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秋期限定栗きんとん事件



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秋期限定栗きんとん事件の評価: 4.20/5点 レビュー 76件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 41~60 3/4ページ
No.36:
(5pt)

そうじゃない。必要なのは、「小市民」の着ぐるみじゃない。

たったひとり、わかってくれるひとがそばにいれば充分なのだ、と。
の小鳩くんのモノローグに胸を打たれました。

他人といろいろなものを共感しづらい性質の人に向いているお話です。
ほろ苦いより、かなり苦い味の青春小説。確実に読む人を選びます。

それにしても小山内さんは怖すぎますね。
「犬はどこだ」でも感じましたが、米澤穂信さんの書くヒロインにはすごい女が多いですね。

色々評価は分かれているようですが、謎解きものとしてはともかく、小説としては素晴らしい。
私は小市民シリーズファンだし、この話はシリーズ最高傑作だと思います。
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
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No.35:
(4pt)

お前は結局、小市民じゃないんだよ。

連続放火犯を追う瓜野君、それを応援すると言っている小佐内さん、その小佐内さんが放火に絡んでいるのではないかと疑う小鳩君、といった構図が上巻では提示されていた。さて、その真相と結末はいかに、というのが本巻である。

結論からいうと、ミステリー作品としてはまぁこんなものかな、という程度。誰が犯人かという点では意外性は乏しい。ただ、小佐内さんを疑いだした瓜野君の追求は、それまでの伏線を踏まえてよくできていた。しかし小鳩君の追求はさらにそれを上回り、その裏に隠されていた小佐内さんの報復を炙り出すという展開もまた面白かった。

それ以上に、ストーリー全体が面白い作品だった。日ごろ遅読の私が思いの外早く読み通すことができたのも、次がどうなるかとページをめくるのが楽しみだったから。その中でとくに印象的だったのが、いよいよ犯人を捕まえようと待ち構えている堂島君が携帯で小鳩君に、明日からはもう一生話なんかしないかもしれないと語るシーンで、かなりぐっときたりする。

それとこのシリーズ、もっと読んでいたい。「春期」「夏期」「秋期」とくれば当然、次の「冬期」で終わるのだろうけど、それだけではもったいない。少なくとも「春期」の前日譚として、小鳩君と小佐内さんの馴れ初めを描いた作品なんかぐらいはあって欲しいと思う。
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
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No.34:
(4pt)

予想外の展開。下巻が楽しみ。

このシリーズは小鳩君と小佐内さんの物語で、前作「夏期限定〜」で決別してしまったとはいえ、また2人がペア復活するものと思っていたのだが、まずこの予想が裏切られる。小鳩君は仲丸さんから告白され付き合い始めるし、小佐内さんも同じく新聞部の瓜野君と付き合うことになる。

そして今回の事件は連続放火。校内新聞『月報船戸』を一新するため、次の放火現場をコラムで予想しようと事件を追い始める瓜野君。ところが5番目の放火で燃やされた放置自動車が、前作「夏期限定〜」で小佐内さんを誘拐した犯人たちが乗っていた車だった。そこに小佐内さんの影を見出した小鳩君も、新聞部元部長の堂島君と連携して密かに捜査に乗り出す。

果たして真相は? 小佐内さんが放火に関わっているのか? そして別々のペアに分かれた小鳩君と小佐内さんが再び邂逅する時は来るのか? 続きは下巻のお楽しみ、である。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
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No.33:
(3pt)

前フリが長い

クーンツベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)に書いてあったが、小説の山は最初の10ページ(?)第一章で最初の事件を、第二章で容疑者を出すことが必要だそうだ。別に同書のようにすべての小説を書く必要はないが、ライノベで冒頭の90ページ近く「事件」が起こらないのは少し冗長に感じた(小ネタはひとつあったが)
 本書で扱われている「犯罪」は古典部シリーズのような「日常事件物」ではなくりっぱな刑事事件なのだから、ドラマツルギーを少し考えた方が良かったように思う。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
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No.32:
(3pt)

種明かしがちょっと...

