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ルームメイト
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ルームメイトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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「意外な犯人」と聞いていたので、つい犯人を予想しながら読んでしまって、最後の驚きが半減してしまいました。純粋な気持ちで読んでいれば、もっと面白かっただろうなって思います。 この方の作品は、描写が気持ち悪い部分が少しあるので、そこが私は苦手です。でも、内容は多重人格者の話で興味深かったし、すらすら読めました。恋の発展もほっこりした気持ちになりました。先輩の存在が主人公の女性を幸せにしてくれると思ったんですけど。でも…最後は悲しい結末になりそう。。 | ||||
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読み進んでいくと結末は予想がつく人は多いのではと思う展開で、宣伝が大袈裟過ぎる気がしたのが正直なところですが、映画でも観ているような読みやすい文章で、映像的な展開でそこそこは楽しめる作品。 実際映画にでもしてみたら結構面白いかもと思いました(演技力のある人を据える必要があり配役はかなり難しいですが・・・) | ||||
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本屋でごり押しされていたので買って読みました。結構前に出された本なので(15年近く前)、古さは仕方ないとしても、読んでいる間気になったことが2点。・あまりに都合がいい設定 20歳若く見える(誰も気が気がつかないレベルで)多重人格っていくらなんでも・・・・なぜそこまで関わる? 謎を解き明かすためにがんばる人たちが、(特にボンクラ大学生が)なぜそこまで危ない目にあってまで事件に絡もうとするのかが謎。理由がない気がする。あと、最後の落ちにあたる部分も登場人物の性格を考えても不自然に過ぎる気がする。 | ||||
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古いというより、とにかく出来が悪い。小説の冒頭で、倒叙ものみたく事件が描かれるが、被害者が犯人を部屋に入れる行動で「その状況ではありんだろ!」という思いが頭をよぎる。「いや、売れてる本だし、そこにトリックがあるのかも」と思いつつ読み進めると、主人公(?)の女子大生の女友達が全く登場しないとか、金欠なのに東京から京都まで旅行するとか、京都を知らない人間が円山公園近くの喫茶店で待ち合わせするとか、とにかく不自然な設定や描写のオンパレード。意味もなく列車の名前や観光地が出てきたり、神社の蘊蓄をたれるあたりは、安っぽい二時間ドラマを見せられている気になってきて、推理も何もあったもんじゃない。誰が犯人かということも、三分の一も読めば想像が付き、半分読めば確信できるので、後の半分は、ただただまどろっこしいだけだった。多重人格の描写の異常さも含めると、とんでも本に分類してもいいくらいだろう。 | ||||
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非常に読みやすく、先も気になるので一気に読めました。面白しろかったですよ。ただ、帯の「いやあ、まんまと騙されました。」という表現はちょっと違う気がします。なにかトリックや罠とかで騙されるとかならまだしも、多重人格を使ってしまえば、なんでも出来るんじゃないかなと思います。 | ||||
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私も他の何人かのレビュアーさんと同様に、帯に騙されて買った者です(笑)真相には第一部の時点で気付いてしまいましたが、よくある力技のような叙述トリック作品に比べるとこの『ルームメイト』はスマートで分かりやすく完成度は高かったと思います。それと第三部からモノローグ4にかけての何かが起こりそうな空気感がすごく好きです。ホラー作品も書いている著者ならではの魅せ方だったように思います。 | ||||
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先入観無しに読んだので面白かったです。エンターティメントとして軽く読むのに良いと思います。筋については、主人公の学校の先輩の行動、その友人の行動等、不自然な部分が目立つのは確かです。いくらなんでも現実だったら、こんな行動はしてないだろう、怖くは無いのか、この人たちは・・? まあ、そういう不満はありますが、他の作品も読んでみたいと思える本でした。 | ||||
