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カタコンベ



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【この小説が収録されている参考書籍】
カタコンベ
カタコンベ (講談社文庫)

カタコンベの評価: 2.74/5点 レビュー 35件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21~35 2/2ページ
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No.15:
(1pt)

無理やりですね。

ある意味、乱歩賞の歴史に残る作品です。
もちろん悪い意味での、ですが。
とにかくストーリーが無理やりで、
納得のいかないことばかりでした。
カタコンベAmazon書評・レビュー:カタコンベより
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No.14:
(3pt)

勢いは買うが…

洞窟探検=ケイビング、そこを調べるケイビングダイバーという一般的にあまり知られていない世界を取り上げた視点は面白い。作品のスピード感もまずまず。ただ1つ1つの文が雑で、緊張感を削ぐ場面が目に付いた。序章にあたる部分が本文に相応しくないと感じたし、ニホンオオカミを使ったメリットもよくわからない。謎といえるほどの謎もなく、「ともかく読み終えた」という印象だけが残った。次回作に期待したい。
カタコンベAmazon書評・レビュー:カタコンベより
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No.13:
(1pt)

なんだかなあ

文章が読みにくく、人間関係がむちゃくちゃ。なんでこの作品が乱歩賞を受賞できたのかが最大のミステリー。
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No.12:
(2pt)

ちょっと苦しいな…

洞窟に調査に入ったアタック班が落盤によって閉じ込められた。水没までのリミットが迫る中、東馬は単身、救助に向かうが…。ストーリーの大半は、洞窟からの脱出劇。水が流れ込んでくる洞窟という状況を舞台にしたスピード感、パニック…なんていうものが最大の魅力だろう。どちらかというと、「ミステリ」というよりは「冒険小説」と言った趣である。ただ、全体的に見て不満な部分が多すぎる。まず、序盤はあまりにもバラバラに登場人物が現れて混乱を来す。しかも、その中の数名は殆ど話に絡んでこなかったりして意味が無い。中盤、洞窟に閉じ込められたアタック班と救助に向かった東馬、そして合流してからは、比較的安定してくるのだが、今度は過去の事件が絡みはじめる。この事件の扱いがまた厳しい。犯人の動機であるとかは極めて不思議であるし、終盤、謎解きがされても「かなり偶然に頼った」計画になってしまっていて苦しい。洞窟内に閉じ込められた5人プラス東馬の6人が主な登場人物だというのに、殆ど書き込まれていない人物も多い。最初にも書いたが、スピード感であるとかは良いものがあるのだから、下手にミステリ要素などをいれずに、洞窟からの脱出を描いた作品でも良かったのではないだろうか? そうであれば、素直に楽しめたかもしれない。…もっとも、それでは江戸川乱歩賞受賞はできなかったかも知れないが。
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No.11:
(1pt)

2時間ドラマ

テレビならつまらなくなって眠っても、時間が来たら終わっていて済んだことになる。犬がいて、記憶の片隅に誰かを覚えている、哀れんでしまう読者がいる。まとめるためになにをしてもいいなら、誰も彼も同じようなものを書けるということなんだろう。
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No.10:
(2pt)

それなりに迫力はあるが・・・

洞窟探検、という一風変わった舞台設定に興味を持って手にとった。それなりにスピード感も迫力もあるし、設定の目新しさもあって、テレビの2時間ドラマくらいには楽しめた。が、正直、ミステリーというには、物語としての仕掛けが貧弱。人物の背景描写も、主人公以外はおざなりなので、なかなか深みが出てこない。特に犯人の性格描写が弱いのは致命的。なんだか出来の悪いロボットみたいで全然敵役になっていない。文章や言葉遣いも結構気になる。選者評を読んでいても多くは辛口で、なぜこれが受賞したのかがよくわからないが、若さとかパワーとか、将来の可能性に着目したのだろう。もっとも先はかなり長そうではある。
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No.9:
(3pt)

ちょっと映画を意識しすぎでは

 江戸川乱歩賞受賞作として期待して読ませてもらいました。確かに荒さや登場人物の動機設定など、いまいちなところもありましたが、テンポよく進み、適度なストーリーのひねりなどは好感が持て、非常に読みやすい文体、年齢の割には良くかけていると思います。 ただその年齢のせいか、どうも映画を意識したような場面が多々ありすぎて、文章という面白さから見ると少し弱いかなというところ。 しかし、この乱歩賞は過去の受賞者の中からは大化けした作家先生が多数居られますので、次回作、いやもう数作は期待して待っていましょう。 私は知識はそんなに豊富でないので、タイトルのカタコンベの意味を知りませんでした。途中に知らされてなるほどと思い、ネーミングセンスはまあまあかなと。 しかし、このプロローグは物語のスタートとしてはちょっとずれてないかと感じましたね。後々あんまり意味を持ちませんので・・・・。
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No.8:
(3pt)

