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spring



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【この小説が収録されている参考書籍】
spring (単行本 --)

springの評価: 3.57/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(5pt)

期待を裏切らない作品

バレーにはあまり興味がなかったが、読みごたえのあるこの作品を読んで、久しぶりにバレーの公演に行ってみたいと思った。

振り付けや、躍りの流れの中に見えるものを読書しながら体感しているような感じがあり、引き込まれるように読んでいます。
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No.13:
(5pt)

バレエを題材にした小説

流れるような文体と優しい描写でバレエの世界を彩り豊かに描く。際立つ主人公のキャラクターと教養溢れるバレエの世界が読んでいて楽しい。
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No.12:
(5pt)

恩田陸さん、いいね

いい
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No.11:
(4pt)

よかった

バレエの動きを活字でどのように描写するのか気になったけれど美しく描かれていた
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No.10:
(4pt)

「天才」シリーズ第3弾、ちょっと毛色が違う

ピアノの天才たち「蜜蜂と遠雷」、演劇の天才たち「チョコレートコスモス」に続く、第3弾はバレエの天才たちとなる本作。

一気読みしてしまうくらい夢中で読み終えました。一方で、これまでとは文調が語り手口調な感じ、そして天才ハルの人間らしい生々しい一面が描かれていて、あたたかいきらめきと期待、希望に満ちた前2作とは少し毛色が違いました。

個人的には前2作の方が好きです。美しい天才の話の中では、美しい景色を見ていたかったんだと思います。ハルは天才で美しく、でもちゃんと人間的な欲というか実態?が描かれていて、少し生々しいグロテスクさを感じてしまう自分がいました。現実の人間を描くという点では、こちらの方がよりあらゆる視点から天才を知れるのかもしれないです。
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No.9:
(5pt)

知らない世界を知る楽しみ

孫がバレエをやっているので、彼女の誕生日プレゼントにどうかと思って、読んでみた。中学生には、少し、理解しにくい部分もある感じだが、なかなかよい本だ。

 初めのうちは、具体的な人間関係を少し離れて、観念的なレベルでの人間関係を中心に、話が進められる。空転しがちな構図に見えるが、引き込む力は強く、飽きるようなことはない。多分、人によっては興味が持てないだろうが、バレエの世界にも十分な魅力が有ることがよく描かれている。

 私には遠い世界の話であるが、バレエの入門書として役立つ。例えば、クラシック・バレエとコンテンポラリーとの違いを、素人にも分かりやすく説明している。パートナーを組んで男女2人で踊るときの当人たちの気持ちが、とてもよく想像されていて、あゝ、そうなんだ、という気持ちで納得できる。

 バレエ ・ダンサーのプロを目指すわけではない青少年にも、暇つぶしに読書を楽しむ高齢者にも、バレエの面白さを教えてくれて、アートの世界が広がる感じがする。実際に知っている音楽や実在のダンサーのエピソードが出てくると、物語全体が現実と虚構の間を漂い始め、美しく染められた反物が、せせらぎに晒されて泳ぐかのようだ。振付を目指す主人公と、バレエ音楽を作曲する「私」が対話する場面では、円形のステージ上で、想像上のシルヴィ・ ギエムが踊り始める。私は、それを、テレビでも、実際のステージでも見たことがある。二人のモーリス の音楽と振付により、人体の動きが究極の美に昇華させられていた。その実物を思い出して、涙を滲ませていると、物語の方では、主人公が、同じボレロを使った新しい踊りの演出を披露していた。そのステージで繰り広げられた恩田 陸の創造の世界は、新しい興奮と涙を誘うものだった。

 クライマックスでは、主人公が今の自分と中学生時代の自分の2人になって、共同で振付や演出をするバレエが語られる。実際の身体の動きは想像に任されるところが多いが、見てみたくなる出来栄えのようだ。使われる音楽は、表題にある通りのもの。このステージが公演にかかって、物語は終っていくのだが、実は、さらに続くお話も暗示されているようでもある。一つの仕掛けは、本の表題にある。私自身、spring(泉)には青春の思い出があるのだが、この言葉には多重の意味が有り、物語の奥行きと発展性を象徴している。

 読んだ後に、音楽だけでもと思い、そのCDを聞いてみた。いつもは、それほど強い情動が生じないのだが、spring を読んだ直後の今回は、全身の界面で大きな泡立ちが何度も起きることになった。

 ごく普通の日常の情景や会話に対しても、恩田 陸の表現には新鮮さや意外性があり、同じこの世の移ろいでも、より深い色合いを帯びて見えてくる。読書の楽しみである。
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No.8:
(5pt)

