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玄い女神
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玄い女神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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読んでいる最中、米澤穂信の「王とサーカス」を思い出していました。舞台は日本ですが、なぜかインドの地にいた読後感です。 作者も明言しているように、本作は建築より人物がメインでした。ページ数も講談社ノベルス版で300前後と読みやすいです。 ミステリにおいてはトリックや犯人当てより、物語そのものを楽しみたい私にとっては、面白い作品でした。 | ||||
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狩野都が建てた「恒河館」のオープニングパーティーに招かれた京介と、それに無理やりくっついて来た蒼。 だが都はそこで、京介を探偵役に、10年前インドで不審な死を遂げた恋人、橋場亜希人の死の真相を暴こうとしていて…… シリーズ2作目にして「異色作」と銘打たれている本編には、今回ほとんど建築は出てきません。 レギュラー陣もかなり欠席しており、出ているのは京介と蒼のみ。 それを楽しみに読んでいると、少し拍子抜けするかなあ、と思います。 あと、ちょっと前置きが長かったです。 変わり果てたカリの姿や、過去インドでなにが起こったか、などの描写がとても丁寧で、それはそれで不思議な雰囲気を醸し出してはいるのですが、結局どこに主軸を置いて読めばいいんだよ、というのがなかなか定まらず、入り込みにくかったです。 登場人物たちのカラーがころころ変わるのも少し痛かった。 ただ物語が進み始める後半戦になるとおもしろかったと思います。 それほど意表をついたラストではないですが、土砂降りの山中、という現在の時間と、10年前の灼熱のインド、という舞台が重なり合って幻想的でした。 細かい部分を気にしなければ楽しめると思います。 | ||||
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