次回作に期待します。

ミステリーの割りに犯人探しの楽しさやトリックが少なかったと思います。ストーリーの殆どが洞窟の中という状況は魅力的であり、ケービング等に日頃から全く興味が無い自分でも楽しく読む事が出来ました、残念なのは、特殊な状況ゆえにもう少し複雑な展開も出来たのではないかと思われる所です。ハリウッド映画のような展開は若い筆者ならではだと思いますからもう少しストーリーをきめ細やかにして貰えばもっと楽しく読めたのではないかと思います。次回作に期待!
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No.7:
(3pt)

洞窟探検

子供の頃に、洞窟探検とかでワクワクした事はないですか。これは、そのワクワク感を取り戻してくれる一冊です。洞窟探検とミステリーが重なればこれはもう面白くないはずが無い。そんな気持ちで手に取った一冊でした。事件の発端は、洞窟探検に興味をもつ、2人の若者が探検した洞窟で一人が洞窟内で事故で亡くなったのがきっかけでした。この先は読んでからのお楽しみにしましょう^^ちなみに、カタコンベは地下墓地という意味で、ローマのものは有名です。何故、このような題名がついているかは読み終わって納得されるはずです。選考委員の評にあるとおり、荒削りな部分もある作品ですが、彼の次回作に期待しましょう。
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No.6:
(3pt)

最初の盛り上がりが・・・

プロローグの緊張感のあるスタートから、何故にあのようなEDをむかえてしまうのか?さして重要かつ意味のない人物にページをとり過ぎる。また、プロローグで登場したあの緊迫感はいったい何処に言ったのか。最後の書評でも書かれていたように、もっとサプライズな展開にしても良かったと思う。すべての人物に対して尻切れトンボのような気がしてならない。が、しかし、確かに「この先もしかして・・・」といった期待感が読書のスピードを速めたのは確かであり、この先の著作を私としては期待しているので星は3個で落ち着きたい。
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No.5:
(3pt)

荒削りながらまずまず

乃南アサ氏が言われるように、確かにワクワク感がありました。パニック映画を見るように、軽く一気に読めたのは確かです。しかし、疑問点も山ほどあります。ところどころ、登場人物の心理を理解できない部分があり、作者から押し付けられていると感じる時があります。伏線の張り方もひねりが足りず、驚きにつながりません。ミステリー慣れしている人には先が読めてしまいますね。ストーリーの進め方も強引な部分が目に付きました。たった1丁の拳銃を警察が追ってくる設定は正直「?」です。もしかすると、復讐劇はない方が良かったかもしれませんね。枚数制限ありのデビュー作ということを考えれば、見どころはありました。ところで、ポーズをつけた作者の写真を丸々1ページ挿入する出版社のセンスはどうなのでしょうか。作者ご本人の希望だとしたら痛いですね。
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No.4:
(2pt)

巻末の選評だけは一読に値する

第50回江戸川乱歩賞受賞作史上最年少の受賞と言うことで話題となったが、残念ながら受賞のレベルに達した作品とは言い難かった。まさか最年少受賞で爆発的に売れた芥川賞をまねたとは思いたくないが・・・本作品の長所は、「ケイビング」という設定を取り上げたことのみと言っても過言ではない。一方、短所は多数ある。全体的には人物造型(不必要な人間が一杯でできて、特に前半混乱する)、犯人の動機など、とにかく書き込みが浅い。(以後ネタバレ注意)犯人は今回のケイビングで「あるもの」がみつかると、自分の犯罪が発覚するということをおそれて今回の犯行に及ぶのだが、そんな簡単にばれてしまう程度の犯罪が、なぜ事件当時に明らかにならなかったのか?なぜ事件当時犯人に全く捜査の手が及ばなかったのか?がかかれていない。また、このケイビングにはこの犯人に疑いを持つ者も参加するのだが、これは興信所の調査!で発覚しているのである。日本の警察がそれほど無能とは思いたくないが・・・。そのくせ、拳銃の売人が殺され、拳銃が一丁見つからないだけで、刑事がケイビングの現場へ飛んでくる。拳銃の密売が横行している現代で、拳銃一丁で警察がそこまで動くとは思えない。付け加えると、この刑事は情報を伝えるだけで、以後の展開に全く絡まない。とにかく全体的に未完成という印象である。ただし、巻末の選評は一読に値する。このページの「出版社/著者からの内容紹介」は選考委員の数少ないほめ言葉を無理矢理引用しているが、実はその数倍、注文・難点をあげている。全体として、ほかに適切な作品がないので「消去法で」受賞という印象を受ける選評である。「該当作なし」の年があってもいいのではないだろうか?
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No.3:
(4pt)

