■スポンサードリンク
『アリス・ミラー城』殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
『アリス・ミラー城』殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリという分野を読み慣れている人にとっては おそらく意外性もあり、そこがフェアかアンフェアかという議論になりはすれ まったく評価できないということはない作品なのだと思います。 ミステリ初心者が「城シリーズ!?面白そう」と手に取ったときには 大きく評価が分かれるのかもしれません。 丁寧な情景描写や、幾分書きすぎには感じるけどキャラの書き分けなど 著者の才能は十分すぎるほど感じる作品です。 ただラストの展開は自分には合わなかった。 ミステリてそういうものでしたね・・と屈服させられた感があったかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
という印象だけが残ってしまった作品。実際は違うんですけどね。 これなら素直に他のキャラを犯人にしてキャラの掘り下げをした方が良かったかな。 なんでも叙述トリックにすれば良いわけではないと考えさせられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレあります。 クローズドサークル、漫画チックな喋り方のキャラクター、そして彼らが次々と…という、個人的に好き系のミステリでした。 中盤からはどうなるのかハラハラして一気に読みました。 ただトリックに関しては…やや、アンフェアかな?と。 途中で犯人を見たと名指しで言っているにも関わらず、その人物に疑いがほとんど向けられていない、というのが、トリックのためとはいえあまりに不自然です。なので、スッキリとはしません。 あとは、やられる順番を気にするタチなので、そのへんについても説明があったらよかったなと。 スリラーぽく読んだらいいのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読了直後、「どういう事?犯人は???」という情けない状態だった。が、後から思い返せば、ちゃんとヒントは書かれていた。誰も信じない形で明示されてもいた。でも、見事に騙された。これぞ叙述トリックの魅力である!! …と読了直後は興奮した。 でも、ふと考えてみれば、よく似たトリックどこかで見たなぁ。似すぎかも。等と後からじわじわと不穏な感情が沸き上がってくる。 このように、読了後にいろいろ考えさせる作品であり、作者から読者への挑戦状といえるかもしれない。ただ、これは確かに好みは分かれるかと。 フェアかアンフェアかと言われれば、フェアだとは思うが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
【ややネタバレ注意】 犯人当てのアンフェアさ・難しさに文句を言ってる人もいるようですが、叙述トリックなんだから多少アンフェアで当然(難しい!と言ってる人は読解をもう少し頑張っては?)。物理トリックも意図ありきで設計されていたし、何より読んでいてずっとゾクゾクできた。最後の2転3転もいい。中盤のスリルとトリックの整合性がトレードオフになりがちな中、スリルの種を撒き散らしつつ割と全部回収してくれたバランスのいい作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この手の推理小説はだいたい、本の最初に登場人物の一覧と舞台の地図が記載されるもので、特に複数人が入れ替わり立ち替わり登場するこのような話では、読者としては登場人物一覧が欲しくなる、と読みながら思っていた。 また、広大な城内を登場人物が移動しまくる作品なので、城内地図もやはり欲しいなあと思いながら読んでいた。 上の2つがない理由、が本作のトリックの答えのようなものなので、登場人物一覧はもちろんのこと、城内図は登場人物の部屋割りを記載しないと不自然なため用意しなかったのだろう。 上記二つがないため、人の動きと城内がイメージしにくく、若干読みにくい。 ただ、雪降る孤島で1人ずつ探偵たちが殺されていくという筋立てがそもそも好物なので自分としてはとてもおもしろかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公不在のため、登場人物に感情移入できずに最後まで進みます。 密室の内容や建物のつくりなども、非常に分かりづらいし、図がないと分からない それは編集も分かっていたのか、図が何度も出てくる。 とりあえず作者が鏡の国のアリスが好きなのは、伝わってきました。 クローズドサークル好きや密室好きの方でも特に読む必要は無いと思います。 なんかよくわからず終わりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
