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中庭の出来事



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【この小説が収録されている参考書籍】
中庭の出来事
中庭の出来事 (新潮文庫)

中庭の出来事の評価: 3.13/5点 レビュー 56件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1~20 1/2ページ
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No.22:
(5pt)

ありがとうございました

良好な状態で受け取り読破中
ありがとうございました
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No.21:
(5pt)

実験的な試み。恩田陸パワー炸裂といったところ

中庭で起きた3つの殺人事件。それを巡る3人の女、そして男。幾重にも劇中劇が構成され、読み進める内にどれが芝居でどれが現実なのか分からなくなる。
 で、真犯人は一体誰だったんだろうか。

 作者の力量を遺憾なく発揮した実験的な作品。
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No.20:
(4pt)

必読!

こういう変わった構成を活字で見せられるとは思わなかった。オススメです。
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No.19:
(4pt)

最後ですべてがひっくり返った。

とにかく複雑で、謎がいっぱいです。それぞれの人たちの事件や謎、不思議な出来事が進んだり、どこか変化していたり、途中から台本のような形式になったり、事件の話と思いきや舞台の話だったり…と私にとっては読みごたえがありましたが、一気読みができない人にはきつい小説だと思います。
きついと思う理由は、この小説は、読んだ部分をある程度覚えていないと、話についていくことが難しいからです。突然前までの章とまったく違う場面に飛び、何章か前に話していた事件について考察していたり、微妙にさっきとは違う出来事が繰り返されたりしているので、一気に読みつつ内容を覚えていないと、「え、それ何の事件だったっけ?」前の章を読み返さなくてはいけなくなるかもしれないからです。
また、途中から現実と虚像(舞台)の世界が曖昧になり、混乱しやすくなるので、一気に長い時間読める環境で読んだほうがいいと思います。
最後は、私の頭の中がすべてひっくり返されたような感覚になりました。今までのはなんだったんだ!と思う人もいるかもしれませんが、最後の最後、数ページで十分に驚かせてもらったので、私はこの結末好きです。
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No.18:
(4pt)

個人的には納得

うーん、とにかく疲れました笑
レビューで低評価している方て、設定が凝りすぎ、どこが現実でどこが芝居なのかわからないetc…
要するに複雑で分かりづらい!ということが言われているようですが、それこそがこの作品の狙いだったのではないだろうか
文庫版あらすじに"内と外がめまぐるしく反転する眩惑の迷宮"とあるように。
まぁ私自身も何を言いたいのか分からなくなってきましたが、個人的にはストーリー、構成、オチ共に納得の作品でした。
ただ読むのは一度きりでいいかな笑
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No.17:
(4pt)

いいね!

複雑なことは言うつもりないよ。
とにかく面白かったし夢中になれたよ
読み終わったあとも、そこそこ満足感あったし。
楽しかったすごく
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No.16:
(5pt)

私にはツボですが

高い評価をなさる方と低い評価をなさる方と分かれる作品のようですね。感情移入をして一気に読むような小説ではないので、どうしてもそうなってしまうのだろうなと思いますが、私的にはツボでした。ひとつの脚本が繰り返し演じられる中、芝居なのか、現実なのか、混乱させられる快感に酔いしれました。こういうややこしく、面倒くさい設定で、ここまでさらりと、読みやすく書き上げてしまうのは、恩田陸さん意外にあり得ないと思ってしまいました。それほど、恩田さんの力量が見事に出ている作品だと思います。ただ、こういうチャレンジ要素の強い作品だと、うまく嵌れないと、つまらなく感じてしまうと思います。そういった意味では、単行本をパスして文庫本にして正解だったと思う方も多いかも?
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No.15:
(4pt)

読み込むべき

さらっと読んではいけない。じっくりじっくり、些細なことも見逃さないように読んでほしい作品です。
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No.14:
(5pt)

私にとってはスルメ

一気読みを薦めている方もいらっしゃいますが、私は少しずつ噛締め味わうスルメ読みを推奨します。特に戯曲好きな方、舞台装置や照明の想像を膨らませながら楽しんでください。生の舞台で芝居を見たことの無い方は、是非小劇場系で何か見て、観客と役者の一体感を味わってから読まれるともっと得る物が大きいと思います。舞台の嫌いな方は・・・一寸つらいかもしれませんね。でも、ストーリーはパーフェクトなジグソーパズルです。
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No.13:
(5pt)

現実か虚構か…

数々の独立した短編の章から成り立っている本作は「どの章が現実でどの章が虚構か読者が見破ってみろ」という趣向だと思います。そこまで酷評する作品ではありません。実際、僕は大好きです。
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No.12:
(4pt)

一本の劇のようなお話

「劇」と「現実」が交互に描かれていたが、
「劇」のなかで起こっていることが「現実」と
リンクする部分があって、複雑な展開になっていました。
煙にまかれた感じです。
でもそれが恩田陸さんの本らしくて、私は結構好きなので、
楽しく読めました。
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No.11:
(4pt)

観客は私

 何度も舞台と場面が転換しているうえ、劇の中と外が何層にもなっていて、頭の中がこんぐらかりそうになりましたが、最後の最後で、やっと納得できました。本自体が1つの劇場のようなイメージ。ある意味、ものすごく凝った本ですねー。
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No.10:
(5pt)

