界に与えるインパクトでござる。 本筋に絡んでくることが少ないからこそ、鮫ちゃんの人物像を際立たせる役割をよく果たしているんですけれども、これは諸刃の剣やろなあ。ライブハウスで歌ってるはんぐりぃな女の子を好きになって、一緒に歌詞を練ったり、「あたしはアイドルじゃない。ロッカーなんだ」というお悩みを聞いてあげたり、最高のセックスに燃えたりする一匹狼の刑事さん。勿論、背が高くてイケメンであります(^皿^) ロマンティックで、繊細な部分があって、若々しい男性なんだな、という印象を持つわけですが、裏を返せば、非常に軽薄で軟弱で幼稚な男に見えてしまうんです。 十四歳も年下の芸能人の女に入れ揚げて、あんまり言いたくないですけどタイトルに掲げたような渾名を付けて、鼻の下を伸ばして戯れかかる男、ってどう思います?ストイックでニヒリスティックな、冷厳たる世界を好む読み手なら、そんなもんハードボイルドの主人公として失格だ、とそっぽを向くかも知れません。 あ、それとですね、「晶は十九歳の時に中絶した経験があり、それを知っている鮫島は避妊には気を遣っていた」みたいな一文が、どれかの巻に確かあったんですが、鮫島がいかにも人格者であり、晶を深く愛しているかのように特筆すべきことなんでしょうかね。彼女に中絶経験あろうがなかろうが、そんなもん当たり前ちゃうか。 今時こんな言葉使うのかどうか知りませんが(でも、「萌える」とか、「ネ申」とか言うのも寒いんでな)、グッとくるようなイカした設定だと思うか、この設定とイチャコラシーン、別れる別れないのグダグダシーンが作品を台なしにしちゃってる、と思うか、ですわ。 大沢さんが巨乳好きなのも、ロリ(ry失礼、若いお姉ちゃんが好きなのもよう知っとるけどな。 まあ、「ライブハウスでバリバリのハードロックを歌ってるインディ」だった初期の頃はまだよかったですね。映画も主題歌もホンマよかった。「眠らない街」ってタイトルのセンスが抜群でしたね。田舎もんなマミちゃん、風貌はともかく年齢だけはすっかりおばさんになった今でも、晶になりきってカラオケで熱唱しまくって、聴衆をかさこじぞうのように凍りつかせてますから♪(≧д≦)♪ ドラマ版だと、なんかアイドルみたいな描写になってた記憶が。私が原作者やったら怒るわ~。 さて、私はどうするか。これから、「絆回廊」と「鮫島の貌」を買って読むのであります。 | ||||
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新宿鮫は、直木賞を受賞したときに読みましたが、これが第4弾での受賞でしたので 第1弾から読んでみようと思いdownloadしました。 第1弾は、1990年(平成2年)の作品ですが、新宿の東口に電話ボックスが20台位並んでいて その前に行列が出来ていたのを思い出します。 歌舞伎町の臨場感が伝わってきて良かったと思いますが、 ハードボイルドを謳うならもっと男と女の関係の描写をして欲しかったと思います。 第2弾をdownloadしました。 | ||||
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もっと早く読めば、良かった。かつて映画を見たときには、この本の醍醐味である警察組織のディテールとか鮫島の心理描写まで思い至らず。当時は刑事物もあまり好きではなかったからなぁ。今回、静から動への切り替えに手に汗握り続け、ファンになりました。シリーズの行方が気になって仕方がない。 | ||||
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作者は昭和54年に作家デビューしているが、鳴かず飛ばずの時期がしばらく続いた。 それが一転して売れっ子ハードボイルド作家になったきっかけが平成2年発刊の本 作品である。以後「新宿鮫」はシリーズ化し、テレビドラマや映画にされる大ヒット作と なる。話の筋はハードボイルドの王道。キャリアとして入庁しながら正義感から事件を 起こし、同僚の自殺のいきさつから"爆弾"を抱えた鮫島は組織で孤立。やがて彼は コンビを組まない一匹狼の刑事となる。強い正義感と悪を憎む性質はあらゆる妥協を 嫌い、ヤクザや警察組織からも憎まれ恐れられ、「新宿鮫」の異名を取ることになる。 面白い小説である。物語の中にダレるところはない。ハードボイルド小説の特色として キャラクターの魅力で勝負するところがあるが、鮫島自身はいかなる個性も主張しない。 哲学を披露するわけでもないし、苦悩もしないし、特別な癖があるわけでもない。ただ 自分流でコトに当たるだけだ。そこが格好いい。警官殺しの犯人を突き止めるために 信じる道をいく鮫島。スピード感と読み終わったあとの清々しさが魅力の作品である。 | ||||
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真田広幸の映画?ドラマ?もよかった。色褪せない。 このあとの作品は舘ひろしがやるけどちょっと違う。 | ||||
