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秋期限定栗きんとん事件
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秋期限定栗きんとん事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
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高校2年の夏に互恵関係を解消した小鳩と小佐内が新たなパートナーと過ごす日々。何だかすっかりキャラ変してしまったように見える二人に、すごく違和感を持ちながら上巻から下巻へと読み進めていた。しかし、その理由もしっかり解明され、小佐内ゆきの最後のセリフでスッキリ解決。今回の<小市民>も読み応えバッチリ。 | ||||
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kindleアプリでスマホ閲覧で暇なときに読んでますが、面白いのでページをめくる回数が上がり直ぐ読み終わり楽しみが無くなりそうで、それだけが心配なところです。 | ||||
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表紙カバーが(アニメに合わせて)2重になっていて アニメから興味を持った者としては 嬉しい。内容は言うまでもなく最高のミステリーとなっていて どんどん続きが読みたくなりました! | ||||
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小鳩くんと小佐内さんの癖が強すぎ。 でも魅力的な2人に釘付けです。 人間模様も面白いし、ミステリーとしても面白い。 上下巻を一気に読んでしまいました。 | ||||
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いわゆる「お付き合い」の要素が入ってくるのか、と思っていたら、どうやら裏ありでした。 | ||||
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何ともはや。他の異性とお付き合いを始めた、小鳩君と小佐内さんが、再び交際を始める予定調和ストーリー。しかし、復讐鬼小佐内さんが、「チョロイ」と言ってのけた、年下の彼氏に対する仕打ちが強烈だった。 自らを犯人だと誤解させるべく、周到に罠をめぐらせ、彼氏のみならず、読者も欺いた小佐内さん。結局、全ては彼女の掌の上で遊ばれていただけか。読者としては、見事な手管に感心してれば良いが、彼氏の方は、完璧にメンタルをやられたこと事だろう。これもキスをしようとした報いか。 やはり小鳩君でなければ、彼女の相手は務まらない。そう納得させてくれる、小佐内さんの復讐鬼ぶりを楽しむ下巻であった。彼女に騙されるのが快感。 | ||||
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小市民シリーズ第三弾は、小鳩君と小佐内さんが、それぞれ他の異性と付き合い始める意表の展開。特に小佐内さんは、下級生と付き合い、お姉さんぶって見せるのは驚き。ところが、この交際、キナ臭さが付きまとい、幸せそうなカップルに見えて、不穏なムードだった。間に、連続放火? 事件が起こり、それぞれの交際相手を通じて、小鳩君と小佐内さんも、無関係ではいられなくなるのだが、今巻のラストで、関連する謎が一気に弾けた感じ。 特に暗躍する小佐内さんが、凄い存在感。小学生みたいな幼い外見で、スイーツマニアと言う設定なので、暗い情念に満ちた行動とのギャップに驚かされる。まさか彼女が全てのシナリオを書いた黒幕なのか、と思わせる筆力で、下巻への興味が嫌が応にも高まった。一体この事件の真相は何か。一旦分かれた2人の関係も含めて、下巻を読むのが楽しみだ。 | ||||
