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麦の海に沈む果実
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麦の海に沈む果実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 21~40 2/4ページ
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黎二くんが好きすぎる女子の一人です、はい 終章が辛すぎるよう 理瀬にとってはこの学園での出来事は全て思い出に変わるんだよね だからこそ黎二のくれた痛みが、人間としての最後の砦なのかもね 私は過去に絡めとられはしない なんて、私なら絶対に言えない 愛した者の声を探しに行かずにはいられない あなたはどこへ向かうんですか 多くの犠牲を払ってまで何を手に入れるつもりなんですか 私は見届けることしかできませんが その覚悟ならあります | ||||
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主人公の理瀬のミステリアスな魅力と次々と起こる不可解な事件にはまり、一気に読みました。3月に生徒が入学することになっている不思議な学園で暮らす10代の少年、少女たち。この学園は周りを湿地帯が取り囲み、容易に出て行くことができないという設定です。そのせいでしょうか、この学園自体が一つの大きな舞台で、そこで繰り広げられる、殺人事件も含めたさまざまな人間模様、出来事が、すべて演劇を見ているような気持にさせられました。夢中でその舞台を見ているうちに、いつの間にか自分自身も劇の中に引き込まれている・・。そんな魅力を持った本です。 | ||||
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たった今読み終わりまました!!ヨハンや聖も捨てがたいけど、いゃ〜…黎ニ…いいですね〜。 それだけに、ラストには…… つぅか理瀬、そんな子だったの!? 最初の理瀬の方が好きだったなぁ〜。 でもまぁ男の子達がとってもかっこいい!! 黎二みたいな男の子に守られる理瀬が羨ましかったです。 | ||||
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あの不気味な世界観は素晴らしい。 登場人物もすごく魅力的。 私の中で一番の小説である。 高校の教科書に「ピクニックの準備」が載っていたことに心から感謝。 おかげで恩田陸の本を読むきっかけになった。 続編である「黄昏の百合の骨」はもちろん、その他の「三月は深き紅の淵を」から繋がる作品も全部読んでみたい。 | ||||
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4年前に読んだ本です 読書好きになったきっかけたいてい恩田陸さんの本は.読んだ後気分が落ちるんだけどこれは衝撃が起きた!内容はかなり暗いです人の嫉妬や嫌な感情をヒシヒシと感じる作品でした...でも1人1人のキャラクター像がハッキリで特殊な学園の情景が何故か目に浮かぶ程描写がわかった恩田陸さんの力量でしょう何回か読み返すくらい.好きな作品 恩田陸さんの独特なダークワールドが 好きです. | ||||
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再読でも楽しめます。 次々と起こる展開に目が離せません。 めまぐるしいので ついていくのが大変かも? それでも最後まで読ませてしまう作品なので大変 魅力的だと思います。 | ||||
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まさに恩田陸の世界! 幻想的・神秘的な雰囲気が漂う湿原の中の学校…… その学校に“三月以外にやって来た転校生”水野理瀬と、学園生活を共にするどこか謎めいた仲間達…… 幻想的な舞台、謎が謎を呼ぶ展開に加えて、淡く切ない雰囲気も併せ持っていて、読んでいてどんどん惹きこまれていきます。 多くの方がご指摘なさっているように、ややオチが物足りないという気もしますが、終盤に至るまでは文句なしに身震いするような面白さです。 何といっても、この作品の最大の魅力は世界観・雰囲気。 それを是非とも味わっていただきたいです。 恩田陸の作品の中でも、作品が醸しだす雰囲気は最高級だと思います。 この作品を読了した後は、「睡蓮」(「図書館の海」収録)、「黄昏の百合の骨」、「回転木馬」(「三月は深き紅の淵に」収録)も読まれることをオススメします。 | ||||
