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ジェネラル・ルージュの凱旋
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【この小説が収録されている参考書籍】
ジェネラル・ルージュの凱旋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全164件 21~40 2/9ページ
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上下巻共に、あっという間に読んでしまいました。 東城大学の話をもっと読みたい。 | ||||
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主人公がかっこよすぎ。ミステリーとしては?だが、これはミステリーではなく「救急医療が大変なことになてっている」「救急患者のたらいまわし問題」というやや手垢にまみれた問題(しかし解決されていない問題)を英雄譚としてうまくまとめている。ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)が出る訳である。 | ||||
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普段は本を読んでから映画を見る(原作を超える映画ってなかなかないので、先に本を読むのが習慣になってます)のですが、 今回は映画から書籍という流れです。 『チームバチスタ』も『ナイチンゲール』も読んだので、『ジェネラルルージュ』も期待でいっぱい。 しかし・・・上巻の頭1/4はナイチンゲールの内容と同じ。ナイチンゲールを読んだのが半年以上前だったので、 「あれ?この本読んだことある気がするんだけど」と思いながら読みました。 なるほど、「ナイチンゲール」と「ジェネラルルージュ」の時間軸が同時進行なんですね。 これ、同時進行にした意味ってそんなにあるのかな?最初のページ稼ぎなんじゃないの? ってのが、本音。だけど、その前半の重複した部分をすぎると海堂ワールド炸裂です。 読みやすいし、展開も早いし。残念なことに白鳥の出番が他の二作品と比べると極端に少ないところが 白鳥ファンとしては寂しかったですが・・・ 最初の重複した部分の苦痛があったので、ナイチンゲールを読んだ私としては、★は4つです。 でも、重複した部分を過ぎたその先は★5つに値する作品でした。 オススメです。 | ||||
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ナイチンゲールの裏でこんな事件じゃないけど、 別件で色んな人が頑張ってたんだ! もう一度ナイチンゲールを読みたくなりました。 内容はとにかく速水先生が素敵すぎる。 誰よりも患者のことを考え、自分を犠牲にして今後の日本の医療に立ち向かう。 素晴らしい。 北の過疎地へ行っても、神のような活躍をするはず。 ただ、ほんと沼田いやなやつ。 だけど、今まで嫌と思ってた黒崎教授も、 素晴らしい医師だったんですね。 | ||||
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非常に優れたエンターテインメント。ただしひとつだけ、作品を(部分的に)損なってしまっている点がある。それは前作との共通部分をたくさん含んでいることだ。 特に、女性歌手と共感覚の件。これらは前作の話をほぼ丸写ししているだけで、本作において記述される必要性はまったくない。エリート警察官が登場しないように、他の人物もまた、前作から引き継がないで消えてしまっていた方が、すっきりする。 それよりは、翔子について、新たに同様のエピソードを作れば良かった。たぶん作者は、そのエピソードを面白がって、本作にも書き入れたのだろう。しかし、同じ話を二度も読まされる読者は、たまったものじゃない。「あれ? これは前作と同じなのかな? 間違って同じ本を買ってしまったのかな?」と二度も表紙を確かめた。 同じ内容の本に二度も金を払わせるなんて、ほとんど詐欺に近い。作者はこの共通部分について、全面的に書き改めるべきだ。さもなくば、削除して、その分、金額を下げるべきだ。とにかく、声を大にして言いたい。同じ内容の本に二度も金を払わせるなんて、ほとんど詐欺に近い、と。 (現時点では著者の代表作と言えるほど)非常に優れた作品であるがゆえに、これほど大きな問題を残していることが、残念でならない。 ※ もともとは両者がひとまとめになるはずだった、という裏事情はわかっているが、実際には別々の本にしたのだから、ちゃんと別のエピソードにするべきだ。書いた時点では新人作家だったのだから見逃されるかもしれないが、もはや売れっ子作家になったのだから、過去の詐欺的行為については、改めるべきだろう。 ※ 作品全体については大きく満足しているが、ダブりの分についてだけは「金返せ」と言いたくなる。(言わないけど。) | ||||
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チーム・バチスタの栄光を書いた海堂尊さんの小説。 舞台はチーム・バチスタの栄光と同じ病院。しかし本書は犯人探しのミステリーではないのだ。 最初読み進めていた時、てっきりミステリーだと思い込んでいたので驚いた。 しかし読後感は爽やかですっきりした気分だ。 医療現場に起きている問題点をあぶり出すような感じがして矛盾の塊を破壊したような快感を 感じたからだ。虐待を発見した時のスキャンによる遺体検査。 そういえば海堂尊さんがいつの日か、TV番組(たかじんのそこまで言って委員会)で 日本の死因が非常にあいまいであり危険だと指摘していたことを思い出し、 ああ、その主張が物語でも描かれていたのかと感心した。 倫理問題についても患者不在の過去を否定しつつ、一部で見られる行き過ぎた医療倫理を 戒めているメッセージなどが興味ふかい。 単なる小説ではなく大きなメッセージが散りばめられているのが本書の良い点だと思う。 | ||||
