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『アリス・ミラー城』殺人事件
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『アリス・ミラー城』殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41~57 3/3ページ
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雰囲気は嫌いではないが、トリックが筒井康隆の『ロートレック荘事件』のパクリだった。これはアカンやろ。 | ||||
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このタイプの小説が好きな人は、前半ですぐに「ここ!」という部分がわかります。でもね、以降小説から消してしまっておいて、最後にジャジャーンでは、納得できないのですよ。途中でどれだけ錯覚させたかが勝負でしょ? | ||||
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北山氏の著作は本作が初めてであったが、城を舞台にした物理トリックという触れ込み通りの作品だなあと思いながら、そこそこ最後までそして誰もいなくなった調で楽しんで読んでいたが、ラストで突然犯人が明かされた瞬間、衝撃というより正直、誰これ?・・・状態でした・・・・(笑)。改めてサイトとかで検索して、叙述トリック作品だったと分かりました。そう言えば読み返すと確かに出てきています。 こういう叙述トリック系の作品は予備知識なしで読んだ方がいいですが、本作に関しては叙述トリックが仕掛けられていると意識してから読む方が面白いと思います。 内容的には次々殺人が起こる割にはあまり緊迫感がないのと、無理やりな物理トリックだなあという印象で軽く読んでいたのが災いして、ラストのオチが気付けないという最悪パターンの読み方になってしまい反省です。 | ||||
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レビューの評判が結構高いので読んで見ました。やっぱり、読後感は個人差がありますね。物理トリックは面白いと思いました。でも、逆に評価が高いアレが、個人的には減点になってしまいました。怪しすぎるアレを推理段階でスルーしすぎる探偵さんたちってのもなぁ。綾辻ってよりも、筒井さんの名作(迷作?)を思わせる。しかも、筒井さんのアレは、密室トリックとの必然性もあるし...ただ、物理トリック自体がしっかりして楽しめるから、筒井さんのを読んでいなかったら、星4の作品だったかもしれません。「筒井さん」でピンと来ない人なら、逆におススメ。 | ||||
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化けた化けた あらすじ ルイス・キャロルの作品にちなんだ孤島の城。 その城に呼び寄せられた登場人物は、探偵たち。 彼らの推理も虚しく、 アリスの世界に見立てられた殺人は延々と続き・・・ 感想 『うんな、馬鹿な。そんな見落としがあってたまるか』 それが、読み終わって、三分後の感想です。 ですが、その三分に至るまでは、 『凄い。これは傑作だ』そう思いこまされました。 三分の思考停止。それを生み出すために作者は、 悲哀感漂う物理トリック講義を始めたり、 壮大な捨てネタを用意したりと相当の攻撃を仕掛けてきます。 これ一冊だけで本が数冊書けてしまうような情報量。 作者の意気込みが伝わってくる怪作です。 読んでからの一言 たとえそれが三分でも作者の圧勝と言わざるをえません | ||||
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ルイス・キャロルゆかりの鏡の捜索を依頼され、北陸の 孤島にある『アリス・ミラー城』にやって来た8人の探偵。 やがて凄惨な連続殺人劇の幕が上がり、不可能状況のもと、探偵が一人、また 一人と殺され、そのたびに、館内のチェス盤からは駒が一つずつなくなっていく。 果たして、犯人は誰なのか? 物理トリックの雄・北山猛邦が、『そして誰もいなくなった』に挑戦――。 そうした趣向自体が、読者に先入観を抱かせる、 強烈無比なミスディレクションとなっています。 作中では、密室殺人、顔のない死体やバラバラ死体、そして人間消失といった、 本格ミステリのガジェットが満載で、それらに対峙する探偵たちも「物理トリック 談義」といったメタ的な議論を交えながら、あくまで古典的な物理トリックの解法 に基づいて事件の謎を解明しようとします。 しかし、本作のメイントリックは、そこにはないのです。 とにかく、叙述の細部にまで作者の精緻な技巧が、凝らされていて、 ぼんやり読んでいると、重要ポイントを読み飛ばす恐れがあるため、 絶えず注意深く、読み進めていかなければなりません。 本作は『そして誰もいなくなった』を本歌取りした作品ですが、新本格の 『十角館の殺人』以後の作品だということも、忘れてはならないでしょう。 リアリティや犯行動機などはどうでもよく、ミステリによる 言葉のマジックを堪能したいという方は、ぜひご一読を。 | ||||
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いわゆるクローズドサークルもので、閉ざされた世界で続々と起こる殺人(犯人はこの中にいる!)、という設定は、犯人が限定されるので、それだけで☆一つプラスにしたいと思います。ただ、続々起こる猟奇的な殺人なのに、なぜか緊迫感がありません。文章のせいなのか、それとも探偵たちが集められた理由に現実味が無いからなのか。殺人が起こる動機も釈然としないまま、ラストへ。なるほど・・・。でも、この人物を真犯人とするトリックは既に使われてますね。小説に緊迫感が無いこと、犯人の立場が「某小説(1990年の作品、ミステリーをメインに執筆する作家ではありません)」の二番煎じであること、その「某小説」に比較すると文章にミスがあること、そしてクローズドサークルというプラス要因を加えても、☆は三つが妥当なところではないでしょうか。ですが、この作者の他の作品を読んでみたい、とは思わされました。 | ||||