上巻でもやや辛口のコメントを書いたが、下巻も今ひとつと言わざるをえない。
 犯人がかなり早い段階でわかってしまう。エンディングの流れも相当程度わかる。
 筆者は意図的にキャラを薄くしているのだから、もう少しストーリーで盛り上げて欲しかった。
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
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No.31:
(4pt)

嵐の前の静けさといった状況

小市民シリーズ第3弾。小鳩と小佐内の互恵関係解消からその後ですね。別れた二人は、それぞれ目指すべき小市民のの彼氏・彼女ができた。小鳩はクラスメートの仲丸十希子と小佐内は瓜野と交際を始めます。両方ともぎこちないですけどね。

春季と夏季は小鳩の視点からの記述がほとんどだったが、今回は新たなキャラクターである下級生の瓜野の視点も加わっている。

バスの降車ボタンを間違えて押したのは女子高生か老婦かとか仲丸の兄貴の部屋に泥棒が入ったんだけど何も盗まれていないのはなぜかといった日常の謎みたいなものはあった。小鳩は結局謎を解いてしまうからね。

今回の上巻は嵐の前の静けさといった状況で、連続放火事件を瓜野が追う。瓜野の鼻息はどんどん荒くなっている。小鳩と小佐内の絡みはなかったね。


秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
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No.30:
(4pt)

正直言って上下巻にする必要がないのではないかと思った

堂島は新聞部を引退し、とうとう瓜野が部長の座に着いた。そこで、連続放火事件について新聞部員総出で犯人を追うことにする。また、瓜野が追っていた連続放火事件に小鳩も元新聞部長の堂島の力を借りて犯人を追うことにした。

正直言って上下巻にする必要がないのではないかと思った。なんか冗長な表現が多かったように思う。復讐の鬼である小佐内もちょっと冗談がきついね。それにしても瓜野はちょっとかわいそうだなという印象だ。身の程知らずとはこういうことか。所詮小市民は小市民たれということか。


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No.29:
(2pt)

1冊で書ける内容だと思います

新キャラは雑魚で魅力なし。ただ出てきただけの女性キャラも
不要。放火事件の解決が主軸でないのは理解できるが「え、それで
終わり?」というすっきりしない結末。主役二人の会話にも前巻の
ような面白みがない。
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
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No.28:
(5pt)

なんと言っても主人公・小鳩のキャラが秀逸。大好きなシリーズ第3弾

「小市民」にあこがれながらも、解答をさがしてしまう推理癖をもつ主人公。小鳩常悟朗。小山内ゆきとの関係解消したとたんに普通の女の子に告白されてつきあいだすのですが、「小市民」としての恋人関係を楽しみながらも、つい謎解きをしてしまいそうになるところや、二股かけられた彼女に「人間失格」と言われてしまう、謎には興味はあっても人間そのものにはほとんど興味がない、その性格が大好きです。今回は連続放火事件とそれを追う新聞部が舞台で、あまりメインストーリに小鳩君は絡みませんが、新しい彼女との微妙な関係が幕間のように挟まれながら、放火事件にあの小山内ゆきが絡んでるらしい展開になっていきます.けっきょく小市民にはなれないと悟り、自分を理解できる相手がいることの大事さを知ります.最後の「桜庵」で栗きんとんをたべなからの小鳩と小山内の会話は秀逸!。ぜひ「小市民」シリーズの続編を読みたいです.
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No.27:
(4pt)

水準以上に面白いが前作より落ちる

ほのぼのテイストに、きちっりと毒を仕込んだ作風はシリーズ共通で、面白く一気に読ませてもらいました。
まあ、前作の苦いラストがあっての、今作なので最後が作者の書いたようになってしまうのは仕方がありませんが、若干予定調和的な感じが残り、ミステリとしての謎が弱い分と併せて、マイナスです。
ただある意味とても残酷な解決編など、並みの作家と一線を引くにたる作者の力量は優れたものなので、少なくともこのシリーズを読んできた人には一読する価値が十分あると思います。
あと、出版元に一言。この厚さ、この内容なら、一冊で出したほうが良いのでは?

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No.26:
(2pt)

瓜野くん可哀想

1巻目の「いちごタルト事件」からこのシリーズを読み始めました。
ページ数は薄いですが、重すぎない絶妙なさじ加減で、季節のスイーツと日常の謎をからめたほんわかミステリで、
「小市民」を目指すという頭のいい主人公・小鳩くんとちょっと変わった、ミステリアスで妙に可愛らしい小山内さんのコンビ。
恋愛ではなく‘互恵‘関係の2人のつかずはなれずの関係が好きでした。特に小山内さんの性格が妙に可愛く思えて(復讐癖があっても)、殺人もなく、
物語の雰囲気もさわやかな感じがして楽しみなシリーズでした。