野心的な実験小説

自分の小説世界を解体してより大きな世界に組み込もうとした実験的で野心的な作品。メタフィクションの極北でありながら、「おはなし」としてもちゃんと面白いというところがさすが。そういう意味でバッハの「フーガの技法」的な位置づけ。ただし、まだまだ実験的なところが勝っていて、『ユージニア』ほどこなれてはいない。それにしても「六番目の小夜子」が処女作にして最高傑作だったというので終わるかと思っていたら、最近の作品群はすさまじいなぁ。「小夜子」が無意識の世界が偶然作り上げた傑作だったとすれば、このあたりは自分の無意識を意識的にコントロールする技術の果ての作品のように思える。このペースでこれほど重い作品を作り続けるのは、小説そのものへのこだわりよりも自己向上への執念のようにも思える。彼女は一体どこまでいくのだろう。
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No.9:
(4pt)

変奏曲

変奏曲です。まるで。
同じような話が、何度も何度もしつこいくらいに、語られていく。でも、すこしずつ趣きをかえて、、、。主題が奏でられて、主題が展開されて、なんども変調し、やがてfinへ。
最初、同じような話が続いて、くどいと思いましたが、読み進めているうちに、、ぐいぐいと引き込まれました。最初はすこし我慢が必要かも。
恩田陸は、やはりすごい。
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No.8:
(5pt)

どうしてなかなか

入手後なかなか食指が伸びなかったのですがどうしてなかなか。
初期でいえば「木曜組曲」以降でいえば「夏の名残の薔薇」や「チョコレートコスモス」がレベルアップしたような印象。一時予定調和から逃れるというか奇妙なズレを模索するかのように小説が収束しない傾向がありましたががそのズレを掴みつつあるのか本作は再び着地点のある作品になりつつあります。
舞台劇仕立ての作品は今後増えていきそう。
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No.7:
(4pt)

いっきに読んでください

本を読む時、そこには約束が成立します。
登場人物が誰か、どういう状況か。
それを信じて読んでいくと、ひょいとかわされてしまうことがあります。
このお話を読んでいくと、たびたび変わる場面の多さと
語り手によって変わっていく真実の多さとに読んでいる自分がついていけないことも
ありますが、その「どうなってるの?」という感覚を楽しめる構成だと思いました。
とにかくいっきに読んで、少したってから読み返す、そんな楽しみがある世界だと思います。
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No.6:
(4pt)

惑わされるよろこびを味わいたい

私にとっては、とても魅力的な作品でした。
頭の中にストーリーを組み立てて、瑕疵をうんぬんしたり、矛盾を探したりし始めたら、
途端にこの作品の魅力は半減します。
いちばん正しい楽しみ方は、すすんで惑わされることでしょう。
「えっ、どういうこと?」と思って、ページを行ったりきたり。
読み進めていくうちに、だんだんと不安になっていきます。
まるで白昼に立ちくらみをおこして、一瞬、自分がどこにいるのかわからなくなる、
そんな足元のおぼつかない頼りなさ、それこそがこの作品の魅力です。
理解しようなんて思わずに、どっぷり作品世界に浸ることをおすすめします。
起承転結がはっきりした、ハリウッド映画のようなお話が好きな人には、確かにおすすめできませんが…。
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No.5:
(5pt)

メタ・フィクションの傑作

メタ・マセマティクスという言葉をご存知でしょうか。これは数学自体を研究対象とし、そこで使われる論理を分析したり、理論の無矛盾性を問題としたりする学問のことです。この「メタ」という用語の用法を使えば、この小説はメタ・フィクションであり、メタ・ミステリーです。つまり、作者の読者への挑戦として、この小説自体の構造が問われているのです。ここで、僭越ながら、私から皆さんへ問題を一つ。『作品の中の「中庭にて2」の最後で、女性が死ぬシーンがあるが、これは「小説中の現実」か、「小説中の劇」か、「小説中の劇中劇」か、それとも別の状況かを答えよ。また、その理由を述べよ。』
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No.4:
(4pt)

不思議な世界

あるひとつの「真実」について、様々な視点からの「事実」が断片的に語られているような印象を受けました。幾つものパラレルワールドが描かれているような感じです。私たちは、自らの属する「現実」を「パラレル」と対比しますが、この作品では基軸となる「現実」がどこにあるのかが分からないのです。しかし、語られる事実の多くは主観というフィルター越しの世界、ある人にとっての「事実」が必ずしも他の人にとっても「事実」であるとは限らない・・・果たして「事実」とは何なのでしょうか。そんなことを改めて考えさせられる作品です。また、著者独特の知的・幻想的雰囲気も相変わらずで、魅力的な作品であると思います。
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No.3:
(4pt)

読めば読むほど深みにはまる・・・

誰でも自分を演じている。私自身もそうだろう。時には娘、時には母、そして時には主婦。
その時その時、その場に応じた役を演じている。人はだれでも、自分という役を演じる
役者なのかもしれない。
この作品、どこまでが芝居で、どこまでが現実か?劇中劇はどこまでなのか?線引きでき
ないほど混沌とした独特の世界がある。一度読んだだけでは絶対に理解することができ
ない。読み進んでは戻り、読み進んでは戻り、何度も繰り返した。読後も、もう一度最初
から目を通した。それでも、まだ納得できない部分がある。いったい何度読めば理解できる
のか?読めば読むほど混乱するだけなのか?恩田陸の世界は私を魅了する。読むたびに
違う顔を見せる不思議な、そして深い作品だった。
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