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本書は、’97年発表、’06年文庫化の作品ながら、最近になって世のミステリー好きから注目され、’10年末の時点で20万部の売り上げを数えて、本格パズラー今邑彩の代表作となった。女子大生となり、実家の愛知県津島市から上京した萩尾春海。彼女は京都から来た西村麗子とマンションをルームシェアするという共同生活をして約4ヶ月。実は麗子は多重人格者だった。主人格は、同名の娘を持つ青柳麻美という42才の女。そのほかにも松下貴弘という横浜のサラリーマンの内縁の妻、平田由紀。銀座のホステス、マリ。そして6才の少女、サミー。実に5重の人格を持っていた。初めは失踪したルームメイト麗子を探すため大学の上級生、工藤謙介と共に行動を起こす春海だったが、彼女が殺されるにいたって、フリーのライターで謙介の従兄武原英治も独自に調査・取材を始める。どうやら先日新宿のホテルで起こった池袋の英会話スクール経営者、ロバート・パーカー殺人事件と関連があるらしい。やがて謎の真相を掴んだらしい武原も殺される。ストーリーは、いくつもの人格をもった麻美を軸に、春海と謙介が連続殺人の真犯人の謎を追う展開となるのだが、武原が、そして彼が工藤に託した事件の真相は思いも寄らぬものだった。挿入される<モノローグ>が、折原一ばりの叙述ミステリーの体裁を持ち、大きな伏線となっているが、今邑彩が仕掛けた謎・罠は、ミステリー初心者の読者は、コロっと騙されるんだろうけれども、実は第三部のはじまりくらいの段階で私には分かってしまった。これだけの多重人格者が絡む物語というのは、本格ミステリーとしては“禁じ手”(?)、やりすぎで、かえって興をそぐのではないか。そんな要らない心配をしてしまう。 | ||||
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帯の説明が期待を煽るので、変に期待しすぎたり、勘ぐりながら読むとちょっと興ざめするかもしれないですが、そんなことは気にせず、気軽に読む分には結構楽しめるよくできた小説だと思います。私は騙されました ^^) | ||||
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多重人格を題材に持ち込んだのは面白味を感じ、マリ以外にも多重人格が居るという展開に興味をそそられます。 それが誰かという点は、それはそれで面白かったのです。が、解決したと思わせた多重人格症状には、まだ別人が作られ残っているという結末は、収拾がつけられなくなってこうしたという印象を与えてしまいます。 よく考えた結末だとは思うのですが、これで終わりだとインパクトが足りないなあと感じてしまいました。 | ||||
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他の方々が書かれているとおり、帯の「いやあ まんまと騙されました」というほどの意外性はなかったが、フェアでまあまあ納得のいく結末だった。叙述トリック的な大仕掛けを警戒して読んで、損したと思う。しかし、冒頭の「モノローグ1」から台詞の1つとっても筆者が整合性に気を使ってフェアに書いているのがわかるので、その辺のディテールの完成度を楽しんだ。 あと、神社の話が興味深かったが、作品テーマに深く結びついているという読み方ができなかった……これは小生の読解力不足かもしれない。 余談だが、「甥っ子」の結婚式に出席する武原の親に真実を教えてやりたいものだ、気の毒すぎる。 | ||||
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帯で随分意外性を強調していますが、なに第三部にはいった辺でほとんど仕掛けが読めてしまい、すこし遡って読み直せばほぼ完全に確定します。逆に言えば、それだけフェアに伏線を仕込んであるという事ですけど。 小説としてのできは悪くありません。それほどこの手のネタが流行りすぎたんですよ。結局。 | ||||
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最後はどうなるのか期待はするが意外性はあまりない。 複数の多重人格者が登場し、かつ「小説」であるため読者は登場人物の声や姿を聴覚・視覚でとらえる事ができないため、何かうまくそこを利用され誤魔化されている感が有り反則のような気はする。 加えて1997年に書かれたとの事でアイデアや各事件の落ち?の古さは否めない。 エンディング前にもったいぶって一旦あとがきを挿入しているがこれはいらない。 そこまでするほどエンディングに衝撃や驚きはなく「ああそうなんだ」という程度。 かえって一旦あとがきを挟んだ事で読者の期待のハードルを必要以上に上げてしまい、ラストに衝撃を感じない作りにしてしまっている。 時間がある時の暇つぶしには悪くはないが。 | ||||
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帯に「ミステリー好きはぜひ! ミエミエな展開だなあと思っていたら、 意外な方向に話は進んで、いやあ まんまと騙されました。」と 書いてあるのに惹かれて購入しましたが、読んでいる間「騙されないぞ〜」と 力が入り過ぎていたためか、いろいろ考え過ぎて展開がある程度読めて しまいました…。 これから読まれる方は、あまり考え過ぎずにサラッと読まれることを おすすめします! | ||||
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なかなか面白かったです。が、オチは読めちゃいます。ミスリード誘うフェイクもミエミエという感じです。悪くはないけど一昔前のミステリーという感じ。今さら話題になって売れている理由はわかりませんでした。 | ||||
