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月の扉
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月の扉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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飛行機の中で起こる事件という設定に惹かれて読ませていただきました。 先がどうなるのかな、と面白く読んだのですが、飛行機内に250人の乗客がいる緊迫感と赤ちゃんを抱いてる状況がリアルに伝わってこない(ずっとみんなぐったりおとなしくしてたのでしょうか?)のが読んでる間ずっと気になってしまいました。 | ||||
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信服する人物が不当逮捕されたことを契機に、その人物を取り戻すため、ハイジャックという挙に出る犯人3人組、ところがそのハイジャックした飛行機のトイレ内で不可解な死亡が起こります。自殺か殺人か、殺人ならば誰が殺したのか。この謎解きと、ハイジャックの行方は?というのが、本書の主題です。 登場人物はそれなりに良く書けていたように思いますし、謎解きも中々面白みがあったのですが、まずは主人公であるハイジャック犯3人組にどうしても共感できず、感情移入することができませんでした。動機も理解しがたいものですし、犯行後の計画についても・・・。 ただ、こういう荒唐無稽な話をそれらしく思わせながら読者をして一気読みせしめる筆力は評価すべきものだと思います。 | ||||
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ハイジャックされた飛行機。しかしそのトイレで殺人が起きます。 ある事情により、ハイジャックを中止することは絶対にできない犯人達。 乗客としてたまたま居合わせた青年、通称「座間味くん」は、 変なTシャツを着てたせい…ではなく、そのシャープな頭脳に目をつけられ、 ハイジャック犯達に、殺人の真相を解き明かすように指名されます。 閉ざされた飛行機の中、彼はハイジャック犯と共に(!)殺人の謎をディスカッションします。 犯人捜し自体は、非常に面白いです。 解決に至るまでの展開も引っ張るのが上手いし、何よりロジックそのものがよくできています。 これは手放せない本になるかもしれない。素晴らしい。そう思いました。ラストを読むまでは。 事件のベースには、「奇跡」の存在があります。 そのどちらも曖昧なままに、ともすればファンタジーとも読める形で終わっているのが非常に惜しいです。 謎だけのミステリーとしては面白くても、話を読む小説としては価値が下がってしまったと思います。 ただそこだけがロジカルではなく、それ故に、「奇跡」とは謎のための装置だったのか…とがっかりしました。 それならば、他の沢山あるミステリーと一緒ですから。 「奇跡」が腑に落ちる形でスッキリと終わっていれば、ミステリーとしても小説としても素晴らしい作品だと思うのですが。 「奇跡」を描かないのであれば、「師匠」がただのペテン師だったとか、無理にでも現実的なオチを付けて欲しかったです。 | ||||
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とても独創性のある設定で、 読み始めたらページをめくる手がやまなくなってしまった。 徹夜必至のミステリーである。 にもかかわらず読後の空虚感は否めなかった。 また動機にしても少しこじつけすぎかなぁとは思ったが、 おそらくこういうこともありうるのだろう。 あとひとひねりが欲しかったけれども、 全体のリズム感はとても良かった。 | ||||
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飛行機の乗客で、事件に巻き込まれた座間味くんが印象的だった。死体を発見した女性の恋人で単なる一般人に過ぎない彼が、犯人グループから死体の謎を解くように要求され、次々と推理を展開していく。その推理によってハイジャック犯を動揺させる作戦、それに気付きながらも調査を続けさせる犯人、そのやりとりがとてもおもしろかった。ただ、ハイジャック犯の動機が傑出したカリスマによる再生の世界への誘導というファンタジックなところが、新興宗教的な話のようで個人的には好きではなかった。 | ||||
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3人の男女が離陸前の飛行機のハイジャックを企てる。 乳児を人質にし乗務員を介して、「警察署に留置されている人物を空港に連れてくる事」を要求した。 ところがそのさなか、乗客の女性が飛行機のトイレの中で死体で見つかる。 犯行グループの一人が、乗客の一人に「他殺か自殺か不明の死体」を調査するように命じる。 ハイジャック事件と、謎の死体。 二つの事件を平行して展開していきます。 場面がほとんど飛行機の中ですが、展開が速いため中だるみせずに読み進めることが出来ます。 沖縄でダイビングを楽しんだ観光客の一人が、偶然死体の調査を命ぜられ論理的な推論を展開ハイジャック犯たちと会話する場面が面白いです。 | ||||
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ハイジャックされた機内で殺人事件が起こるという、今までに読んだことの ない作品だった。ハイジャックの目的は達成されるのか?そして殺人事件の 犯人は?読み手を飽きさせることなくラストまで引っぱっていく。 ハイジャックの鮮やかな手際のよさや、殺人事件を推理する座間味くんのキャラ クターが面白かった。ただ、師匠がカリスマ的存在であるということの説得力が 弱いのではないかと思った。3人がハイジャックという大きな事件を起こしてまで 師匠を連れ出そうとする目的も、非現実的過ぎないだろうか?結末も、途中の盛り 上がりに比べたらちょっと物足りなかった。 | ||||
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上の商品説明に加えて、素人探偵事件解決モノです。 事件に巻き込まれた男性がハイジャックグループと共に 事件を解決に導いていきます。 文章は独特の雰囲気をもっており、本はそれなりの厚さですが 重く感じさせず、とても読みやすいのです。 しかし、ストーリーにあまり動きがないので、少々退屈するかもしれません。 最後には少し「おおっ」と思わせる展開がありますがどんでん返し と言うほどのものでもありませんでした。 評価は時間を潰すのにはもってこいの作品なので☆三つです。 | ||||
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師匠はどうやって人の心を癒すのだろう? “あちら側”にはどうやって行くのだろう? ハイジャックまでするんだから よほどのことに違いないと思って読んでいったのですが、 結局何の説明もなく終わってしまいました…。 アッと驚く種明かしも無しです。 ミステリーというよりもSFに近いのでは? サクサクと読み進めていけるだけに残念です。 独特の空気感も悪くないんですけどねえ。 | ||||
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離陸前の飛行機のハイジャック。そしてさらに飛行機のトイレの中での死体。ハイジャックした人間ではなく、たまたま居合わせた人間が探偵をさせられるところがおもしろい。会話の中で論理的思考によって可能性を次々と指摘してはつぶしていくところが楽しい。この状況でどうやって犯人達は逃亡するんだろう?という謎は最後にわかるのだが論理的な話の中で唯一違和感のある部分であった。云わんとするところは是非読んで確認して頂きたい。読み始めれば先が気になって止まらなくなることは間違いない。 | ||||
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