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初めて読んだ恩田陸さんの作品でした。 これにより、恩田さんの書く学園の世界観が大好きになりました。 現実より、少年たちの世界が少し素敵に、そして粋に修正されています。その修正が嫌みでなく「小説で描く世界観はリアルならいいってもんじゃないのだな」と再認識させられました。 また、文章が丁寧に丁寧に作られているように感じ、好感が持てます。(あのボクトツとした著者近影のせいでそう思うのかも) 特に、ヨハンには魅了されました。 学園ものが苦手な人にもぜひ読んでみてもらいたい作品です。 | ||||
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魅力的なタイトルと装丁に惹かれて読んでみました。 主人公の水野理瀬にはかなり感情移入できます。 物語全体に渡って漂う不穏な雰囲気もたまりません! 「三月は深き紅の淵を」とか「黒と茶の幻想」もそうですがかなり余韻に浸れます。 でも終盤に全てを悟った主人公が豹変する所はショックを受けるひともいるかも。 まあこのシリーズはまだまだ完結していないので主人公が最終的にどうなるかは興味深い。 幻想的な雰囲気の小説が好きな人は楽しめると思います。 | ||||
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タイトルと、カバーイラストがこの本の魅力をそのまま現してると思います。 妙な感じ、静かな感じ、背筋が寒くなるような・・・ 本当に面白かった!内容を知った上でまた読みたい!と思わせる一冊だと思いますよ^^ これぞ、恩田陸。 | ||||
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怪しく不気味な雰囲気も漂わせながら、どことなくファンタジーっぽさを感じて この世界観はとても好きでした。読み進むにつれ、その世界が頭の中に現れ 不思議な塔や丘、空と湿原が想わせる異質な世界。この学園で起こる様々な事件を 傍で見ているような気持ちでした。 怖さというより、心地よい不気味さを感じれました。 | ||||
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この続編にあたるものを友人が貸してくれて、恩田陸さんに興味を持ったのですが、 本作を先に読みたかったです。 非常に雰囲気のあって、耽美な印象を受ける作品でした。 物語は中学2年生の女の子が学園に転入してくるところからはじまります。 主人公の心情が細かく描かれているので、没頭して読むことができました。 最初の方は夢想家っぽい彼女に違和感を感じましたが、 読み進めていくうちに夢中になりましたし、強い個性を持った登場人物たちが多く、 好感が持てました。ただ残念なのは、主人公の謎にあれだけの前フリがありながら、 ラストの展開があっさりしすぎているというか、読み終わったときに満足感よりも やりきれなさをかんじてしまいました。もう少し何か盛り込んでほしかったです。 なので★4つで。その前までは、非常に引き込まれる流れになっているので、 一つの作品としてはすばらしいと思います。中高生の女の子におすすめの本です。 | ||||
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最近たて続けに何冊か恩田陸の著書を読んだ。独特の世界観・雰囲気を出すのがうまく、小池真理子を読みやすくした感じ。 この本も何とも言えないゴシックロマンのような雰囲気が魅力的でグイグイ引き込まれ一気に読んでしまった。ただ、ラストはどうだろう....主人公・水野理瀬の過去がああ言ったモノだというのは、まぁ良いと思うが、あの終わり方では主人公は全く成長していないことになると思う。過去の自分とは違う自分になるような終わり方をして欲しかった。 ただ、青いコサージュのエピソードは最後まで効いていて切なかった。 | ||||
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この作品は別に怖くも何ともない文章でも何故か恐怖を感じる。何故か不安で落ち着かなく、胸騒ぎがする。それはたぶん、中盤までのか弱い理瀬の中にラストで明らかになる本当の理瀬の面影がチラチラと見え隠れしていて、理瀬の人格の不安定さがこの文章を作り上げているからだろう(と思う。)ラストには賛否両論あるみたいだけど、私は妙に納得できた。私が不安を感じた原因はこれか!ってかんじ。そしてラストを知りつつ読み返してもやっぱり何ともない文章なのに恐怖を感じる。恐るべし恩田ワールド!! | ||||