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このシリーズの第1巻にあたる「春季限定」を読んだ時の感想は「ラブコメ、始まったな」だった。小鳩くんと小山内さんの凸凹コンビはやがてカップルになるとしか思えなかったし、今は互いに意識しあってる様子もないけど、いずれは恋人同士になるのだろうと。それが次作「夏季限定」を読むと「ラブコメだと思って読み進めたら、なんかやばい、荒涼としたところに連れてこられちまった。どうしよう」に変わった。この作品で、甘いラブコメ幻想は無惨に打ち砕かれてしまった。しかも打ち砕いた破片に作者も誰も一顧だにする様子がないことから、そのような幻想になんの価値も置いてないことが感じられ、ラブコメ好きで1巻目をワクワクして読んだ当方としては崖から突き落とされた挙句ついでとばかりに生き埋めにされたような気持ちを味わった。しかも厄介なことに、これが滅法面白かったのだ。ラブコメ幻想の破壊によってむしろ作品の完成度が高まったと感じられるほどに、米澤穂信の小説はよく練られている。そして本作「秋季限定」である。個人的に本作の白眉は、小山内さんが瓜野君に向かってマロングラッセの作り方を説明するところだ。読んでる時はなんとも思わなかったが、本書を読了すると、あの箇所は、小山内さんが自身の行動を説明している箇所と読めるのだとわかる。小山内さんが自身の「えぐみ」と向き合い、それをなんとか甘く仕立てようと努力しているのだと言い訳がましくも読者に説明している箇所と読むことができるのだ。そう考えると、小山内さんもまた、小鳩くんとの間にあった互恵関係を成り行き上解消してしまったことで戸惑い、途方に暮れていたのではないかということも感じられるのだ。こんな風に考えてしまうこともまた、小山内さんの、そして米澤穂信の術中なのだろうけど。個人的には大満足の本書だが、あえて言えば難所もある。小鳩、小山内コンビに手を出した2人のうち、瓜野君は手痛いしっぺ返しを喰らい、仲丸さんは多分大学生の彼氏の元に帰った。それはいいのだが、彼らの視点からの今回の件の総括がなさすぎて、モヤっとした感じの読後感なのだ。星を四つにしてるのはそのためだ。とはいえ、この欠落感こそが、次作へと読者を惹きつけるのだろうから、既に惹きつけられている読者としては次の作品に手を伸ばすだけである。 ラブコメには厳しいルールがある。ヒロインは純潔でなければならないし、ファーストキスの相手と結ばれなければならない。幻想を成り立たせなければならないからこそ、このルールは厳密である。だから、そこから踏み出そうとするなら、ラブコメそのものを徹底的に破壊するしかない。破壊したら、ふたたび帰ってくることは非常に難しい。物語の一回性が失われ、説得力が薄れるからだ。そもそも物語の軌道修正自体が作者の手を感じさせて興醒めだ。だから、「夏季限定」を経て、「秋季限定」で本シリーズがラブコメに帰ってこようとしているように見えることは、しかもそれをうまく成し遂げようとしていることは、一読者として作者の技巧に拍手を送りたい。これは仲丸さんが小鳩くんに突発的に交際を申し入れなければ、そして瓜野くんが身の丈に合わない野心を抱かなければなしえなかった事だろう。 ありがとう、瓜野くん、君の奮闘と犠牲を僕たちは忘れない。 | ||||
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米澤穂信は初読みの作家さんでこの本の前に氷菓を読んでみた所よかったので他の本も読んでみたいと思い購入しました。 | ||||
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米澤穂信さんは短編でも長編でも傑作を書きますが、今作はシリーズものの長編でしか出せない読後感が痺れます。 ベストではないが、ベターである 上下巻と読み進める中で否応にも納得させられる。 明示していないのに、小鳩くんも小山内さんも、普段と異なる相手への退屈さが滲み出ていて、それが上下巻と積み重なってからの最後のオチ、最高です。 マロングラッセと栗きんとんと対比のくだり 甘すぎます。。。 | ||||
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物語は下巻に入り、新聞部の瓜野君がフリーハンドを手に入れます。一方、事件の裏で小佐内さんが暗躍を始めます。小鳩君はどう事件に絡んでくるのか、といった幾つかの軸が絡み合いながら物語は進行していきます。もう結末は分かっているのだけど、繰り返し読んでしまいます。不思議な魅力のあるエピソードです。 | ||||
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私自身は殺人事件にあまり興味が無くて、ライトな謎解きの方が好みなのですけど、不思議と何度読み返しても楽しめるエピソードです。 | ||||