けれど今回のを読んで主役2人がとても不快に思いました。前シリーズから2人を応援し好感を抱いてきた事を後悔しています。
特に小山内さん。瓜野君が可哀想すぎます。すこし自信家ですが、真っ直ぐな性格の瓜野君をひそかに応援してたのに。
この2人の性格の悪さが物語に外せない部分だとはわかってはいますが、もう純粋に小山内さん可愛い!とかましてやここまで復讐するなんてますますいいキャラしてる!なんてとても思えません。

しかも瓜野君の描写には後のフォローもなく、頑張ってきただけなのにここまで裏切られ馬鹿にされ続けてきたなんてオチは酷すぎます。

久々に読後感の悪い作品に出会ったという印象でした。スイーツと日常ミステリ、という要素から爽やかな方向性だと誤解していただけに、
がっくりきました。
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No.25:
(5pt)

小山内さんが良い味出してます

小山内さん怖ぇ!!!

小山内さんみたいな子もカワイイかなと思ったけど、
無断のキスであそこまで復讐されるなんて怖すぎるww
瓜野君「他愛ない」かもしれないが容赦無すぎるよ……

小山内さんの恋の表現方法が初々しくて可愛いけどww
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
4488451063
No.24:
(5pt)

評価はきっと3段階くらいに分かれる。

かなり評価が分かれていて面白いと思ったので、読者のタイプを切り口にして3段階に分類してみました。ざっくりと。1.脇役がかわいそうだと思ってあげられる、善良な人→主人公2人はひどいやつらだ。と、真っ当な嫌悪感を抱く。…低評価2.脇役はかわいそうでもないが、主人公2人に感情移入するほどでもない人→解決編として、話のオチや伏線回収等を素直に楽しめる。…中〜高評価3.主人公2人に感情移入できてしまう人(異端な性質を少なからず持っている人)→異端な性質を持っているが、その性質を分かり合える理解者はあまりいないはず。(普段は羊の皮を被っているので)→この本は、異端な性質をうまく描き、理解している貴重な一冊となる。…かなりの高評価また、この作品を高く評価してしまうと、自分が異端な性質を持っていると暗に示してしまうので言いづらい人もいるのでは?と思ってしまいました。そのくらい、持ってる人は持っている異端な性質(知恵を働かせて、謎を解いたり人を踊らせたりすることに、喜びを覚える性質?全能感?)をうまく描いている作品だと思います。米澤作品の中でも小市民シリーズ、その中でも秋期限定が一番のお気に入りです。
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No.23:
(5pt)

彼らがとぐろを巻く古蛇になる前のお話

青春小説の佳作と呼んで差し支えないでしょう。ミステリの部分もむろん楽しめますが、これは小鳩くんと小佐内さんのほろ苦い青春のお話。彼らは自らがどうしようもなく異端であることを自覚しています。小鳩くんは謎を食い、小佐内さんは復讐に歓喜する。彼らの才能は日常社会では浮き上がるし、軋轢を生じるし、そのような異端に身を置くことの孤独もありましょう。故に小市民を目指すわけですが……そもそも小市民を目標とすること自体がナンセンスであることに、若い彼らは気づかないのです。自ら「小市民」というあちら側であると認識しているものに、はたしてなれるでしょうか。自らと対立する概念であると認識してしまっているものに?彼らはよくある「中高生の肥大した自意識過剰」などではなく、本質的に異端でどうしようもなく(他者を犠牲にしても)己のカルマを満たしてしまう存在なのです。そうした異端たちは、大人になると小市民になるかと言うと、そんなことはなく自らの業を積極的に受け入れて、社会と折り合いをつけながら自らの業を満たしていくという奇妙で孤独な存在へと成り果てます。周りの風景に溶け込みながら、じっと待って獲物が近づくとぱくりと大口を開ける、年古りた大蛇のように。彼らはまだそこまで異形であることに納得できていないのですが、今巻である種の諦めを手に入れてしまったようです。「小市民」との恋人ごっこの終焉と、自らの獣性を発揮することの快感。放火現場でハンマーを振るう小佐内さんと小鳩くんの姿は、妙に美しくて少し寂しく、なかなかにぐっとくる光景です。これは異形が異形であると自覚していく物語である、と今巻ではっきりとしました。他のレヴュアーのように瓜野くんや仲丸さんが気の毒とは微塵も思いませんでしたねー。だって彼らは日常に埋没していけるのだから。
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No.22:
(3pt)

似つかわしくない小市民的高校生活

互恵関係を解消した2人にそれぞれ恋人ができて,そのお付き合いの様子を中心に上巻は進行する.小鳩くんの舞い上がりっぷりが微笑ましいが,推理の方は上巻ではそれほど見せ場はない.推理力を隠そうする所以が垣間見えるエピソードが登場して,ようやく”小市民志向”の理由がわかった気がした.小山内さんのパートは,彼氏の視点から描かれていて,ミステリアスぶりは相変わらず.連続放火事件を追っていくうちに過去の事件とのつながりが見え始めたところで上巻は終わる.離れたはずの2人が再び近づく兆しが見え隠れして下巻への興味をわかせる.
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No.21:
(3pt)

似つかわしくない小市民的高校生活

互恵関係を解消した2人にそれぞれ恋人ができて,
そのお付き合いの様子を中心に上巻は進行する.

