■スポンサードリンク


ネクロポリス



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

ネクロポリスの評価: 3.66/5点 レビュー 64件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.66pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 21~40 2/4ページ
No.44:
(1pt)

「だからなんなのよ?」が読後の一言でした

恩田作品初挑戦です。
上巻の冒頭から冗長だと感じていましたが、下巻に入り更にその感想が増しました。
酒盛りだの紅茶だの推理合戦だのと、延々と繰り返される余計なシーンが多すぎます。
もっと凝縮できるだろうに…。
英国と日本文化の混ざり合う不思議な島。
使者と出会える場所、未解決の殺人事件…等々、一つ一つを丁寧に描けばかなりの
物語になりそうなもの。ところが本作はそれらを、"つかみ"の為だけに出して、
それきりしたという印象が強いです。
結局のところ、作者は本当に何がしたかったの?
主人公も何がしたかったの? という感想だけが残りました。
(主人公が荒唐無稽な出来事に振り回されるばかりで、全然レポートを
作成していない点や、最後にそれをまとめているような風景もないので、
尚の事このように感じたのだと思います。)
世界観はとても面白いと思うのだけれども、終わり方が無茶苦茶なので
時間を浪費したという印象が強いのが残念です。
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.43:
(1pt)

衝撃的なラスト

ラスト寸前までは、もうわくわくどきどきしっぱなしで読みふけりました
ページ数も残り少なくなってきて、これでどう終わるの!?どうなるの!?
なんてね、儚い夢でした。
所詮、誰も冒険活劇の主人公になんかなれやしないんだ。
夢見がちな自分の目を覚まさせてくれた作品でした。
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.42:
(4pt)

凄い!けど

読んでいる内にどんどん引き込まれていく、恩田陸らしい作品。背景や登場人物も癖があり愛着も沸きます。が、最後はどうなのだろう?主人公は結局なにをしたのかな、と呆気に取られてしまいました。主人公に愛着があったから尚更です。それでも、また読み返したくなる作品ではあります。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.41:
(4pt)

あとから"くる"作品

死者と出会うことができるという場所での物語。
怪しい人間や謎が次から次へと現われてきて、あっと言う間に読み終えてしまった。
みんなが書いているように、行動の意味が最後までよくわからない部分もあるが、全体としてはなかなかおもしろい。
もちろん実在する場所ではないが、そこの描写が細かいところまで写実的で記憶に刷り込まれてしまう。
今までなかったことだが、読み終わって3か月以上経つのに未だにその風景が実際に自分が行ったことのある場所かのように鮮明に思い出せる。
この文章力のすごさをぜひ味わってほしい。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.40:
(3pt)

知りたかった情報

死者が還ってくることを前提とする「アナザー・ヒル」という
独特な世界のドラマを描きたかったということが
作者の目的なのだとは思うのだけど
個人的には集団誇大妄想説などのファンタジー皆無の可能性を
もう少し終盤まで残していて欲しかった。
上巻の時点で主人公が簡単にファンタジー要素に遭遇してしまうのはあまり頂けない。
最後のワケがわからない展開は
個人的にはそれほど問題ないと思うけど
作品中で、一定のリアリティを保とうとする作者の意思を感じる以上、
双子の関係に関してはもっと明瞭に描くべきだと思う。
世界観だけで2巻分もたせるのはきつい。
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.39:
(4pt)

すごく面白い!・・・あれ?

