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幻の翼
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幻の翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 61~69 4/4ページ
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ドラマ化されるというので、「百舌の叫ぶ夜」に続き読みました。 前作で魅力的だった主要人物(倉木、美希、大杉、津城)が生臭くなり 私の中では魅力が薄れました。(大杉さんはよかったけど) 不正を暴くため、正義のためとはいえそこまでやるのかと。 読みやすいし、スリリングな展開はさすがですが、 倉木、美希の危機が辛くて早く先が知りたくて頁をめくった感がありました。 ハードボイルドだからそういうものなのかもしれないけど 汗臭さ、泥臭さ、血の匂い、ときに汚物の臭いまで漂ってきます。 (言い過ぎですみません) 百舌の容赦ない殺しが爽やかに思えました。 私はそんな感想ですが、ラストまで飽きさせないし おおそうだったかっていう驚きもあるので 読んで損はありません。 | ||||
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シリーズ1作目「百舌の叫ぶ夜」の読了後、すぐに読み始め、一気読みしました。本作の方が1作目より人間臭さが濃いですが、ミステリ度は1作目よりも抑えめだと思います。しかし、予測不可な速い展開は本作も同様です。1作目との関連性が強いので、同時期に読んだ方がいいです。タイトルの翼って、百舌の翼のことだとはすぐには分かりませんでした。 | ||||
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なかなか退屈せず読めた作品だ。 只、ハードボイルド小説して評価するなら、原寮の作品群、藤原伊織の「テロリストのパラソル」に遠く及ばない。 | ||||
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「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」船戸与一氏にして逢坂剛の最高の変化球と言わしめたこの2作、内藤陳ではないですが、読まずに死ねるかの2作ですね。一作目の百舌の叫ぶ夜は内容のスリリングさもさる事ながらその構成力はピカ一です。次作幻の翼に至っては言うことなし、逢坂さんありがとうです。BUT3作目以降は読まない方が良いかと---。逢坂さんもやはり人間でした。 | ||||
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稜徳会病院で発生した殺人事件の黒幕 森原法務大臣 を追い詰めるべく、倉木警視はマスコミに事件の真相を新聞社にリークしようとする。それを契機に、事件の関係者 倉木、大杉、明星の周りで不穏な動きがみられるようになるのだった ・・・ 公安警察シリーズ第3弾。大傑作『百舌の叫ぶ夜』の続編。 前作が良かっただけに、本作には正直、がっかり。百舌の復活がとってつけたような感じでいただけない。、『百舌・・・』の後日談として決着をつけるのであれば、あえて、百舌を登場させる必要はないのではないかな。北朝鮮の工作員として現れる"新"百舌の正体を、そうそうに登場人物たちが見破ってしまうのも不思議。一応、ひねってはあるんだけど、インパクトがない。 なにより、倉木、大杉、明星らのキャラクターに、湿り気が混じって、前作のクールな雰囲気がダウンしてしまった。 なんとなく読み続けてしまいそうなシリーズではあるのだが。 | ||||
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稜徳会病院で発生した殺人事件の黒幕 森原法務大臣 を追い詰めるべく、倉木警視はマスコミに事件の真相を新聞社にリークしようとする。それを契機に、事件の関係者 倉木、大杉、明星の周りで不穏な動きがみられるようになるのだった ・・・ 『百舌の叫ぶ夜』が良すぎたかためか、比較してしまうと多少もの足りない。倉木、大杉、明星らのキャラクター間に、湿り気が混じっているように思えるからなのだろう。シリーズ作品として見た場合はターニングポイントとして必要なのかもしれないけれど。 スリリングな展開には前作同様に魅せられるので、引き込まれる作品には違いない。これからも読みすすめていきたいシリーズである。 | ||||
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通常、こういうシリーズものというのは、登場人物が一緒でも事件というのは別なものである。そのため、冒頭、いきなり第一作にあたる「百舌の叫ぶ夜」で起こった事件の新聞記事から始まったのには面食らった。 その後別の事件が起こると思いきや、第一作の事件をそのまま膨らましている内容が続く。それでも読者を飽きさせることがない。第一作であれだけ敵討ち、そう、軒並み殺してしまっているのにである。 第一作のレビューでも書いたが、ストーリーが本当にしっかりしており、安心して読み進めることができる。また、どんでん返しの連続で都度サプライズがある。またそれが変に常軌を逸しておらず、想定のちょっこっと外なので、それはないだろ、やり過ぎでは、といった感想を持つこともない。稀代のストーリーテラーである。 解説でも少し述べられていたが、これは第一作と別な本ではなく、二作併せて一作で良い程バランスが取れている内容である。 早く第三作を読むこととしよう。 | ||||
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『百舌の叫ぶ夜』の続編。死んだと思われていた新谷の兄が生きていた……?という話で、ひとことで言えば後日談、言い換えれば長いエピローグとも言える。今回の“敵”は院長が替わった稜徳会病院。シリーズキャラクターの一人と思っていた倉木があんなことになるなど、意外性もリーダビリティも依然として抜群なのだが、読み終わってみると“幻の翼”というタイトルの意味が分かる仕掛けになっている。それが幻だからというか、何かスカされたような感じを抱かせる、何か損をしているような作品。評判が良かったからつい書いてしまった、という続編ではあるまいか?とはいえ、それがこれだけ面白くなるんだから、逢坂剛恐るべし、ではある。 | ||||
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「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」「よみがえる百舌」「のすりの巣」と5作に及ぶ「百舌シリーズ」の第二弾。警察組織を根底から揺るがすはずの、稜徳会病院で起きた大量殺人事件は、政治的な配慮により闇に葬られようとしていた。裏に潜む政治的謀略を暴くため、公安部倉木警視は危険な賭に出る。一方、能登の海に消えた新谷和彦は、北朝鮮に渡り、テロリスト「百舌」として再び日本へ戻り、関係者への復讐を開始する。このシリーズのなかで純粋に前作のストーリーをついだ、まさに続編である。前作同様、迫真のサスペンスを堪能できる作品である。 | ||||
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