■スポンサードリンク
ネクロポリス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ネクロポリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独特の世界観に全く浸れず、読むのが苦痛でした。一度読み始めた本は、よほどのことがない限り途中でギブアップしないのですが、この本だけは上巻を何とか終わらせたものの、下巻には手を出す気になれませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
萩尾先生が後書きという事で買ってみたが、自分にはあわなかった。 その後書きも疑問形ばかり。 そういうこともあるのだなと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他のレビューにもある通り、途中まではとても面白かった。世界観も作り込まれているし、この人の最大の魅力は独特の世界設定にあると思う。しかし殺人を適当に放り投げたり主人公もそれに馴れていく様子ではあったが、そこで主人公との距離を感じた。あくまでも彼は世界にとっての異物であるから、そこに早々に馴染まれると彼が特別だという意識も次第に失うようになった。多くの事件が起き、それぞれが自分の推理を論じていく。その辺りは面白かったが、トリックが麦の海と被るものもあった。逆に事件の多さに全てを回収できるのかと思ったらやはり最後は駆け足で、話に全然ついていけない。最後の最後で素晴らしい物語を丸投げにされたというもやもやとした感情が残った。上を読んで引き込まれた諸君、下の中盤あたりで心を落ち着け、あまり期待しないで読むように。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独特の雰囲気と、纏わりついてくるような気味の悪さ、 そして関係ないと思われていた複数の事象の関わり 緻密に絡みあってとんでもない事を解決する かと思いきや、今までの盛り上がり、主人公たちの努力が丸投げされるラスト 結局大した陰謀でもないのに、手のひらで踊っていて、一喜一憂していた主人公達。 上下あわせて1000ページ近く、延々と勘違いする様を見せつけられた感じです、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田作品初挑戦です。 上巻の冒頭から冗長だと感じていましたが、下巻に入り更にその感想が増しました。 酒盛りだの紅茶だの推理合戦だのと、延々と繰り返される余計なシーンが多すぎます。 もっと凝縮できるだろうに…。 英国と日本文化の混ざり合う不思議な島。 使者と出会える場所、未解決の殺人事件…等々、一つ一つを丁寧に描けばかなりの 物語になりそうなもの。ところが本作はそれらを、"つかみ"の為だけに出して、 それきりしたという印象が強いです。 結局のところ、作者は本当に何がしたかったの? 主人公も何がしたかったの? という感想だけが残りました。 (主人公が荒唐無稽な出来事に振り回されるばかりで、全然レポートを 作成していない点や、最後にそれをまとめているような風景もないので、 尚の事このように感じたのだと思います。) 世界観はとても面白いと思うのだけれども、終わり方が無茶苦茶なので 時間を浪費したという印象が強いのが残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラスト寸前までは、もうわくわくどきどきしっぱなしで読みふけりました ページ数も残り少なくなってきて、これでどう終わるの!?どうなるの!? なんてね、儚い夢でした。 所詮、誰も冒険活劇の主人公になんかなれやしないんだ。 夢見がちな自分の目を覚まさせてくれた作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日英の文化が混淆したエキゾチックな旧植民地V.ファーの一角にあって、 運河を遡る船でしか近付けない太古からの聖地アナザー・ヒル。 そこでは年に一度、「ヒガン」なる儀式が執り行われ、 人々はむしろ陽気にすら思える態度で死者との交歓に臨む…… という設定自体はなかなか魅力的だし、一種の巨大な密室と化したアナザー・ヒルで 連続殺人事件が起こるという展開も、ややエンタメ色が強過ぎるとはいえ それなりに楽しめるのだが、他の多くのレビュアー同様、 結末のあまりの安易さにコケてしまい、この評価になった。。 以前、『禁じられた楽園』についてもほとんど同じ内容のレビューを書いた覚えがあるが、 この作者の場合、この手のファンタジーとミステリとホラーが入り混じったような作品になると、 最初のうちこそ綿密に構築されたかに見える世界観に惹き込まれるのだが、 途中、やや安易なまでに「超自然」に頼った展開が連発されるためか、 もはや生半可な出来事では驚かなくなってしまったところに、 それまで周到に張り巡らせてきたはずの伏線などは急にどうでもよくなったかのように、 ラストでいきなり強引過ぎる解決が導入されてなし崩し的に終わる、というのが毎度のことのようで、 そうなると作品世界全体が妙に薄っぺらな書割のように思われてきて仕方がなく、 ここまで引っ張っておいてそれはないだろう、、と途方に暮れるような読後感しか残らないことも多い。 