V.ファーという架空の場所、架空の文化。
ちょっとわかりづらい設定も、読み進むうちに
気づけばすっと世界に入ってゆけました。
なんといってもその展開のすごさ!
次から次へと不可解な事件がおきて、
ぐいぐい話しにひっぱりこまれてゆきます。
よくわからない世界での事件なのに、
目の前で事件が起きているような臨場感もあり。。。
これは面白い〜と次々読みすすんでしまったのですが、
ああ、その最後が・・・。
詳しくは書きませんが、
主人公たち中心人物が蚊帳の外になってしまったようなエンディングで
私的には不完全燃焼。
うーんわかったような・わからなかったような。。。
うまくごまかされてしまったような気分。
最後がよければ最高!!だったのに、とっても残念です。
でも、読んでいる間は楽しくて、とっても幸せでした。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.38:
(5pt)

独自の世界

夢中になって読みました。舞台が架空の世界なだけに、入り込めるかどうかで大きく意見が別れそうですが、私はツボにはまりました。ラストは余韻があり、なかなか物語から抜け出せなくなります。しばらくは放心状態。これだから読書はやめられない…と思わせてくれる作品でした。
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.37:
(2pt)

設定は面白いのにラストが・・

日英の文化が混淆したエキゾチックな旧植民地V.ファーの一角にあって、
運河を遡る船でしか近付けない太古からの聖地アナザー・ヒル。
そこでは年に一度、「ヒガン」なる儀式が執り行われ、
人々はむしろ陽気にすら思える態度で死者との交歓に臨む……
という設定自体はなかなか魅力的だし、一種の巨大な密室と化したアナザー・ヒルで
連続殺人事件が起こるという展開も、ややエンタメ色が強過ぎるとはいえ
それなりに楽しめるのだが、他の多くのレビュアー同様、
結末のあまりの安易さにコケてしまい、この評価になった。。
以前、『禁じられた楽園』についてもほとんど同じ内容のレビューを書いた覚えがあるが、
この作者の場合、この手のファンタジーとミステリとホラーが入り混じったような作品になると、
最初のうちこそ綿密に構築されたかに見える世界観に惹き込まれるのだが、
途中、やや安易なまでに「超自然」に頼った展開が連発されるためか、
もはや生半可な出来事では驚かなくなってしまったところに、
それまで周到に張り巡らせてきたはずの伏線などは急にどうでもよくなったかのように、
ラストでいきなり強引過ぎる解決が導入されてなし崩し的に終わる、というのが毎度のことのようで、
そうなると作品世界全体が妙に薄っぺらな書割のように思われてきて仕方がなく、
ここまで引っ張っておいてそれはないだろう、、と途方に暮れるような読後感しか残らないことも多い。
むしろ『夜のピクニック』のように、「超自然」的要素は極力排除して
十代の少年少女の心の揺らぎをあくまでつつましく丁寧に描いたファンタジーのほうに、
この作者の本領もあるようだ、と言ったら当たり前過ぎるだろうか。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.36:
(3pt)

何とも言えない…

今回初めて恩田陸の作品を読みました。ファンタジーとホラーとミステリーの融合、独特の世界観、一人一人のキャラが立ってる…ところまでは手放しに褒められるのですが、他の皆さんが仰るように、やはり終わり方が余りにも残念。冒険が冒険になってない(むしろ旅行?)、あんなに張っておいた謎が一気に呆気なく解決、それと同時に私の、ネクロポリスに対する思いも消滅。この作品、あと余計に200ページくらいあったらきっと名作になったんだろうなぁ…って思います。
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.35:
(4pt)

本を読む醍醐味を。

久々に、本を読む醍醐味を。
これ、小学校の時、読みたかったなー。
学校の図書室の少し埃っぽい空気、
放課後の西日を、思い出す。
ファンタジーとミステリーと少しホラー。
日本とイギリスのミックス。
民間伝承と、ほんの少し宗教的な。
私も、浴びるように、紅茶を飲みまくりたい。
紅茶のためのブレイク。
V.ファー、グーグルアースで見たら、さぞおもしろいだろう!!
文庫でなく、単行本で読みたかった本かも。
そのうち、単行本版、買いそうです。
ネクロポリス 上 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上 (朝日文庫)より
4022644699
No.34:
(1pt)

爽快感のない冒険活劇

 サテ、謎が謎を呼ぶ上巻に続き、相変わらず独特な舞台で話は進みます。
 そして息を潜め、ボートでVファーを脱し、いよいよ謎の塔に忍び込む主人公、ラインマン、その他1名と1匹!
そこにはなんと…なにも待っていなかった…。
 この3人と1匹、なにしに行ったんだ?
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.33:
(3pt)

