■スポンサードリンク


鎖された海峡



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
鎖された海峡
鎖された海峡 (講談社文庫)

鎖された海峡の評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

今ひとつ

イベリアシリーズ第5弾。今回どちらかといえば北都は脇役で、むしろヴァジニアの方が
主役といった感じ。ノルマンディー上陸作戦を巡っての激しい謀略戦…を期待していた
のだが、実際に読んでみると、イギリス情報局内の事情説明にページが割かれ過ぎている
感じがして、スペインやドイツでのエピソードが付け足しのような印象を受けた。
何しろ上陸作戦が行われているのは遥か遠方のフランスだし、スペインやイギリスにいる
主人公たちと絡めて書くのはかなり無理があるような気がする(これは前作についてもい
える事なんだけど)。そこで主人公たちを近くに放り込もうとするのだが、これがまた妙
に作為めいていて違和感を感じた。
主人公たちも皆お馴染みのメンバーで、行動に意外性が無いし、新しく登場してくる人物も
そんなに重要な役割を持っていない。
つまり、全体的にバランスが悪いのだ。
このため、活躍して欲しい人物がストーリーに埋没してしまっているような感じがする。
ラスト近くで物語が動くが、ページが足らず既に遅し。バタバタと重要人物が急に出て
きては慌しく退場していってしまう…そして後味の悪いラスト…個人的に逢坂さんの作品が
大好きなだけに残念。次作では多分ヴァルキューレ作戦辺りを扱うと思うので期待したい。
鎖された海峡Amazon書評・レビュー:鎖された海峡より
4062144220

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!