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一気に上下巻を読破してしまいました。 本当に面白かったです。 速水先生の熱い想いにグっときました。 | ||||
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上巻を読んで感じた、本作品の完成度 『ナイチンゲール』以上『バチスタ』以下。 これは下巻を読んでも変わりませんでしたが、下巻はかなり面白く、後半一気に読み進めてしまいました。 『バチスタ』とは異なった面白さがありました。 個人的には、 'リスクマネジメント委員会での沼田と速見とのやり取り'と、 '速水の辞表提出に関しての黒崎教授と速見とのやり取り'、 が面白かったです。 速水カッコイイ。それと、黒崎教授も。鳥肌立ちました(笑) それから、大量のけが人をさばくときの速水も。 まあ、全体的にドラマティックに仕上がり過ぎている感は否めなかったけど、それでも十分に楽しめました。 これからの、速水と’彼女’との行く末が気になります。(笑) 続編も読もうっと。 | ||||
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作品の完成度としては『ナイチンゲール』以上『バチスタ』以下という感じです。 (まだ上巻しか読んでいませんが) 個人的には病院内の人間関係、特にエシックスの沼田と田口のやり取りを、最も面白く思いました。 組織の中には絶対あーいうヤツいるよな、って感じで。 いちいち書類の手続きに厳密にこだわる、典型的な官僚型の人間。 自分は一民間企業に勤める人間ですが、ここにもいます、そういう人。 それと速水がカッコよかったです。 作者は’医者としての理想像’をそこに描き出しているのかもしれません。 リベートに関しては法的な観点ではなくて、倫理的な観点に焦点を持ってきているようですね。 理想の速水と、現実の沼田。 対決が楽しみになってきました。 下巻を早く読みたくなってきました(笑) | ||||
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海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』(宝島社、2007年)はバチスタ・シリーズの医療ミステリーである。但し、他のバチスタ・シリーズに比べると、ミステリーの要素は少なく、白鳥圭輔の出番も乏しい。田口と大学同期の速水晃一、島津吾郎が共闘する大学同窓会的な雰囲気も出ている。大学という小中高校とは異質の空間を共に過ごした級友の距離感が清々しさを与える。 本書は『ナイチンゲールの沈黙』と同時期の出来事を扱っている。同じ人物や出来事が異なる視点から描かれており、併読すると内容が深まる。万年講師の田口がバチスタ・スキャンダルの処理によって一躍時の人となったポジションの変化も興味深い。著者の作品は桜宮サーガと呼ばれる統一的な世界観で構築されているが、複線的な視点を有している。それが真実は一つ的なナイーブな独善とは異なるリアリティを深めている。(林田力) | ||||
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2作目の「ナイチンゲールの沈黙」を読んで、リアリティの無さに少々がっくりきていたところで本作を手にした。 ナイチンゲールと時間軸が同じなので2作目を読んでいるデジャビュを感じて「あれ?これもやばいか」と一瞬ちゅうちょしたもののちょっと読み進めてみるとこれが実に面白い面白い。 ジェネラルルージュこと速水の格好良さ。 田口VSエシックスの沼田の頭脳(?)戦。 ナイチンゲールでは感じなかった田口のなかなかのしたたかぶり。 など読みどころもいろいろ。 上巻のラストのジュネラル・ルージュのエピソードも好きだなぁ。 | ||||
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ジェネラル・ルージュこと速水の決断力や強引さなど、この男の持つ存在感に魅了される。 速水のカッコ良さのかげで主人公・田口公平もエシックスの沼田相手になかなか味のある戦いを見せる。 エンターテインメント小説でありながら、ドクターヘリの導入問題や、Aiの使用倫理の問題など社会派な面もチラリとのぞかせる。 物語としての完成度も高く第二弾の「ナイチンゲールの沈黙」はいまいちな印象だったが、本作をより楽しむためには事前に読んでおいた方がより理解が深まっていい。 | ||||
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小学生の時、初めてエラリー・クイーンを読んだ時以来の衝撃。 いや、凄い。脱帽。 圧巻は、「被告」ジェネラル速水と「裁定者」沼田の立場が、大逆転する場面。痛快! 速水とは対立し、敵役と思われていた黒崎「御大」も、速水を病院に残すために駆けつける。 修羅場で、自らへの「屈辱」をも凌駕する「神の降臨」を見た、この人も男であった。偏屈オヤジ、最高! 話は前後するが、初登場の氷姫が、いきなりAIを駆使して児童虐待を暴く場面も良かった。次作での活躍が期待される。 「バチスタ」「ナイチンゲール」同様、医療の現状を憂う筆者の想いが、幹として一本貫かれている。 「ナイチンゲール」と同時進行し、交錯する展開。 いやはや、凄いものを読ませていただきました。 海堂さん、ありがとう! 「バチスタ」「ナイチンゲール」を読んでいないと、おもしろさが半減するので、まだの方は、まずはそちらからどうぞ。 ミステリーではないが、生半可な推理小説や法廷劇より楽しめる、エンターテインメント。 個人的には★6つ以上。最大級のお勧め。 | ||||
