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球形の季節



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【この小説が収録されている参考書籍】
球形の季節
球形の季節 (新潮文庫)

球形の季節の評価: 3.71/5点 レビュー 49件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 41~49 3/3ページ
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No.9:
(5pt)

恩田さんの恐怖+α

恩田さんの作品5冊目読了今まで読んだ中でこの作品が最高の作品です。恩田さんといえばストーリーの展開で読者を恐怖の淵に連れて行く事には定評がありますが、いまいち結末が面白くなく主題がはっきりしない場合が多いのですが、この作品は今までの恐怖感を保ったまま、現代社会を象徴するような主題を持っています。じわじわとした恐怖を味わいながら最後は感動できる作品です。最後の章の「わたしはずっとここにいるよ」は目頭が熱くなりました。あなたも「みのり」と一緒に谷津の町を彷徨ってみてはいかがでしょうか?お勧めの一冊です。
球形の季節 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:球形の季節 (新潮文庫)より
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No.8:
(2pt)

小説版「世にも奇妙な物語」?

恩ç"°é™¸ã®è'-作読了ï¼"冊目。ã"れまでのï¼'作å"ã§ã¯ã„ずれもモチーフは面白いが、消åŒ-不足に感じて残念という感想ã‚'持った。本作å"ã‚‚やはり同じ。ã"く単ç'"に言えば、恩ç"°é™¸ã¯ãƒ•ァンタジーのä¸-界ã‚'、あくまでも現実ä¸-界のè¦-点から描き出そうとã-ているように思える(『ねじの回転』はやや違うが)。恩ç"°é™¸ã®ç­†åŠ›ã«ã‚‚ã‚ˆã‚Šã€ã"の「現実ä¸-界からの描写」は非常に説å¾-力があり、読ã‚"でいて面白い。ã-かã-、ã"の「説å¾-力」は、あくまでも「現実的」なå'面にé-¢ã™ã‚‹ã‚‚ので、小説中に出てくる「ファンタジー」部に対する説明が無ç"¨ã«ãªã‚‹ã¨ã„う性質のものではない。è'-è€...とã-ては、ファンタジーã‚'敢えて現実ä¸-界からのみ描くã"とにより、ファンタジーのファンタジーたる所以ã‚'描き出そうとã-ているのだろう。ã-かã-ã!!!うであるならば、ã"ã"までたくさã‚"のファンタジック・アイテムã‚'持ち込まずに、作å"ä¸­ã«ç™»å 'するアイテムも、もっと現実的なものにすべきだろう。さã‚"ã-ã‚"ファンタジックなアイテムã‚'持ち込み、「奇妙でã-たね」で終わってã-まっては「不思議感」よりも欲求不満ã‚'感じてã-まうのだ。
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No.7:
(5pt)

この感じが陸ワールド

「噂が本当になる」そんなところから物語りは始まる。帰郷率9割の不思議な東北の町。ホラー小説をうたっているけれど、ファンタジー小説のように感じました。この感覚が陸ワールドなんだなと思います。(そうそう、読んでみないとわからないのよ)
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No.6:
(4pt)

ここにある闇

恩田さん、1冊読み始めると暫く恩田週間になってしまうのでちょっと困ります(苦笑)。怖くない人は全然怖くないのだろうけど、個人的「怖いツボ」にはまる作品でした。SFだとか、何かが見えるだとかにはあまり興味がないのですが(“石の中から”・・・とか、“窓の向こうに”は「ひい!」だったけれども)、「噂の底にある悪意」というのにひどく興味があり。かつ恐ろしさを感じるのです。ニュースソースを知らないまま噂を広めていく人々。その最初のきっかけにある悪意。噂というウィルスを移され、広めていく人々は、どこかでそれが悪意/ウィルスであるのを知っているのではないかと思います。何か起これば罪悪感を感じるほどに、その悪意に罹るのを望み、広めたいと思う。その心理が怖い。そして、私自身にもそんな時期があり、今でも、そのウィルスを作り・広めてみたいという気持ちが何処かにあるということに気付かずにはおれない。その闇が自分のものでもあると知る人は、これが怖くないなら、何が怖いと言えるんでしょう。
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No.5:
(5pt)

SFかもしれない

ホラーの枠でくくられているようですが、これは、SFだと思って、私は読みました。だって、ありそうなことだもの。ただ単に、人の心の恐怖を形にして描き出して見せるのとは違う。今目の前に見えている現実以外に、あるかもしれないもうひとつの世界。ただ、想像のなかにあるだけだと、誰が言い切れるだろう、、、
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No.4:
(5pt)

寂しく温かい場所、谷津

『エンドウさんという子が宇宙人に連れていかれるんだって・・』東北の谷津と言う街で、噂が次々と本当になる。谷津で生まれ育ち、高校生となったみのり。彼女の周りでその夏起こった出来事は、ただの偶然ではなかった。閉鎖感の有る町や学校を舞台に繰り広げられるホラーだが、其処には恩田陸さんの作品にいつも見られる爽やかさがある。実は私は今までこれは青春小説だと思っていた。ホラーの要素も強いが、細かい登場人物の心理描写に惹かれる。私たちは成長すると、自分の居場所に不安や疑問を抱くようになる。だけど「あそこ」に行ってしまったらどうなるのだろう?谷津だからこそ「あそこ」に行ける。それは一体どんな場所なのか。彼等は行ってしまうのか、帰ってくるのか?読んでからのお楽しみ!読後の感慨はなんとも言い難い。
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No.3:
(4pt)

うなずける。

 高校生という微妙な時期・・・迷いや不安や周りと同じという物足りなさや・・・誰かが背中を押してくれたら・・・そんな中で噂が立ち、女の子が消える。誰にでもこんな時期があって、うなずけるのでは?という作品でした。ホラーとは言えませんが、不思議な雰囲気が漂います。また、「場所」が大きな意味を持っている気がします。
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No.2:
(3pt)

日常と異界の接点を描こうとしているのだろうが

JRと川で4つの地区に分割された地方都市。2つの男子高と2つの女子校。平凡さにうんざりしている高校生にはびこる噂。このあたりがキングっぽいといえないこともないが、もちろんキングに比べればおとなしすぎる描写だし、その後の展開はきわめて少女漫画的。どこがホラー?と尋ねたくなる。もう一つの世界に旅立つものと残るものがいて、ちょっとした余韻を残して物語は終わる。設定は楽しいんだけど、たいした感興は起こらない作品だった。
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No.1:
(4pt)

懐かしい匂いのする物語

ホラーというよりも、ファンタジーのような作品。多感な高校生の時期に抱く感情を細やかに描いており、「そういえばこんなことも思っていたな」と懐かしくなります。 読んでいるうちに街のイメージが浮かび上がってくるような描写も秀逸です。
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