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中庭の出来事



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【この小説が収録されている参考書籍】
中庭の出来事
中庭の出来事 (新潮文庫)

中庭の出来事の評価: 3.13/5点 レビュー 56件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21~40 2/3ページ
No.36:
(2pt)

複雑すぎ!

初めて恩田陸の作品を読みました。
きっと、もっと初めて向けの作品が
あったのかもしれないけど、
こんな複雑な構成で
3重構造のどの部分かを考えながら
読まなければならず、
わくわくすることがないばかりか
ちょっと疲れてしまいました。
もう恩田作品は読まないかも。
中庭の出来事 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:中庭の出来事 (新潮文庫)より
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No.35:
(2pt)

小説熱海殺人事件?

推理小説仕立てだけれど別に決まった解決はない、どうぞお好きに選んでくださいという意味ではつかこうへい『熱海殺人事件』のようなものだ。いろいろ趣向を凝らしてはいるが、面白くないのは、結局細部にユニークなものがないからだろう。登場人物は類型化されているし、台詞や文章はありきたり。三島由紀夫の言う、どこまで行っても墨取りが回らない小説かもしれない。100p「著名な作家の記念館の天井に作中人物そっくりの顔が浮かび上がった」(大意)。小説の作中人物に顔があるんでしょうか。185p「彼が交通事故で亡くなったのは衆知のところですが」「周知のことがら」の間違い。「衆知」は「衆知を結集して」と使う。新潮社にしては校閲が甘い。きっとほかの作品がいいのだろう。
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No.34:
(2pt)

登場人物に魅力がない

試験的な作品で、作者が力をいれて書いたのは伝わってくる。
よく練りこまれた構成で、そこにはまって読み込んだ読者にとっては楽しめる作品なのだろう。
しかし、小説の重要な要素は構成だけではない。
1.キャラクター、2.ストーリー、3.構成、と私は思うのだが、いかんせんキャラクターが薄すぎる。
出てくる登場人物に魅力がないのだ。
3人の女優にしたって、セリフが同じであっても、もっとキャラクターが変えられただろう。
告白をしながら刑事を誘惑するような女優がいたって良かったんじゃないか。とか色々考えてしまう。
どんなに作者が頭の中で、読者があっと驚くような構成を考えても、キャラクターに魅力がなければ小説としての魅力はないと思う。
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No.33:
(2pt)

うーん…

複雑過ぎます。 劇中劇といえど どこが現実でどこが芝居か解らない。 最後まで読めば、全体像が掴めるのだろうという希望をもちながら なんとか読み終えましたが 解ったような 解らないような…凝りすぎです。
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No.32:
(5pt)

私にはツボですが

高い評価をなさる方と低い評価をなさる方と分かれる作品のようですね。感情移入をして一気に読むような小説ではないので、どうしてもそうなってしまうのだろうなと思いますが、私的にはツボでした。ひとつの脚本が繰り返し演じられる中、芝居なのか、現実なのか、混乱させられる快感に酔いしれました。こういうややこしく、面倒くさい設定で、ここまでさらりと、読みやすく書き上げてしまうのは、恩田陸さん意外にあり得ないと思ってしまいました。それほど、恩田さんの力量が見事に出ている作品だと思います。ただ、こういうチャレンジ要素の強い作品だと、うまく嵌れないと、つまらなく感じてしまうと思います。そういった意味では、単行本をパスして文庫本にして正解だったと思う方も多いかも?
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No.31:
(4pt)

読み込むべき

さらっと読んではいけない。じっくりじっくり、些細なことも見逃さないように読んでほしい作品です。
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No.30:
(5pt)

私にとってはスルメ

一気読みを薦めている方もいらっしゃいますが、私は少しずつ噛締め味わうスルメ読みを推奨します。特に戯曲好きな方、舞台装置や照明の想像を膨らませながら楽しんでください。生の舞台で芝居を見たことの無い方は、是非小劇場系で何か見て、観客と役者の一体感を味わってから読まれるともっと得る物が大きいと思います。舞台の嫌いな方は・・・一寸つらいかもしれませんね。でも、ストーリーはパーフェクトなジグソーパズルです。
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No.29:
(2pt)

世界に入り込めず

恩田さんの本といえばいつも面白く読ませてもらっていたのですが、
今回は最後まで面白くなることがありませんでした。
構成が複雑なのか、なかなか全体がわからず・・・。
構成や話が複雑でわからないながらも
ぐいぐいひっぱっていかれる感じがほかの作品にはあるのですが、
今回はそれも感じられませんでした。
正直最後まで読み通すのが苦痛。
(買ったから読みきりたいと思ったのですが)
劇中劇という構成がいけなかったのか?
とにかく世界に入り込めませんでした。。。
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No.28:
(3pt)

構成力は見事だが、その複雑さに戸惑う

どこまでが(作中の)現実なのか、どこからが架空の物語なのか?
作品は、「中庭にて」「旅人たち」「中庭の出来事」という3つの話から構成されていて、それぞれが関連しつつ、微妙なズレを感じさせながら展開していきます。
最後の最後で、3つの話が繋がっていくところは、「なるほど」とは思うものの、あまり驚きはありませんでした。
ミステリの要素は、薄いと思います。
作品としての構成が複雑なので、集中して一気読みしてしまわないと、理解不能に陥る可能性あり。
「劇中劇を見ているつもりが、劇中劇の中の劇を見ていた」というような複雑さ。
そして、最後は、読者をも作中に巻き込むように、登場人物がこちらを向いて語りかけてきます。
ミステリ的な要素を求めるならば、あまりお勧めしませんが、作品を読み解くのが好きな方や、ひとつの作品を繰り返し読むタイプの方には、とても楽しめる作品だと思います。
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No.27:
(5pt)

