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月の扉



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【この小説が収録されている参考書籍】
月の扉 (カッパ・ノベルス)
月の扉 (光文社文庫)

月の扉の評価: 2.93/5点 レビュー 46件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 41~46 3/3ページ
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No.6:
(4pt)

SF(?)本格ミステリー

あらすじだけ読むと『アイルランドの薔薇』のような閉鎖状況での閉鎖社会(秘密結社)ものかと思ってしまいますが、雰囲気はだいぶちがいます。ハイジャック犯がたまたま殺人を発見した男を探偵役に指名した、というところが自分から首を突っ込む探偵ではなく、珍しい設定です。法月綸太郎のような全編推理のトライ&エラーという感じは個人的にはそれほど好きではないのですが、本作の場合は特殊な状況下での動機と絡んで面白く読めました。もうひとつのテーマがタイトルにもなっている“月の扉”。これが本作の小説としてのキモで、SFかどうかの境界線。境界線というのは中途半端という意味ではなく、リドルストーリー的な結末になっているから。そのあたりも小説として巧い部分で、どちらかというとこちらのほうが面白く、殺人と推理はおまけで、純粋にハイジャック犯のワイダニットとして読んでも充分面白いと思います。
月の扉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:月の扉 (カッパ・ノベルス)より
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No.5:
(4pt)

俺はこういう話大好きです。

普通に話にひき込まれて一気に読みました。最後が駄目って人とか多いでしょうが、自分はこういう終わり方最高です。なんか夢があるというか・・・。 三人組が飛行機をハイジャックして、トイレに何故か死体を発見し、事件を推理していく。最後の最後にとんでもない展開が起こって、読んでいて本当に面白かったと思いました。次の作品の「水の迷宮」も読んで、それも面白く!石持さんのファンになりました!たぶんこの人の本、好きな人は本当好きでしょう。
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No.4:
(1pt)

うすっぺらい

これが本格ものなんでしょうか?設定とかは、なかなかいいと思って読み始めたけど、緊張感も登場人物への感情移入もなにも感じなかった。謎解きも、そこまでもってまわった言い方する必要性も感じられない。たいした「謎」じゃないし。これが「このミス」の8位か・・・タイトル・装丁はおもしろそうなのに。
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No.3:
(3pt)

論理思考のかたまり

離陸前の飛行機のハイジャック。そしてさらに飛行機のトイレの中での死体。ハイジャックした人間ではなく、たまたま居合わせた人間が探偵をさせられるところがおもしろい。会話の中で論理的思考によって可能性を次々と指摘してはつぶしていくところが楽しい。この状況でどうやって犯人達は逃亡するんだろう?という謎は最後にわかるのだが論理的な話の中で唯一違和感のある部分であった。云わんとするところは是非読んで確認して頂きたい。読み始めれば先が気になって止まらなくなることは間違いない。
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No.2:
(2pt)

本格長編推理小説と書いてあったのに

 不思議な力を持つ師匠が別世界に行こうとする話とハイジャック下で起きた殺人事件。期待して読み始めました。だけど・・・ 別世界が何物かわからないから全然スリリングな展開にはなっていません。それに別世界に行こうだなんて。師匠のバックボーンやエピソードがあれば感情移入できたかもしれないけど、しらけてしまったような。 推理も状況をなぞっているだけで、進み方が単調で二転三転などないですし。 登場人物の設定も薄っぺらで、表紙に本格と書かれていなければ軽いミステリーとして読んでまあまあだったかも。
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No.1:
(4pt)

意欲的なミステリー

ハイジャックを実行した機内で起こる、密室殺人。しかも語り部はハイジャック犯。この独創的な設定だけでも、ミステリー好きならわくわくしてしまう。そんな不可能状態の事件を解決するのは、どんな探偵役なのか?読者の深まった興味と期待にきっちりと応えてくれる、「押しつけられ型」探偵。本格の論理だけを求める人には物足りないものがあるかもしれないが、ミステリーの意外性や、新しい驚きを求めるミステリー好きにはお奨め。「フーダニット」「ハウダニット」に加えて「ホワイダニット」までも一冊に閉じこめた意欲作だ。正統の本格としてまとめるのはではなく、ミステリーの新たな世界を見せるために設定したオカルティックととられかねない理由。読後に残る不思議な感触は、この設定と月によるものが大きい。それがこのミステリーの最大の魅力だ。この魅力を堪能して本を閉じた後、夜空を見上げて月を眺めたくなること間違いない。
月の扉 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:月の扉 (カッパ・ノベルス)より
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