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麦の海に沈む果実
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麦の海に沈む果実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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実験的な小説ではあるが、肝心の物語が記憶に残らないという皮肉。 雰囲気は相変わらず独特で上手く読ませられる一方で、物語の骨子そのものは薄く捻りがない。文章の巧緻がなければこの分厚さのミステリとしては冗長すぎて成立も怪しい。推理小説というより幻想文学の類。 どこか妙で変な小説を読んだという感想は残るのだけれど、それ以上でも以下でもない実験臭さが鼻につく。のが物語としては逆に致命的ではと思い、『三月〜』はむしろ読まないで先にこちらを読んだほうがまだしも純粋に物語に没入できたかなと思ってしまった。 とケチ臭いことを書きましたが、なぜか嫌いにはなれない作家ではあり、また別作品は読むだろうなぁと思います。 | ||||
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途中まで面白く読めたのに、ラストが腑に落ちなさすぎて、正直、意味不明だった。今まで起きた殺人事件や失踪事件、霊の憑依についてなどが、ほとんど何も語られずに終わり、どうにも投げ出されてしまったように感じた。 登場人物は皆個性的で、魅力があって、学校の雰囲気も良かったのに、最後の主人公の豹変によって、全て台無しになってしまったように思う。 作者がどのような意図でこの小説を書いたのか、わからない。読むのに費やした時間を返して欲しい。 | ||||
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世界観は良かったし、ストーリー的にもラスト前までは楽しく読めた。 碁石のゲームなんかとてもスリリングだったし。 でも、このラストは後味が悪い上に納得がいかない。 あと「三月は――」を読む気なら、本作を先に読んでおいたほうがいいかも。 ネタバレ、というほどではないけど、その方がいいと思います。 | ||||
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読み終わった後の不快感がなんとも言えない。その後の世界やこの世界をどう捉えるか読者に投げかけている、とも考えにくい。それは決して余韻といえるものではなく、それは物語の締めくくり方が問題だと思う。世界観というか、舞台はつくり込まれていて素晴らしい。が、それぞれのキャラクターに深い過去があるようだが結局それもほとんど掘り下げず表面だけのもので、ラストの主人公に繋がる伏線はほとんどなかったように思われる。他の登場人物があまりに浅く、最後の最後での豹変と真実には「はぁ?」とあきれ返ってしまった。こんなに尻すぼみで読まなければよかったと思う作品を読んだのは久しぶりだった。 | ||||
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この作品で評価が分かれるのはラストだけでしょうね。 私はすご〜く後味が悪かったです。 なんかなぁ、殺された生徒たちがまったく浮かばれないラストだったんだよね…。 校長にくってかかった憂理、体を張って他人を守った黎二、歪んだ学園のなかでも人間らしさを失わなかった彼らが愛しく、同時に不憫でした。 | ||||
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いかにも思春期の少女たちが好みそうな設定のミステリである。(恩田陸の作品はだいたいがそうであるが)あからさまに作者の好み、美意識が反映された登場人物たちの続出には、はっきりいって苦笑いしてしまう。また終盤からラストにかけての主人公の性格の変貌ぶりには突き放された感が強く、あまり面白いとは思えなかった。 | ||||
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最初もよくて中盤もよくて最後で、なにその安直な設定という感じでした。 物語の設定はハリポタが活かされてるのでしっかりはしてました。でも、なんというか……急に最後にみんな最近流行のただのキレやすい子供になったとでもいうんでしょうか。これ以上いうとネタバレになるけど、私としては最後に地雷を踏んだ気がしました。 | ||||
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読んでいるときは面白くて一気に読み終わったのだが、読後感が腹が立つほど悪かった。 14章までは、理瀬は夢見勝ちで赤毛のアンより若草物語が好きな内向性かつ内省的、読書好きの頭が良くてしかも優しい美少女。男からは勿論、女から見ても理想の女性。私も理瀬に憧れた。 それが15章と終章でがらりと変わる。ビジネスライクでたとえ兄弟姉妹でも競争者は蹴落として大金持ちの親の跡を継ぎ事業者として自由に腕を振るいたいシビアでタフな女性。 読者にしてみれば2階に上げられて梯子を外すどころか突然突き落とされたような感じがするではないか。完全に騙されたという思いが強かった。 文学作品として、主人公の人格・性格に一貫性がなく、始めと終わりとで変わっているというのは致命的。筋立てにも無理がある。 なお、学園の雰囲気や組分けや寮生活などハリー・ポッターの魔法学校ホグワーツが下敷きになっているような気がするが、ハリー・ポッターと決定的に違うのは、ポッターのほうは、倫理感がしっかりしていて、子供に正義感と勇気を与える。この作品は、倫理感に欠けている。 | ||||
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世界観は良くかけていたが、主人公にもう一歩、共感できる部分が なかった。今回の内容だからか、ファンタジーだからか、自分の年齢のせいか・・・。自分が求めていた感じとは違った。 | ||||
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