きっと好き嫌いがハッキリ分かれる内容かも知れませんね。トリック、動機、謎解きパートと推理小説の醍醐味部分が自分の期待とはかなりかけ離れた内容でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
⚠︎ネタバレ 確かに序盤に変だなと思うところが一、ニ箇所ある。だが登場人物全員との会話の描写ががあまりにも少なすぎる。叙述トリックといえばそこまでだが、そもそも殺人鬼の容疑者として上がらないこともおかしく、あからさまに犯人の存在を雑に隠しすぎで見てて冷める。 序盤に少ないヒントを与えるだけ与え、はいこの人でしたとするのはあまりに読者に対して酷だし、なんせ殺害の動機が全くもって面白くもなく、またあまりに猟奇的でただ殺害をしたい人の建前のように聞こえ、つまらないのである。 まあライトノベルを楽しめる人はこの小説でも手放しで面白いと言えるのではないだろうか。 内容自体は星4 叙述トリックがすごいと聞き見たが 全く良いとは思はない。 よって 結果的に星3である。 どんでん返しを見たい方には別のものを勧める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても楽しめた。 いわゆる、新本格(けれんみがあって、パズル的で、どろどろしていない)好きにはたまらない作品。 人間が書けている作品はそれはそれで面白いけど、きわめて記号的な作品も、読後感がどろどろしていなくて、それはそれで尊重したいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本格系の雰囲気で、この文章力で、この程度のトリック、キャラクターの描き分けで、この程度の謎解き、動機、背景では、誰が読んでも満足できるわけない。 これまで数多く推理小説、ミステリーを読んできた中で、最低レベルの読後感、納得感です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
"きわめて単純なたった一つのルールです。『アリス・ミラー』を手に入れられるのは、最後まで生き残った人間のみ。"2003年発刊の本書は物理トリックにこだわる著者による城シリーズ3作目にして、古典名作世界に挑んだシンプルかつ大胆な叙述トリックミステリ。 個人的には『不思議の国』と『鏡の国』2つのアリス作品にインスパイアされた作品として、興味津々に手にとってみました。 さて、そんな本書は著者が影響を受けた『十角館の殺人』(『そして誰もいなくなった』でも可)よろしく、東北の孤島にある『アリス・ミラー城』に集まった癖のある探偵たちーそれぞれに城に眠っているとされる『アリス・ミラー』を探すように依頼された。がチェスの駒に見立てられて何者かに1人ずつ殺されていくのですが。 探偵たちが語り合う『物理トリックの条件』物理法則に適っていること、単独による施行、新規性、必然性、殺人に関連していること。などなど、ミステリ、特に【本格ミステリ好きな方だと多分にニヤニヤしてしまう会話】が続き、楽しませていただきました。(『アリス』作品への言及も良かった) また、アリス狂が造ったとされる異様な『アリス・ミラー城』では、扉が増えたり、人形が動いたりといった怪現象、そして『やっぱり』密室殺人がおきるわけですが。ちゃんと【合理的に意図が説明されている】し、また『完璧に隠蔽された犯人』自体も(すっかり騙されましたが)読み直すと【ヒントはちゃんと明示されている】し、不条理さはなく、意外にも親切かつ丁寧な作品の様に思いました。(え?『犯行動機』は?いや『それはそれ』イメージ的に美しいし、まあ良いのではないかと) 『十角館の殺人』などの本格ミステリ好きな方や、『アリス』の2次創作として興味ある方にもオススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このミステリにおける大ネタが明らかにアンフェアだと感じました 作家がそのまま書いていれば明らかにわかる仕掛けを狙って避け続けています、そりゃ分からん 一応序盤にこっそり伏線を仕込んでフェアを気取ったつもりでしょうが、全編にわたり作者の明らかな意図が透けて見え過ぎたのでスッキリとは終われませんでした 途中までは面白かったので星3です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
