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黄昏の百合の骨
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黄昏の百合の骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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この本は次から次へといろな事が起こり、最後の最後まで読んでいて楽しめる本です。「麦の海に沈む果実」を読んでから本書を読むと、より一層楽しめます。内容も恩田 陸さんらしい、予想もつかないミステリーがよくでていたと思います。本当に一見の価値ありです。 | ||||
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この本は次から次へといろな事が起こり、最後の最後まで読んでいて楽しめて、ハラハラさせられる本だと思います。「麦の海に沈む果実」を読んでから本書を読むと、より一層楽しめます。内容も恩田 陸さんらしい、予想もつかないミステリーがよくでていたと思います。本当に一見の価値ありです。 | ||||
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祖母の奇妙な遺言のため、古い屋敷に住むことになった、高校生水野理瀬。屋敷に住む控えめな姉と奔放な妹の美しい姉妹。祖母の法要のため屋敷に訪れる理瀬の従兄弟達。理瀬を取り巻く登場人物達は最初からいわくありげで疑心暗鬼に駆られます。 一癖ありそうな大人達と、少年らしい儚さと理瀬に対する憧れと持つ、理瀬の友人の弟。理瀬と友人の朋子に好意を持つ同級生の少年2人。失踪する少年と殺人か事故かわからない事件が続く中、遺言の秘密が模索されていくが・・。少女の仮面を徐々に外して、大人の女性の妖しさと怖さを見せていく理瀬。つかの間同級生の雅紀と自転車で2人乗りして呟く言葉が、無くしていく思い出のように寂しく響く。 少年少女の瑞々しい感性の描写はいつもながらきゅんとさせられます。同時に大人になっていってしまう理瀬に喪失感と寂しさを感じました。ラストがあっけない気もしますが、誰が犯人かより、そこへ行き着く展開が楽しめます。 恩田ファンにはお馴染みの北見隆氏の挿絵も相変わらず素敵です。いつものように屋敷の中にもお楽しみの謎があります。 | ||||
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「麦の海に沈む果実」からつづく続編。 もし、あなたがこの本をはじめて読もうとしてるのなら、前作をまずお読みになることをおすすめします。 もちろん作品自体は独立していますが、前作の登場人物についての説明など未読の方には少々分からない情報がでてきますので、その点にのみご注意ください。 さて、内容に関してですが、主人公である「水野理瀬」が「魔女の家」と噂される洋館に「自分が死んでも理瀬が半年以上住まない限り、家は処分してはならない」という亡き祖母の遺言にやってくるというお話。 あいかわらず、恩田氏の描く登場人物の心情表現には感心すべきものがあり、今回は屋敷に住む人物たち全員が互いに疑いあい、疑心暗鬼に陥っていく様子を見事に描ききっています。 しまし、エンディングを読めば分かるように、まだまだこのシリーズは続きそうな予感がします。いったいどのような展開が起こるのか?続編に期待しています。 | ||||
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ある洋館に凝縮された静かでしたたかな心理戦が魅力だし、見事です!私は最後まで登場人物(しかも全員1人ずつ)に裏切られてしまいました…!恩田さんファンとしては名作「麦海」の、<待望>の続編です。中学生の理瀬が記憶を取り戻し、高校生になりさらに魅力的になってます。厳しい目の恩田さんファンとしても、読み応えのある深い世界だと思います。 | ||||
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美しい洋館をめぐる不思議な一族の物語。前半部の叙情的で思わせぶりな展開からホラーかと思いきや、現実的な推理小説にまとまっていく。終盤のツイストの連続は、楽しめた。 ただ、思わせぶりに描かれるヨハンの説明が不十分で不満が残る。また、理瀬のいう「こちら側」というのが何なのか、よくわからない。ちょっと勿体をつけすぎた感じ。やっぱりお得意の超自然的な世界を絡めた方がしっくりきたんじゃないだろうか。オチに衝撃や深みがない。 ただ、本の装丁が美しく中のイラストもリリカルな文章と響きあっていて好感が持てる。 | ||||
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ここ最近、立て続けに本を出版してきた作者だが、いよいよ本領発揮!といった感じの内容だった。まひる、クレオパトラは伏線や心理的駆け引きは面白かったが、結局のところは?という疑問が個人的に残ったので、いささか肩透かし気味だったが、これは文句無しに星5つ!!それに、作者の古くからのファンであるなら『理瀬』の名前を見ただけでも嬉しい。彼女もまた成長し、暗黒度がアップしている(笑)ミステリあり、心理的駆け引きあり、青春要素もちょっとあり、の盛りだくさんな内容が恩田テイストで程よく調和されていて、個人的にここ最近のベストだと感じている。 | ||||
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『麦の海に沈む果実』のヒロイン、水野理瀬を主役にした話で、『麦の海に沈む果実』のあとの話になります。奇妙な遺言、未詳の来歴の家、百合の匂いに霞む家、複雑な家族関係、エキセントリックな登場人物、姉妹と兄弟、屈託のない友人、憧れの従兄、ジュピターという名前の謎、行方不明の少年、死に行く小動物、病弱な目撃者……推理小説や少女漫画の、曰くありげな道具だてをこれでもか!ってぐらい突っ込んだアンニュイな空気の漂う作品。ピカレスクロマンにしては些か中途半端で、ラストも理解に苦しむ行動を取る登場人物がいて、頭が良い人間たちの物語という印象を著しく損なっているように思います。☆3つか4つか迷いましたが、それなりに楽しく読んだので、とりあえず4にします。 | ||||
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