小鳩くんの舞い上がりっぷりが微笑ましいが,推理の方は上巻ではそれほど見せ場はない.
推理力を隠そうする所以が垣間見えるエピソードが登場して,
ようやく”小市民志向”の理由がわかった気がした.

小山内さんのパートは,彼氏の視点から描かれていて,ミステリアスぶりは相変わらず.

連続放火事件を追っていくうちに
過去の事件とのつながりが見え始めたところで上巻は終わる.
離れたはずの2人が再び近づく兆しが見え隠れして下巻への興味をわかせる.
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No.20:
(3pt)

リアリティを感じませんでした

はっきりいって、私はこの著者のファンというわけではありません。
そのため、本シリーズも第1作目などは未読です ( 第2作目は既読 ) 。
それで本作は、前後編にするほどの内容とは、とても思えませんでした。
登場人物の視点が2つになったとはいっても、まわりくどい描写が多かった印象があります。
オジサンの自分からすると、好感の持てる登場人物が1人もいなかったのは辛いです。
自分で自分のことを 「 小市民 」 などという高校生の存在にはリアリティを感じず、
また、警察がするべき領域にまで首をつっこむなど、アリエナイと思いますね。
あくまでもフィクションとしてなら許容範囲かもしれませんが、
放火犯は予想通りで、結局作者がこの作品を通して訴えたかったことというのが、
私には理解できませんでした。
高校生諸君には、復讐などより、もっと前向きなことをしてもらいたいものです。
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
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No.19:
(5pt)

彼女の恐ろしさ

この2人はくっつくのだと分かっていても、やはりくっついた時は嬉しかった。 そのために犠牲になった他2人だが、片方は良いとしてもう片方のダメージは凄まじいと思う。プライドも無くして、友人も、恋人も無くして…。それが彼女の復讐心のスゴさを示すツールであるというのも、後味悪さを通り越して恐ろしさを感じた。最後の一言に彼女の性格が凝縮されている。
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No.18:
(5pt)

ちょっと変わったミステリ

 通常、ミステリというのは、Who(誰が犯人?)、How(トリックは何?)、Why(動機は何?)といったあたりをメインテーマにして展開されるものだと思います。
 しかし、本作のメインテーマは、Whatです。つまり、「小山内さん、今度は何をやってくれちゃったの?」
 犯人捜しのミステリとして読んでいくと期待はずれかもしれませんが、「まさかそこまで」「でも、小山内さんなら・・・」と考えながら読んでいくと、全く違った世界が見えてきます。こうした二重構造は、夏期限定トロピカルパフェ事件でかなり明確になってきましたが、今回の作品では、その技法にますます磨きがかかってきているように思いました。
 評価は分かれているようですが、私は大好きです、ということで★5つ。
秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)より
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No.17:
(3pt)

ジョーって呼んでいい?

『秋期限定栗きんとん事件〈上〉』です。
文章は相変わらず読みやすく、すらすらと進むのですが、内容的には、面白いとも面白くないともいえないような微妙な感じでしょうか。
前の巻で訣別した小鳩くんと小山内さんに、それぞれあっさりと彼女彼氏ができます。
作者の作風の特徴である、青春と謎解き、の青春パートは、そうして進みます。青春については現時点では悪くはないと思います。
謎解きの方は、日常的な事件とも呼べぬような事件、というのはほとんど登場しません。その点では物足りないです。
出てくる事件は連続放火事件です。そしてそれを追いかけるのは、小鳩くんではなく、小山内さんの彼氏となった瓜野です。一ヶ月に一度起きる放火事件を追うので、作中の時間がどんどん流れます。そのせいで、なんとなく間延びしているようにも感じます。決して面白くないわけではないのですが。
さすがに上巻では、事件の顛末が語られるだけで、本格的な謎解きは下巻に持ち越しです。
暫定評価なので★3です。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)より
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