文庫で十分

恩田ワールド全開で、
奇妙な異世界ファンタジーへと連れ出してくれる、
とってもおもしろい作品!
時間を忘れて、上下巻ともに一挙に読んでしまいました。
とてもおもしろかったものの、
すっきりしないエンディングや、
「結局、だからこの物語は何だったのか?
何がいいたかったんだろうか?」
という疑問がわいてきて、
読んでいる時はおもしろいけど、
読み終わって意外と何も残らない部分もあります。
暇つぶしには最適ですが、
正直それ以上の広がりはないかなという感じです。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.32:
(2pt)

結末が…

設定は本当に面白い。上巻や下巻前半は、張り巡らされた伏線に胸が高鳴る。それだけに、どうしてもラストがしりすぼみになっているように感じた。ジミーとテリーにしたって気がついたらやっつけられているし、エピローグは何となく予想通りな展開で…。何だか随分中途半端な終わり方をしてしまった。この筆者の作品は往々にしてそういう傾向があるように感じる。(『ロミオとロミオは永遠に』を思い出してしまった)繰り返すが、途中まで面白かっただけに本当に残念だ。
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.31:
(4pt)

謎なぞ

謎が謎を呼んでどんどん深みにはまる作品です。
作者の想像力は無限大に広がるかのような感じすらします。
あの終わり方で、後編を迎えるということは、耐え難い我慢が必要になります。
ネクロポリス 上 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上 (朝日文庫)より
4022644699
No.30:
(5pt)

恩田陸ワールド、満開。

V.ファーは、英国と日本の文化が奇妙な融合を見せている島である。
一年に一度、「ヒガン」と呼ばれる時期だけ、このV.ファーの北東にあるアナザー・ヒルという地域で、生者と死者が再会することができる。その年のヒガン、アナザー・ヒルに集まった生者たちの一番の関心事は、シリアル・キラー「血塗れジャック」。
アナザー・ヒルで、被害者から「血塗れジャック」についての証言を聞こうと意気込む生者たちの前に、次々と事件が起こる、と形式上はミステリに属するが、背景設定は異世界ファンタジーであり、既成のジャンル分類に嵌らない恩田陸らしい、複合的なエンターテイメントになっている。
V.ファー、特にアナザー・ヒルの文化設定はかなり複雑なのだが、その文化をきちんと理解できていない日本人を主人公においているので、読者もそれに合わせ、ストーリーが進むにしたがって少しずつ理解していくことができる。
また、著者の情景描写は巧みなので、奇妙な文化を持つ地の不可思議な風景も映像的に頭に思い浮かべられる。
そうして作品世界に入り込んでしまえば、舞台、キャラクター、謎、それぞれの魅力に酔わされながら、次々とページをめくっていくことになる。
そして、「ねじの回転―February moment」でもそうなのだが、恩田陸作品が上下分冊になるときの上巻の幕切れのしかたは絶妙で、すぐさま下巻を開かずにはいられなくなってしまう。
というわけで、下巻のレビューに続きます。
ネクロポリス 上 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上 (朝日文庫)より
4022644699
No.29:
(3pt)

装幀が素晴らしい

 まずは何よりも装幀が素晴らしい。薄く霧にかすんだようにアナザー・ヒルの昼夜が浮かんで、恩田さんの描く「異国」を存分に表現している。自分たちが今暮らしている世界とは霧の向こうに感じる世界で、たったこれだけの工夫で世界を表現できる……単純に「凄い」なぁと感心してしまいました。
 他のレビュアーの感想を読んでいると、評価がかなり分かれています。ミステリとファンタジーの融合というような書き方もされていますが、この作品はミステリだと思うと酷評したくなるのではないでしょうか。V・ファーという異質な世界のルールの中に紛れ込んでしまった旅人のつもりでずっぽりと首までおぼれてしまって異世界に浸かってみた方が楽しめるかと思います。
 「お客さん」にウチもあってみたいなぁ。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.28:
(5pt)

(^^)

非常にいいですね。この洒落ていてどこか不気味な世界観を作り上げた作者は素晴らしいと思います。
ネクロポリス 下Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 下より
4022500611
No.27:
(3pt)

???