ひとつへの想い

恩田陸さんの登場人物1人1人に対する感情表現が素敵でそれらを1つ1つ繋げていくと素晴らしい物語が頭の中に思い描かれていきます✨
素敵な体験をありがとうございます!
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No.7:
(5pt)

よかった。面白かった

バレエの世界もよかったです。大変おもしろく読みました。音楽や踊りがうかんでくるようでした
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No.6:
(4pt)

映画化望む

天才達の世界!
バレエ好きにはたまらない作品です。
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No.5:
(4pt)

バレーが観たくなる

おそらく多くの読書がバレーを観たくなること確実。技術的な解説の羅列を排し、情緒的な美辞にも溺れず、バレーの創意に光を当てて描き切った。おそらくは膨大な取材が背景にある。会心の作品に喝采を!
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No.4:
(4pt)

作者に共感

私は自認するバレエ鑑賞オタクなのですが、バレエネタは映画も含め度々地雷を踏むものが多いので、どんなもんかなと期待半分、不安半分で読ませて頂きました。
他のレビューにあるようにストーリーに多少無理があるというのは同意しますが、恩田陸さんがバレエという「概念」に魅せられ、どんどん深みにハマって行ったのだろうということだけは自らの体験から痛いほど伝わってきました。
それほどハマるんですよねバレエって…

恩田さん自身、執筆している時間が楽しかっただろうなぁ、と笑
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No.3:
(5pt)

挑む小説

『チョコレートコスモス』や『蜜蜂と遠雷』といった芸術分野の天才に関する名作を生み出してきた恩田陸さん。その恩田さんが今回、10年もの期間をかけて執筆したのが希代のバレエダンサーであり、かつ振付師(コレオグラファー)でもある萬春(よろずはる)を主人公とする本作、『spring』です。
 構成は四章立て。その内容を大きく分ければ①萬春の幼少期からドイツの名門バレエ団で彼に関わってきた人たちの証言で綴られる一章から三章と、②萬春自身の視点で過去を捉え直しつつ、さらに先の時間軸を描いていく最終章となっています。
 クラシックからコンテンポラリーまで幅広い表現を内包するバレエの世界。その全容を物語るのに必要な要素を緩やかな時代区分に基づいてワンテーマで取り上げ、そこをメインに萬春というダンサーの異様さや凄み、あるいは振付師としての才覚の素地やそれが花開いていく過程を非常に軽やかに、かつ極上のエンタメとして読ませていきます。その時間は本当に楽しく、時間の合間を見つけては読み進め、読み終わるのが嫌で勿体ぶっての繰り返し。久しぶりに「小説って最高―!」と実感する充実した日々を齎してくれました。
 読後感は面白いぐらいに季節としての春を想起させるもので、桜の花に代表されるような見目麗しい外観を感じさせる萬春に気持ち良さを感じる一方、彼の口から語られる内幕にあった生命の蠢きというか人生の賭け方に戦慄すら覚えるという背反がイメージとして残ります。それがまた眩し過ぎる陽光に照らされたような真っ白な表紙に還っていく。そんな表紙を捲ればそこには実に粋な装丁が施されていて、萬春に訪れた出会いと別れの如き季節の巡り合わせを感じます。
 初版には限定の書き下ろしの番外編が付いています。巻末ページにあるQRコードを読み込むだけでOKです。そこでは萬春のまた違った一面が描かれていて、より彼の人物像に血肉が通います。本編は微笑みながら、番外編はゲラゲラ笑いながらって感じでしょうか。ロゴも含めて大好きな掌編です。
 各ページの端っこに仕掛けられた遊びにも好感を覚えるばかり。オシャレなしおりを用いたSNS向けのキャンペーンも実にユニークで、本書一冊丸ごとで果たそうとするコンテンツへの挑戦心に非常に興味が湧きました。
 個人的にこういうの、これからもどんどん増えて欲しいと思います。本書、色んな意味で楽しめますよ?興味がある方は是非!
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No.2:
(5pt)

振り付けに興味がある人向けかな

バレエ経験者です。
バレエマンガや小説は踊りのシーンの描写が稚拙なものが多い中本作品は本格的です。
主人公が男性なのも新鮮。
でも、「蜜蜂と遠雷」みたいにまた酷評するレビューがあるんだろうなと思います。
バレエの世界は意外と保守的です。
海外のバレエ団で主人公がコリオグラファーとして躍進していくのは読んでいて楽しかった。
現実には日本人はダンサーとして上に行くのが精一杯かも知れないです。
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No.1:
(5pt)

夢中で読んだ

とにかく本の中の萬春にすっかり夢中になった。
一気に読んでしまった。
萬春が私の目の前にいるかのように。

読み物でありながら映像が流れ、音楽が響く。
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