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田口・白鳥コンビの第3弾。 今回の舞台は救急医療だ。 救急現場でジェネラルの異名を持つ「速水部長」。彼の業者との癒着について内部告発があった。 その真相を探っていくが、これは物語の主軸とはならない。 救急医療とは何なのか、を問うている。 ジェネラルの名が示す通り、修羅場を仕切る速水の描写シーンは圧巻だった。 かっこいい。 この物語は2作目「ナイチンゲールの沈黙」と同じ時期で描かれている。 なので、2作目のセリフも登場するのだが、違った目線でお互いの作品を観れる楽しみがある。 この作品も他の作品の背景や登場人物が織り込まれているので、「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「螺鈿迷宮」の後に読んでほしい。 | ||||
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田口・白鳥コンビの第3弾。 今回の舞台は救急医療だ。 救急現場でジェネラルの異名を持つ「速水部長」。彼の業者との癒着について内部告発があった。 その真相を探っていくが、これは物語の主軸とはならない。 救急医療とは何なのか、を問うている。 ジェネラルの名が示す通り、修羅場を仕切る速水の描写シーンは圧巻だった。 かっこいい。 この物語は2作目「ナイチンゲールの沈黙」と同じ時期で描かれている。 なので、2作目のセリフも登場するのだが、違った目線でお互いの作品を観れる楽しみがある。 この作品も他の作品の背景や登場人物が織り込まれているので、「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「螺鈿迷宮」の後に読んでほしい。 | ||||
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面白かった。それだけで私には十分である。複雑怪奇な事件が起こるわけではなく、謎解きの興奮を味わうこともなく、最後の最後にどんでん返しがあるわけでもないけれども、誰も殺されないのが良かった。やたらとチュッパチャプスをなめている場面が出てきたが、なるほど、そういうことだったのね。ちょっとホロリとさせられるところもあって、なかなか面白くて結構でした。面白くもない「シューマンの指」なんていう本を読んだあとだから、余計に面白く感じたのかもしれないが。 | ||||
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「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」に続く第3弾。本作を読む前に発表順に前2作を読んでおくべきでしょう。この作品では、ミステリーを排除してしまっているので、ミステリーを期待する人にはお勧めできません。しかし、医療現場の現状など医療に関する作者の思いは、より一層深く描かれています。田口&白鳥コンビの活躍は相変わらず面白く、殺人事件など起きなくても次々にページをめくってしまうことでしょう。 | ||||
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本書は、『チーム・バチスタの栄光』の続編で2008年に映画化もされた作品である。 読み切って感じたことは、「この小説は作者の強いメッセージが込められている」ということ。 全編を通じて一番気になったキーワードが「現場と経営の温度差」というものだ。 経営側は「病院の利益を考えろ」、現場は「患者の命を救うためなら利益なんてどうでもいい」と読んでいて一番感じたことだ。 これは医療だけに限ったことではないのだけれど、どの分野・業界でも「利益第一主義」に陥っているのではないかと最近思っている。 たぶん作者は「利益を考えることはもちろん大切だ。でも、それと同列、時としてそれ以上に大事なものがあるのではないか」ということを言いたかったのではないだろうか? それ以外でも、登場人物たちからの言葉には考えさせられることが多い。 特に、本作の裏の主役とでも言うべき速水の言葉からは感じることが多と思う。 映画などを見て興味を持った人にはお勧めする。 きっとそれと同じくらい、それ以上の感動と教えを受けることができるだろう。 | ||||
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三枚目担当の田口&白鳥主人公コンビに匹敵する、正統派二枚目ヒーローがシリーズにやっとこさ登場。その名は速水晃一、救命救急センター部長。シリーズ第一弾『チーム・バチスタの栄光』を上回るスピード感で、海堂ワールドにぐいぐい引っ張り込まれ、気がつけばあっと言う間に読み終えていました。物語の時系列では同時期を描いている『ナイチンゲールの沈黙』が「陰」なら、本作はまぎれもない「陽」の物語。冒険活劇さながらの躍動感と背中合わせに、ちょっとしたロマンスもあり、読者を選ばない秀作でしょう。『ジェネラル・ルージュの伝説』では未だ描かれていない、速水先生の今後の活躍に期待大、です。続編のスピンオフ作品を切望します♪ | ||||
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三枚目担当の田口&白鳥主人公コンビに匹敵する、正統派二枚目ヒーローがシリーズにやっとこさ登場。 その名は速水晃一、救命救急センター部長。 シリーズ第一弾『チーム・バチスタの栄光』を上回るスピード感で、海堂ワールドにぐいぐい引っ張り込まれ、気がつけばあっと言う間に読み終えていました。 物語の時系列では同時期を描いている『ナイチンゲールの沈黙』が「陰」なら、本作はまぎれもない「陽」の物語。 冒険活劇さながらの躍動感と背中合わせに、ちょっとしたロマンスもあり、読者を選ばない秀作でしょう。 『ジェネラル・ルージュの伝説』では未だ描かれていない、速水先生の今後の活躍に期待大、です。 続編のスピンオフ作品を切望します♪ | ||||
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