上下続けて読んで、まずは上巻の感想から。
 恩田小説には珍しく、唐突に話がはじまった、と言う印象で幕を開ける今作。
 『お客さん』と死者達を呼び、『ヒガン』のおよそ一月の間、生者同様実体を持つ彼らに出会うことができる街、V.ファー(アナザー・ヒル)。
 主人公、「ジュン」がそこへ行くために乗る船着き場から物語がはじまります。
 が。
 一体このアナザー・ヒルがどこなのか、さっぱり分からないのです。
 もちろん舞台が特定出来なくとも(出来ない作品の方が多い)作品が進んでいく上で問題はありません。
 ですが、後述の数々の矛盾点から、どうも「落ち着かない」感覚、物語の世界にどっぷり入って読み進められない感覚がぬぐえないのです。
 文中の記述から、島であること、日本と交流があること、イギリス領であることはわかるのですが、
では具体的にどこか?というのがいまいち想像しにくいという印象が続きました。
 金髪碧眼や、巻き毛の少女がでてくるにも関わらず、どうやら使用言語は「日本語」。
 この何とも言えない矛盾感が、私にとって作品に浸りきれない、「不安定感」をもたらしています。
 ですがまあ、取りあえず国外のどこかで行われる『ヒガン』、大学院生である主人公は、調査の為に乗り込み、そこで思わぬ体験をたくさんします。
 死者との遭遇であったり、卵占いであったりしますが…
 その年英国を騒がせた『血まみれジャック』の被害者が帰ってくることもあり、例年にない盛り上がりを見せる『ヒガン』。
 結婚した相手にことごとく旅立たれる『黒婦人』。
 仲の悪かった兄に先立たれ、戦々恐々と『ヒガン』に挑む青年。
 アメリカから主人公と同じく、調査に訪れた懐疑的な学者、と、
とても舞台建てはよくできています。
 下巻を通して読んだ為、「ここまで煽っといて!」と複雑な気分になれますが、
上巻を読む分にはきちんとドキドキ出来ます。
 作中にもありますが、ホラーとミステリーとファンタジーをごっちゃにするのはよくない、
全く持ってその通りなグダグダ感は、上巻の段階ではそう強くありません。
 上中下で、もっと作り込んで欲しかった一作。
 上巻は面白いです、ですが上下巻まとめての感想は…
『どうした恩田!?』
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.26:
(2pt)

う〜〜ん、疲れた。

(上)のみを読んでのレビューです。
何でもありのファンタジーの中でのミステリーということもあり、
よく分からないまま物語が進んだ、そんな印象が強かった。
「アナザーワールド」という舞台の把握が未消化なまま、
ミステリーが始まってしまい、
奇怪な展開も奇怪に感じられない。
「不思議な国では不思議なことが起こる」と、
何が奇怪なこと、ミステリーの入り口なのかピンとこない。
だから、読むのに苦労しました。
次何が起こるんだろうと言うような
わくわく感が起こらないんです。
他の方のレビューを拝見すると
(下)の方が評価が低めです。
気が重いなあ、って感じです。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603
No.25:
(4pt)

待望の長編 上

久しぶりに彼女の長編が読めたという満足感が味わえます。実際上下にわかれた単行本は初めてですね。日本と大英帝国が入り混じったような架空の土地で起こる事件はたまに何かがはみだしてしまい意図せぬ違和感を感じますが概ねその世界観にひたれます。きっと人類のルールって神様への約束事。それが侵されるとどうなるんでしょう。
ネクロポリス 上Amazon書評・レビュー:ネクロポリス 上より
4022500603

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!