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読み始めた当初、正直テンションが上がらず読みづらかった。というのも、「登場人物一覧」のようなものがなく、変わった名前の登場人物が多くて非常に覚えにくかったから。 密室に関しても「ま、どうにかしてやったんだろう」といまいち関心がわかなかった。 しかし途中から「えっ、そんな展開!?」と驚きつつもストーリーはテンポアップし、いつの間にか引き込まれていた。 前半で気になったキャラの曖昧さはストーリーの進行とともに解消されるし、後半はこの手の作品特有の緊張感があり、映像が浮かぶようだった。 突っ込みどころは多々あるが、それもコミで楽しんだほうが良い。 リアルさを追求するよりも、素直に物語の世界にハマることをお勧めする。 私の場合、途中まで適当に読んでいたせいか推理はぜんぜん当たらなかった。 ぜひもう1度最初から、今度は真剣に、伏線に注意して読みたい作品である。 なお、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』を未読の方は、そちらを先に読んだ方がより楽しめるだろう。 | ||||
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孤島の城で繰り広げられる連続殺人…集められたのはアリスミラーを手に入れようとする探偵たち… 王道の設定にゾクゾクしながら読みすすめるとラストには衝撃の結末が待っている。動機は『地球を救うため』?動機はもはや関係ない。純粋エンターテイメント。読後に訪れるどんでん返しに騙された!という幸せな感覚を味わいたいなら黙って読んでいただきたい。 アガサへの挑戦であり、読者への挑戦である。クロック城と同じ作者かと疑うような仕上がりに北山猛邦を見放した方々にも今一度読んでいただきたい一冊。 是非、一読。 多くの人は 結果、二読(笑) 周囲には途中で犯人を当てる人もいたので、フェアなミステリといえます。 | ||||
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ここまで犯人の「存在」に気付かなかったミステリは生まれて初めてです。 人間、あまりにも見えすぎていると、逆に全く見えなくなるようです。 お見事でした。 | ||||
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注意:ちょいネタバレ。勘のいい人なら気付いてしまうかもしれません たしかに騙されたし切迫感も出てて話も面白い。登場人物それぞれのキャラも立ってて整理しやすい。読み返せばあちこちに伏線が上手く(というかズバリ見事に)張られてることにも気づく。ただ…あんだけ探偵が揃ってるなかあからさまに怪しいのに誰の口からも一度も容疑者候補にすら挙がらないってのはどうも…現実的ではないような。 | ||||
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読み終わった後のわたしです↑ 最後の10ページ程ですべてが覆されて、ポカーンとなり、唖然とし、 読み返して声を出して笑っちゃいました。 久々に面白い本を読みました。 北山さんの本は全部読んだけれど、この本が今のところ一番好きです。 | ||||
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「ファウスト」の短編をいくつか読んで「北山猛邦の小説は面白いな」と感じた私が久々に血眼になって書店巡りをし、やっと見つけたこの本。面白くて面白くて、初めて夜更かしをして読みました。読み終わって「ん!?」と唸り、最初のページから読み返すと……前者のカスタマーが述べているように、本当に笑ってしまいます。これ以上言ってしまうとアレなので言いませんが、これは素晴らしいミステリーです。最近のミステリーでこんなにも面白いと思ったことはないです。ミステリ好きなら読むべき傑作。これぞ「物理の北山」。是非一読を。 | ||||
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クロック城、瑠璃城も面白かったが、このアリスミラーはそれより遥かに面白い。フェアかアンフェアかどうか微妙なところだが、そんな些細なことを気にする小説ではない。読み終えた瞬間、心の中にたまらない充足感が残る。素晴らしい作品だと思う。 | ||||
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騙された。これは久しくなかったくらいの「騙され感」。その騙し方がものすごくフェアで、感心する。文章の至るところに犯人のヒント(というにはあまりにも露骨な手がかり)がちりばめられてます。そういえば1・2ヶ所、何か変だとは思ってたんですよ、読みながら。でもまあ多少のおかしさは作者の手抜りかな、とおもい誤魔化しつつ最後まで読んでいったら、詐欺だった。稚拙や手抜りではなく、詐術だった。この屈辱感。読み終わった瞬間「これはアンフェアなんじゃないか?」と読み直してしまいます。この屈辱感を味わいたいがために、ミステリファンはミステリを読むんじゃないでしょうか。少なくとも私はそうです。 | ||||
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チェスに興味あるので、読んでみました。読んでいるときは、孤島の館という設定にワクワクしていましたが、・・・。読み終わって、「おお!」って思う人と、「こんなんあり?」に分かれると思います。 あまり、追求型の方でなければ、非日常な設定は、楽しめるかな。 | ||||
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本書を読み終え、しばらく目をぱちくりしていました。そして、何かが引っかかり本書を再び読み返します。そして数秒後、私は大爆笑してしまいました。よくもまあ、こんな物凄いことを考えたものだと感心しました。 本書の文章はそれほど巧いように私には感じられません。また登場人物の書き込みが少ないようにも思えます。序盤から中盤は、サスペンスのような展開は、見せ場も多くあるのですが、やや薄味に感じられました。でもそんなことどうでもいいと思うくらい満足を感じました。だって、これは最高のジョークなのですから 話の種に、是非いかがでしょうか? | ||||
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