むしろ『夜のピクニック』のように、「超自然」的要素は極力排除して 十代の少年少女の心の揺らぎをあくまでつつましく丁寧に描いたファンタジーのほうに、 この作者の本領もあるようだ、と言ったら当たり前過ぎるだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サテ、謎が謎を呼ぶ上巻に続き、相変わらず独特な舞台で話は進みます。 そして息を潜め、ボートでVファーを脱し、いよいよ謎の塔に忍び込む主人公、ラインマン、その他1名と1匹! そこにはなんと…なにも待っていなかった…。 この3人と1匹、なにしに行ったんだ? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田ワールド全開で、 奇妙な異世界ファンタジーへと連れ出してくれる、 とってもおもしろい作品! 時間を忘れて、上下巻ともに一挙に読んでしまいました。 とてもおもしろかったものの、 すっきりしないエンディングや、 「結局、だからこの物語は何だったのか? 何がいいたかったんだろうか?」 という疑問がわいてきて、 読んでいる時はおもしろいけど、 読み終わって意外と何も残らない部分もあります。 暇つぶしには最適ですが、 正直それ以上の広がりはないかなという感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
設定は本当に面白い。上巻や下巻前半は、張り巡らされた伏線に胸が高鳴る。それだけに、どうしてもラストがしりすぼみになっているように感じた。ジミーとテリーにしたって気がついたらやっつけられているし、エピローグは何となく予想通りな展開で…。何だか随分中途半端な終わり方をしてしまった。この筆者の作品は往々にしてそういう傾向があるように感じる。(『ロミオとロミオは永遠に』を思い出してしまった)繰り返すが、途中まで面白かっただけに本当に残念だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(上)のみを読んでのレビューです。 何でもありのファンタジーの中でのミステリーということもあり、 よく分からないまま物語が進んだ、そんな印象が強かった。 「アナザーワールド」という舞台の把握が未消化なまま、 ミステリーが始まってしまい、 奇怪な展開も奇怪に感じられない。 「不思議な国では不思議なことが起こる」と、 何が奇怪なこと、ミステリーの入り口なのかピンとこない。 だから、読むのに苦労しました。 次何が起こるんだろうと言うような わくわく感が起こらないんです。 他の方のレビューを拝見すると (下)の方が評価が低めです。 気が重いなあ、って感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本の文化である「ヒガン」に「お客さん(死者)」とあうことができる場所「アナザーヒル」という設定自体は興味深かった。作者自身が作品中で登場人物に「ファンタジーとミステリーとホラーが合わさった様な話」と言わせているが、まさにそういった作品だ。ただし、残念なことに、設定の面白さが作品の面白さにつながっていない。上巻は後半の「前振り」と、自分を納得させてなんとか読むことができたが、後半になっても劇的な展開がなく、登場人物でなく読者が「お客さん」にだまされたような、すっきりとしない読後感と徒労感が残った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ヒガン」と呼ばれ「お客さん」と呼ばれる死者と交流する行事が毎年行われる不可解な場所「アナザーヒル」で起きる連続殺人事件。居合わせた人々が巻き込まれる不可解な事件。怪しい人物の目星はついているが、その人もまた。著者がある意味「異界」であるアナザーヒルという場所の特徴を極限まで引き出して描いて見せた力作である。僕はこういうミステリはあまり読んでこなかったが、よくある探偵ものではない。その証拠に名探偵は出て来ない。登場人物がみな疑心暗鬼に捕らわれた探偵なのだ。その“にわか”探偵たちが難事件に怖れながらも挑んでゆく。もちろん詳細は書けないが、結末は人によっては「意外」であり、人によっては「読める」んじゃないだろうか。納得するしないも、人によると思う。僕は「こういうのもアリかな」である。ひとつ不満を言わせてもらえば、ちょっと長すぎるかなと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この上巻は本当にどきどきしながら一気に読み進んだって感じです。そして、宅配を待ちきれず本屋に駆け込んで購入した下巻。 しかし、ラストはなんだかあっけなさ過ぎて、上巻での神秘的な雰囲気、下巻の冒頭のミステリーの高揚、それにしてはラストがしょぼい。 あれだけ持ち上げといて、引っ張っといてこんなもんかよっ、って正直思いました。 これなら比べるのも辺ですが、松本○張を読んでた方がずっと面白いです。 ただ、西洋と東洋の霊的なものの融合という着想はすっごく惹かれました。 それだけにラストが悔しいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!