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鎖された海峡
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鎖された海峡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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イベリアシリーズ第5弾。今回どちらかといえば北都は脇役で、むしろヴァジニアの方が 主役といった感じ。ノルマンディー上陸作戦を巡っての激しい謀略戦…を期待していた のだが、実際に読んでみると、イギリス情報局内の事情説明にページが割かれ過ぎている 感じがして、スペインやドイツでのエピソードが付け足しのような印象を受けた。 何しろ上陸作戦が行われているのは遥か遠方のフランスだし、スペインやイギリスにいる 主人公たちと絡めて書くのはかなり無理があるような気がする(これは前作についてもい える事なんだけど)。そこで主人公たちを近くに放り込もうとするのだが、これがまた妙 に作為めいていて違和感を感じた。 主人公たちも皆お馴染みのメンバーで、行動に意外性が無いし、新しく登場してくる人物も そんなに重要な役割を持っていない。 つまり、全体的にバランスが悪いのだ。 このため、活躍して欲しい人物がストーリーに埋没してしまっているような感じがする。 ラスト近くで物語が動くが、ページが足らず既に遅し。バタバタと重要人物が急に出て きては慌しく退場していってしまう…そして後味の悪いラスト…個人的に逢坂さんの作品が 大好きなだけに残念。次作では多分ヴァルキューレ作戦辺りを扱うと思うので期待したい。 | ||||
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