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春期限定を読んで夏期限定を読まずに、この秋期限定を読んだので、小鳩くんと小佐内さんが互恵関係を解消してしまって、個々に高校生活を送っているのでびっくりしてしまった。夏期限定を読まないとね。 話のほうは、小鳩くんがクラスの女の子から「つきあおっか」と言われて、楽しい恋人生活を送る小鳩くんの視点と、市内の放火事件を追う新聞部の瓜野の視点の2つで進んでいく。瓜野は図書館で唐突に小佐内さんに告白して、意外なことにつき合うことになってしまう。うーん、大人しそうに見えて小佐内さんはとんでもない子だからねえ、大丈夫かなとはらはらしてしまう。小鳩くんの方も次々と先を読んでしまう習性を隠しきれるのか、いやそんなんでいいのか、相手の仲丸さんが何でも受け入れてくれる女の子だといいんだけどなあとこっちもはらはらする。さて、放火事件の法則性を発見した瓜野のコラムは校内でちょっと話題になり、瓜野は放火犯の追及にのめり込んでいく。大丈夫かなあ、そのうち痛い目に会うんじゃないかと心配になって上巻は終了。 | ||||
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放火犯の追及に小鳩くんや小佐内さんがなんやかやと関わっていくのはお約束の感じ。2人が、ただの小市民でいるわけがないのだ。新聞部の部長になった瓜野がどんどん深みにはまっていくようで不穏な雰囲気になっていく。まあ、放火事件は結局小鳩くんの工作で解決するのだが、この推理力や細工の手際よさは尋常じゃないよね。仲丸さんと上手くいくわけがない。小佐内さんも瓜野に痛烈なしっぺがえしをして別れることになる。これも小佐内さんお得意の復讐だ。えぐい、本当にえぐい。本当の小市民たちがかわいそうだ。 小鳩くんと小佐内さんは、元の鞘に収まるしかないんだよね。やっぱりこの2人は異常だよ。普通の人間はついていけない。まあ、筋をばらしてしまったが、細かいところの推理とか動きとかの機微が面白いので問題なし。その辺がこのシリーズの読みどころかも。 | ||||
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子どもに頼まれました!発送が早くよかったです。 | ||||
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最高だった。 栗きんとん食べたくなった。 優しくて暖かい青春本格ミステリー。 ここまで読んだ方は恐らく皆米澤ファンではないかと思うので内容については敢えて触れません。やっぱり最高ですね。 | ||||
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ラスト1行があまりにも秀逸。 下で何人かがネタバレだと気付かずに書いているので気を付けてほしい。 まだ犯人を書く方がましである。 作者がかわいそう。 | ||||
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小市民シリーズの最終巻。この巻の最後の一文を読みたくて、数年ぶりに春季限定から一気に読み直しました。これほど青春感のある小説を僕は他に知りません。 | ||||
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二作目にて互恵関係に終止符を打った小鳩くんと小山内さんの高校二年の秋から高校三年の秋までの一年間を描いた上下巻の上巻であるが、冒頭からなかなか意表をつく展開で楽しめる。二人に初登場の恋人が出来る。 物語はこれまでと違い小鳩くん視点と今回初登場となる小山内さんの彼氏(!)であり健吾の所属する新聞部部員の瓜野くん視点で交互に進んでいく。 放火事件を巡って次第に小山内さんの不穏な雰囲気が増してくる中、秋から春までを描き下巻に続く。 | ||||
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として読んでいるのでめちゃくちゃ面白かったです、事件の謎とかを期待してると少し肩透かしを喰らうかも。このシリーズは事件の真相よりも小佐内さんの思惑の方が気になって頁をめくる手が止まらなくなる。 瓜野くんがかわいそうとは自分は全く思わなかったですね。頼りになる先輩の言葉をろくに聞かず、能力もないのに周りを使えないなどと見下し独断専行する、上巻からフラストレーションがたまっていたので狼に打ちのめされたのは自業自得としか思えず痛快ですらありました。復讐の理由も予想外でかなり面白かったです。 小佐内さんのスイーツ解説聞いてるとマロングラッセと栗きんとん食べ比べしたくなりますね。 | ||||
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