低評価が多いのはさもありなん、という感じである。 なにしろこの小説、使われているメイントリックがかなりハイレベルな上に、いわゆる「答え合わせ」のパートがまったくないのだ。低レベルの読者は完全に置き去りにする構えである。 このタイプのトリックは、序盤中盤でどれだけ「ぬけぬけと」真相を書きつつ読者にそれを悟られないか、というのがキモになってくるのだが、本書の「ぬけぬけ」具合は抜きん出ている。なんか他のレビューで「作中人物が真犯人に言及しないのはおかしい」とか書かれているが読めていないだけである。ぬけぬけと真犯人を名指しで指弾している場面さえ中盤に出てくるのだ。 メイントリックが素晴らしい一方で、全体的な小説としてのできはどうかというと、手放しで褒められたものではないと思う。これがたしかデビュー三作目だったか、若書きなのもありありとわかる。個人的に、メイントリック以外のほとんど全部が失敗していると感じる。探偵が大勢集まるとか、それぞれの殺人にいちいち凝った物理トリックがつけられているとか、漫画っぽいキャラ付けとか。おそらくもっと達者な作家にこのメイントリックのアイデアを渡したら、メイントリックを補強するキャラや描写だけを投入したもっとコンパクトで端正な作品にまとめたことだろう。そして多分その方が評価も上がったのではないか。 しかし、だ。声を大にして言いたい。 これが北山猛邦なのだ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
勝手な想像ですが、このような物語を上梓するに当たり、作者はきっと大絶賛か、大批判に大きく分かれることを期待したのではないでしょうか。 大仰なトリックは図を捏ねくりまわしたこけおどしとも取れますし、意外な犯人は意外というより唐突で、一応フェアプレイの範疇のように思いますが、あんまりです。また動機に説得力は無く、そもそも登場人物たちがなぜ集まったかの理由付けも大雑把過ぎです。 このように欠点の多い作品ですが、規格外という点での魅力もまた大きいと思います。 ありきたりなミステリに飽きた方にお勧めできますし、自分でもひょっとしたらこの作家さんは飛んでもない名作を生み出す可能性があると思って、他の作品を読んでも良いと思います。 そのような点で、本作品には星一つと評価しますが、たぶん同著者のほかの作品を読むと思いますし、星3つの平凡な作品よりも遥かに記憶に残り、人にも薦めてしまうかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そして誰もいなくなったのオマージュ。当該作品に、ほぼ全員名探偵という設定が追加されたもの。 注意深く読んでいると、最初の方で気づく叙述トリック。ただ、それを差し引いても全体を通して惹きつける内容であり、読むべき作品の1つであろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
メイントリックはかなり最初の段階で可能性を考えたが、すごくあからさますぎて違うかなと思いながら最後まで読んだところ、結果はその通りだった。 すごくあからさまな伏線と、伏線とは言えないような微妙なレベルの伏線しかなく、「ちょうどいい伏線」が少なかったのが、この作品が低評価を受けやすい理由だろうと思う。 メイントリックのせいで非常に書きづらそうに苦労している感じが伝わってきて、おそらくトリックを成立させるだけで精一杯だったのだろうと思われる。少しこの作者の手に余ったトリックであったが、この作家の作品の中では一番記憶に残っている作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アリスミラーをみつけるために孤島に集められた探偵たち。置かれたチェスの駒がひとつまたひとつと減るのと同時に探偵たちも殺されて…孤島ものの代表作そして誰も…のような展開だろうと思いながらもギロチン城が面白かったので期待して読み始めました。最初の被害者が出た途中からは期待にスピードが進みましたが、まさかエンディングでこれ?期待は見事に裏切られました。嫌ミスだったのか… 説明のつかないHopelessな終わりかたにブーです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アリスモチーフだけでかなりワクワクして読みましたが、進むに従ってどんどんデスゲームチックになる展開。 なのに犯人は…な展開に本を投げ出したくなりました。 それはもうちょっと表現して頂けないと…。 残念感が半端ないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり好き嫌いが分かれる叙述トリックだと思う。 読んだ後にまた読みたいタイプ、自分で犯人を考えたいタイプの人でないと結構辛いかな。自分は一回読んだら当分は読まないし「この人犯人かなー?」って軽いノリで読んで推理パートで「違ったわww」っていうのが好きなタイプなのでラストで???となり微妙な気持ちになった。 ネットで調べて理解はしたが、自分には全く合わない小説だなという感想しかない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!