(短編集)
宝を探す女
- 幕末 (129)
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捻りに捻って読者を煙に巻く冒頭の作品、第二次世界大戦中のカティンの森の惨劇に関する考察譚、都心で埋蔵金を探すという女性を描くちょっとコメディタッチの表題作など、よく言えばバラエティ豊か、悪く言えば様式の定まらず手探りをしているような、短編集です。 シリーズでは3冊目にあたるそうなので、前者なのでしょう。 殺人事件があって、それを解決するという様式に飽きた方にお勧めできるのではないでしょうか。 | ||||
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『宝を探す女』(逢坂剛著、角川文庫)には、いずれ劣らぬ、逢坂剛一流の捻りの利いた短篇が5つ収められています。 とりわけ唸らされたのは、『転落のロンド』です。 「わたし」こと岡坂神策の中学時代の同期生・阿曽登美子の夫である信吉が、中学3年生の息子・孝義の同級生・小山田セツ子を転落死させた容疑で逮捕されます。登美子に頼まれた岡坂は、向かいに事務所を構えている弁護士・桂本忠昭を紹介します。 桂本に依頼され、岡坂は関係者たちの調査を進めていきます。 孝義も、生徒の親も、担任の教師も、死んだセツ子は優等生で、学校一の美少女で、誰とも仲がよく、敵がいない生徒だったと口を揃えますが、一人の生徒・中村日出子だけが正反対の証言をするではありませんか。 セツ子の裏の顔を追求するにつれて、犯人像は二転三転します。登場人物たちの思惑が交錯し、事件は複雑な様相を呈しながら、思いがけない終局に向かいます。 | ||||
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