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読売新聞で評判の文庫として取りあげられたので読みました。ルームシェアしているルームメイトには別の生活があって…事件に巻き込まれていく展開に一気に最後までいっちゃいます。だけど、こんな設定ができるのは万にひとつもない。同じテーマだったら井上夢人の作品に軍配があがるが兎に角 どうなるか最後まで読ませる作品です。 | ||||
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話は、主人公である女子大生のルームメイトの女性が突然失踪したところから始まる。そして、真相を調べていくうちに、実はそのルームメイトは、他の男の内縁の妻として二重生活を送っていたことが判明する。なぜそんな二重生活を送っていたのか?読み進めていくうちに話は思わぬ方向に展開していき、よい意味で予想を裏切られた。 ミステリーは、読者の予想をいかに裏切るかが、その小説の面白さにつながる。かといって現実離れし過ぎると逆にしらけてしまう。この作品は、若干現実離れの方向に傾いてはいたものの、そのバランスが取れていたように思う。 | ||||
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私自身は割に気に入った題材、プロット、展開でした。ま、見ず知らずの初めて会った人とルームシェアをして物件を借りるかしらとか、単身赴任している日中に、妻が全くうちにいないなんて、わからないのか(あるいはそれが明らかに近所の人にわかるような格好で、新聞が突っ込まれたまま、ってどうなんとか)、細部で、ん?と首をひねる部分はないではないですが。 人の持つ多重な部分(別に多重人格者ではなくとも、人と言うのはけっこう、いろんな顔を持っているような気がするんだな)を中心にした話の展開は、謎解きとして、サスペンスとして、面白かった。 ただ、これはどうだか、と思うところがあります。 第一は、まず、本の帯。 「ミエミエな展開だなぁと思っていたら、意外な方向に話は進んで、いやぁまんまと騙されました」って、余分ですね。いらない言葉です。正直、読み手の心情を縛ります。 第二は、4つもあるモノローグ。 作者自身が、その前に「ノベルズ版(1997年刊)では、この後に衝撃(?)のラストがあります」といってって、モノローグ4を紹介しています。超後味悪い最後になるから、読むか読まないかは読者次第とかいう文言とともに。これはよけいでしょう。正直言えば、モノローグ4自身が不要と思うんですが、それ以上に、この作者の言葉はもっと余分。それこそ、後味を悪くしています。 最後に、やはりプロットとして、こう多重人格者を一杯出してくるのはどうなんだかなぁ。 いくら理由をつけても、そもそも少ない多重人格者が、こううまく出会うことで成り立つ小説は、余りにもありえーん?!ライトな導入から、ぐっと人の持つ怖さに入って行く興味深い小説だけに、何か、もう少し無理をしない構成にしたらよかったのになぁ、と言う気になります。 | ||||
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あらすじ 大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。 どういうわけだか気の合う二人は 互いに干渉しない約束でルームシェアを始めることに。 しかし快適な生活はつかの間、麗子はやがて失踪してしまう。 彼女の跡を追ううち、彼女の二重、三重生活が明らかになっていく。 彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。 茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが・・・ 感想 それなりのネタばれを含みます。 この作品、オチの一部だけをみると、 そんな偶然あってたまるかの域に達する偶然が炸裂します。 もちろん伏線は張ってありますが。 それが気にくわない人もいるかもしれません。 ですが、この作品のテーマは 一つの空間に複数の人間が住まうルームシェアです。 あのマンションを一つの身体だとみなすと、あの二人は・・・ あからさまなまでに伏線が提示されているようにも思います。 | ||||
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今邑作品のトーンは平坦なものが多いのだけれど、今回は設定が割と派手だったのでどうなるのかとわくわく読み進んだ。 先日読んだ明野照葉のような、ちょっと叙述形式が折原一のような‥と、ページをめくりながら思う。 つまりは若干、どっかで読んだ感のある作品。 いやきっと、もう少しでもしかしたら、と思いつつ読んだら最後のページだった。 うーん。文庫版にはポケット版のラストを隠しかける作者のメッセージも入るが、むしろそれも中途半端。 その気持ちがもしかしたらこの作品全体に流れたのか? | ||||
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