現実か虚構か…

数々の独立した短編の章から成り立っている本作は「どの章が現実でどの章が虚構か読者が見破ってみろ」という趣向だと思います。そこまで酷評する作品ではありません。実際、僕は大好きです。
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No.26:
(2pt)

カーテン

この作品で恩田陸という作家に幕を引きます。
二度と買って読むことはないでしょう。
このオチなら半分のサイズで書けば名作になったかもしれないのに、残念です。
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No.25:
(3pt)

恩田ファンを自負しますが

多作で知られる恩田先生。
作品にムラがある気がします。
作られ過ぎると、少し、なあ。プロットの拾い忘れとかもある感じがします。
やはり、ネバーランドに始まり、光の帝国、夜のピクニックの切ない感じの方が、感動がある気がします。
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No.24:
(2pt)

魂の重さは、21グラムです!

映画や都市伝説からの引用も多い著者だが、不正確な記述も見受けられ、なぜ編集が気づかないのだろう…と思ってしまう。初版本で[魂というのは12グラム]とありましたが、映画『21グラム』が大好きな私にはショック…。しかも12グラムなら軽すぎるでしょうが!と一人ツッコミ!その後、読む気を失しました。装丁も良くない。昔は新潮社装幀室、優秀だったのに…。
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No.23:
(4pt)

一本の劇のようなお話

「劇」と「現実」が交互に描かれていたが、
「劇」のなかで起こっていることが「現実」と
リンクする部分があって、複雑な展開になっていました。
煙にまかれた感じです。
でもそれが恩田陸さんの本らしくて、私は結構好きなので、
楽しく読めました。
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No.22:
(4pt)

観客は私

 何度も舞台と場面が転換しているうえ、劇の中と外が何層にもなっていて、頭の中がこんぐらかりそうになりましたが、最後の最後で、やっと納得できました。本自体が1つの劇場のようなイメージ。ある意味、ものすごく凝った本ですねー。
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No.21:
(3pt)

独自の小説世界

小説内劇中劇、入れ子構造で組み込まれる物語、合わせ鏡のように絡み合う登場人物、
今読んでいる部分がどこに立脚しているか分からなくなるところがこの小説の魅力であり、読者を選ぶ要因となっているのでしょう。
個人的にはそれほど混乱せず一気に読むことができました(謎は謎として残ったままですが)。
読後感も予想に反して?すっきりとした感じです。
また劇中劇「中庭の出来事」も戯曲としてとても魅力的で、3人の女優+1人の男優の舞台として観てみたいと思わせる完成度となっています。
それにしても『Q&A」『ユージニア」といい恩田陸は独自の小説世界を次々発表し続けてますね。今後も期待です。
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No.20:
(5pt)

野心的な実験小説

自分の小説世界を解体してより大きな世界に組み込もうとした実験的で野心的な作品。メタフィクションの極北でありながら、「おはなし」としてもちゃんと面白いというところがさすが。そういう意味でバッハの「フーガの技法」的な位置づけ。ただし、まだまだ実験的なところが勝っていて、『ユージニア』ほどこなれてはいない。それにしても「六番目の小夜子」が処女作にして最高傑作だったというので終わるかと思っていたら、最近の作品群はすさまじいなぁ。「小夜子」が無意識の世界が偶然作り上げた傑作だったとすれば、このあたりは自分の無意識を意識的にコントロールする技術の果ての作品のように思える。このペースでこれほど重い作品を作り続けるのは、小説そのものへのこだわりよりも自己向上への執念のようにも思える。彼女は一体どこまでいくのだろう。
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No.19:
(4pt)

変奏曲

変奏曲です。まるで。
同じような話が、何度も何度もしつこいくらいに、語られていく。でも、すこしずつ趣きをかえて、、、。主題が奏でられて、主題が展開されて、なんども変調し、やがてfinへ。
最初、同じような話が続いて、くどいと思いましたが、読み進めているうちに、、ぐいぐいと引き込まれました。最初はすこし我慢が必要かも。
恩田陸は、やはりすごい。
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No.18:
(5pt)

どうしてなかなか

入手後なかなか食指が伸びなかったのですがどうしてなかなか。
初期でいえば「木曜組曲」以降でいえば「夏の名残の薔薇」や「チョコレートコスモス」がレベルアップしたような印象。一時予定調和から逃れるというか奇妙なズレを模索するかのように小説が収束しない傾向がありましたががそのズレを掴みつつあるのか本作は再び着地点のある作品になりつつあります。
舞台劇仕立ての作品は今後増えていきそう。
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No.17:
(4pt)

いっきに読んでください

本を読む時、そこには約束が成立します。
登場人物が誰か、どういう状況か。
それを信じて読んでいくと、ひょいとかわされてしまうことがあります。
このお話を読んでいくと、たびたび変わる場面の多さと
語り手によって変わっていく真実の多さとに読んでいる自分がついていけないことも
ありますが、その「どうなってるの?」という感覚を楽しめる構成だと思いました。
とにかくいっきに読んで、少したってから読み返す、そんな楽しみがある世界だと思います。
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