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「3月は深き紅の淵を」の中で、自分的に一番面白かった第4部「回転木馬」。 その中で触れられていた作品の単独版。期待通りに面白かった! 続きが気になり、一気に読みました。 でも・・・☆が4つなのは、ラストが思っていたよりアッサリしてたから。 それまでの展開からするとホント、あっさり感が強いな・と。 恩田先生の作品は皆、個性的で心惹かれるタイトルが多い! 『3月は〜』や今回の『麦の海に〜』はその典型。 ただし、やはりラストが少々弱め。 何度か読み直すと感じ方も違うかもしれませんが、一読目はどうしても ラストに引っかかるかもしれません・・・。 それでも、読みやすさや読者を引き込む力はスゴイので、一読の価値はありです! | ||||
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私は、この本と出会うまで全然本に興味を持ちませんでした・・ でもこの本は、すごいです! ファンタジー&サスペンス&ミステリーが全部まざっててそれにどこか不思議な感じをただよわせてる所がいいです!もう読んだらとまらなくなります。 前の私みたいに本嫌いでも読んだら本が好きになります!! | ||||
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萩尾望都さんの「トーマの心臓」の影響がそこかしこに見受けられますね。 訳ありのご子息が入れられている中高一貫学校が舞台。 設定や事件がいろいろ張り巡らされてはいますが、そういやあれの結末はどうなった? という不完全な箇所もありました。が、おもしろくて一気に読めました。 恩田さんの作品て登場人物が美形っていうの多いですね。 黎二に関しては、まんま少女漫画にありがちな典型的に主人公が好きになるタイプ。 そして、まんま黎二に感情移入してしまう単純な自分。 この先、こうなるだろうなぁ、とよめてしまうところもありますが、恩田さんの文章表現て すぐ頭の中に映像化できる程分り易く、映画のワンシーンの様にロマンティックな所もあり好きです。 ラストシーンは大好きです。泣きました。 | ||||
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恩田作品は夜ピク、六番目、と読み3作目によんだ本だったが夜ピクは納得しておわった、六番目は考えさせる、でも感動できるすばらしい作品だった。恩田作品は過去と未来をつなげてくれる人生の教科書だと思えます。どの作品も登場人物のなかに自分がいます。「麦の海に沈む果実」はよみ終わってなにかよくわからない戸惑いを感じましたが最後の部分をもう一度、読んで、納得しました。最後の終わり方は賛否両論あると思いますが、今の書き方でうまくおわっていると思います。最後の最後までそんなに進展しないのは、登場人物が読み終わってやさしくかんじますし、あまり、からくりが読者にわかってしまうようだと普通の推理小説になっておもしろくないとおもいます。自分がなにかに迷った時とか、自信がある人でもよんでみると、大切なことが見えたりすると思います。最後、理瀬が力強くなっていますが、もうすこし前のやさしい性格で前にすすんでいくようなのがいいんじゃないかとおもいましたが、でてくる登場人物がややこしい人もいますのでしかたないのかなと。でもすべて自分の鏡なんですよね〜。 | ||||
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理瀬シリーズ本作としては一作目。 「回転木馬」でプレ作品を読んだときから楽しみでした。まさかいまも続くシリーズになるとは思いませんでしたが。 あり得ない時期に湿原にやってきた不吉な転校生、理瀬。 美しい校長、お金持ちで訳ありの生徒が多い学園でおきる事件。 彼女が喪ったとき、全てを思い出します。 初期ならではの暗黒な雰囲気はゴシックロマンとでもいうのでしょうか。 | ||||
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一気に読んでしまいました。恩田さんの魅力がたっぷりつまったいい本だと思います。 主人公の心理描写や、読者をぞくりとさせる恐怖を与える手法は見事だと思います。また、この物語の設定もなかなかおもしろい舞台であったし、ハッピーエンドとはいいきれない、すこし心に苦味のようなものを残す終わり方は個人的に結構好きです。 ただ、ちょっとクライマックスのあたりがわかりにくいのと、終わり方も同じ設定でももっといい書き方があるのでは?また、主要人物以外の描写があまりにもお粗末。まぁこれはあんまり書くとぐだぐだになるんでしょうけど… ほかの方も書いていましたが、恩田さんはラストがしっかり書けるようになったら、もっともっと化ける作家だと思います。 | ||||
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