ドキドキ感を求めるなら・・・

表現の仕方等には稚拙な部分が多いものの、ただ迫りくるドキドキ感を求めるならば買って損はしないと思う。ケイビングとケイビングダイブ、どちらも初めて知ったのだが洞窟の怖さは十分感じた。これからケイビングに挑戦しようかな、と思っていた人は二の足を踏むことになりそうな気も。ただ、人物描写は確かにまずい。登場人物が多いわりに一人一人の書かれ方がかなり浅いので、印象に残っている人は三人程。これは誰だっけ、と思う事が多々あり。複線のはり方も下手。最近ドキドキ感を求めていたので、それには応えてくれたこともあり評価は少し甘めに…
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No.2:
(2pt)

B級ハリウッドで面白いけど・・・

 物語の枠組みが真保先生の『ホワイトアウト』に似ているなと思ったのは私だけ? 乱歩賞の傾向と対策をそこそこ練って来た、若い応募者が第50回という節目につき、話題づくりのために受賞させられたというのが実情なんじゃないの・・・とイヂワルに勘繰ったりして。 一番面白かったのは巻末の選評。ホントに大爆笑! だってこの作品の受賞は「妥協中の妥協」ですって暴露してるようなものなんだから。みんな一応本作の美点を挙げておりますが、そのあとに作者の資質に関する注文が洪水のごとく押し寄せる(だったら、選考委員のプライドにかけて受賞作なしにすればいーのにさ)。 自然災害で出来た巨大な洞窟の密室がハナから「復讐相手を突き止める計画」に組み込まれてる気がするんだけど・・・気のせい? 犯人は天災が起きなかったら、大勢のケイバーの前でも復讐のドンパチするつもりだったの・・・(冷や汗)  まあ乱歩賞はあくまで新人賞。大抵のことには目をつぶりましょう。 でもね、この神山さんは小説以前の部分に問題ありますよ。絶対音感になぞらえて絶対文感なるものがあるとしたら、音痴ならぬ「文痴」なんですよ。 例えばP77なんか、「身体を鎖で縛られたような拘束感を覚えながら入洞の準備を整え、昼食のおにぎりを頬張る」とあるんですけど、ホントにええセンスしてます。前半はガチガチに緊張感のある描写をしといて、後半には一転、おにぎりを頬張るという、いと無邪気なる表現・・・並大抵の作家には真似できません。選考委員の井上夢人先生の「荒削りという以前のあまりに稚拙で無神経な文章」という選評でのお嘆きはごもっともだと思われます。 冗談抜きで「高校段階の現代国語」をおさらいされたほうがよろしいかと思われます。幸いにして神山先生はまだ24とお若いようなので。
カタコンベAmazon書評・レビュー:カタコンベより
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No.1:
(3pt)

ケイビングに脚光を浴びせた異色の冒険サスペンス

乱歩賞作品だが、ミステリーというよりはエンタメの要素が強い作品。物語の大半が密閉された洞窟の中で展開する異色の冒険サスペンスである。作者は24歳ということだが、かなりハリウッド映画の影響を受けていると思う。大筋のストーリーとか幾つかのエピソードがどこかで観たことのある映画を思い起こさせた。そういう意味で、オリジナリティは薄いかもしれないが、そうした雑多な素材をベースに作品を書き上げた構想力と描写力には確かな力量を感じる。また、ケイビングというあまり知られていないスポーツ?に脚光を浴びせ、一種の情報小説として楽しめた。ただ、弱いのは人物描写で、登場人物のすべてがうすっぺらで物足りない。まるでできのよくない2時間ドラマとかB級映画にでてきそうなキャラばかりで、アクション中心といえど、この中のひとりでもふたりでも惹きむような力があれば物語にもっと厚みがでたと思い、残念だった。そのせいか、話に盛り上がりはあるのだが、予定調和のように収束してしまい、最後に感動するというところまでには至らなかった。これが若さということだろうか。そこは、次回作に期待したい。
カタコンベAmazon書評・レビュー:カタコンベより
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