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以前からずっと気になっていながらも、文庫版の文字が小さく、読みづらいがために、文字の大きな新装版の 発売を待ち望んでいました。 この度、これから順次、新装版が発売されることになり、嬉しい限りです。 すでに一定(以上)の評価が確立している作品(シリーズ)なので、中身の面白さについては「言わずもがな」 だと思います。 ボクと同じように、このシリーズが未読の方。警察小説として、またミステリーとしての面白さはもちろんですが、 主人公の鮫島を際立たせる「脇役」の、特に鮫島のガールフレンドの晶(しょう)のキャラクターは絶品です! 鮫島をして「ロケットおっぱい」と言わしめる晶のキャラと、鮫島との絡みは読書のスピードを加速させます。 鮫島の上司の桃井さんも「いぶし吟」です。 こうしたキャラクター造形が大変すぐれた作品ですから、是非一読をおすすめします。ボクも大いに先が楽しみ です。 | ||||
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ハードボイルドと言えば新宿鮫というくらい有名な本書。とても読み易く、スピード感のある展開。 官僚的警察組織の中で、一匹狼として生きるかつてのエリート候補生だった主人公。 かなり陳腐な設定だが、キャラクター設定が明確で魅力的だからか、そこまで陳腐になっていなかった。 | ||||
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やはり面白い携帯電話が今ほど普及してない時代、物語の中でも公衆電話が出てくるが、時代をを感じ させない面白さ、文庫新装シリーズで、次々発売されるらしいが、当分楽しめそうだ。 | ||||
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今から四半世紀ほど前に書かれた警察小説の金字塔。既読の作品なのだが、今月からシリーズ全巻が新装版として毎月刊行されると聞き、もう一度、読んで見ることにした。 今、読んでも非常に面白く、現代の警察小説やドラマにも多大な影響を与えた作品であることがうかがえる。 公安内部の機密を手にしたが故に単独遊軍捜査を余儀無くされる新宿署刑事の鮫島の姿は、人気テレビ番組『相棒』の杉下右京を彷彿させる。また、佐々木譲や横山秀夫の警察小説にも描かれる警察組織の確執などの原点が、この『新宿鮫』シリーズなのかも知れない。 読みながら、この記念すべきシリーズ第一作は真田広之主演で映画化されたのを思い出した。映画化に合わせて、光文社文庫からシナリオも出ていたと思う。 解説は北上次郎。 | ||||
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サスペンス色はあまり濃くなく、主人公のキャラに引き込まれる作品だと思う。 こういう作品はシリーズでずっと読んでいたいという気にさせられる。 | ||||
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漢らしくて、おもろかった!! 鮫島や晶、敵キャラも個性的でした。 | ||||
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文庫本を電車の中で読み終えてすぐに、kindleで続編を購入した。現実にどこまであり得るかは、私にはわからないが、キャリア警察官が組織に叛旗をあげて、独立捜査で犯人を追いつめていくという設定は、痛快である。そして、描かれる新宿も、外からは見えない世界なので、どこまで真実に近いかは分からないが、とてもリアルであることは間違いない。日本だけでなく、海外でも通用するようなストーリーと登場人物達である。 | ||||
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今更ですが、おもしろい! 文章もうまいし、登場人物が魅力的! さすがです。 | ||||
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本の状態は大変良好で、内容も鮫シリーズは初めてだが面白かった。。 | ||||
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90年代ハリウッドみたいな陳腐なストーリーであった。ただ、歌舞伎のルールは勉強になる。 | ||||
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とにかく、道路や周辺の建物に至るまで、良くここまで調べ上げたなと感心しました。 引き込まれる文章力がストリーを面白くしています。 ただ、主人公は、もう少し、強くてかっこ良くてもよかったのではと・・残念に思います。 新宿鮫のタイトルは、魅力的です。 | ||||
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