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spring
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springの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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いささか期待し過ぎていたようです。 他の作品と変わらず言葉での表現は素晴らしいのですが、全体を包括するような主軸のドラマがなく、特に後半はドキュメンタリーを観たような気持ちになりました。 じんわりと考えさせられるような作品よりザ・エンターテイメント!と言うような物を期待していたので、少し残念でした。 | ||||
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天才バレエダンサー兼振付師を、周囲の人と自分目線で描く。 さすがにバレエの関する描写は綺麗で、目に浮かぶような描写は見事。 ただストーリーとしては盛り上がらない。 主人公の葛藤などの描写や乗り越え方も平凡というか、ここをあっさりと通過するので厚みが出ないというか心に残らず単に上手い描写だなという印象で終わってしまう。 恩田さんにしては珍しくテクニックに頼りすぎて、肝心の心に響く物語にはなっていない感じ。 | ||||
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バレエ経験者からすると、全体的に現実味が薄く、物語に没入することができませんでした。何ページか読んで面白くなくて放置していましたが、病気になり時間がたっぷりあるので今度は気合いを入れて読むことにしましたが、やっぱり面白くないです。素晴らしい踊りなんだって描写を読んでも素晴らしさが伝わらないし、読み進めても想像の範囲内のことしか出てこない。バレエ漫画の方がよっぽどワクワクドキドキできます。 と書きましたが、それから頑張って続きを読みました。後半になってやっと物語に厚みが出て来てました。面白くなってくるのは全体の3/4くらい読んでからです。そこまで頑張れそうな方は読んでみて! | ||||
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バレエの振付を言葉で表現し、それを読者に伝えることができる力量は素晴らしいものだと思いました。 登場人物も魅力的で、夢のような世界です。(ありえない設定ではありますが) 最後の「春の祭典」で主人公の内面が示されるのは流石だと思います。 「春の祭典」の振付は、個人的には好みではありませんでしたが、好みではないと思わせるところがまたすごいです。 ただ、意図的にだとは思いますが、時系列に書かれておらず、何度か読み返す必要があります。 同様に、人物についても、名前・性別・年齢・職業・背景などが、後からわかるようになっていて、 自分の思い込みを知らされるようで、それはそれで面白いのですが、若干の読みづらさを感じました。 言いたいことが沢山ありすぎて、少し散漫な印象になったかな? | ||||
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私はアマチュアで演劇を2年、舞踏(コンテ)を3年やって、何度か舞台にも立ちました。 その経験から言うと、ハルさんの振り付けしたダンスにはあまり魅力は感じなかった。「現実の舞台を観たい」とは思えなかった。 なので、ハルさんが「天才振り付け師」という設定には違和感が最後まで残りました。 むしろ、バレエダンサーとして描いてほしかった。 普通に面白い小説ではあるけれど、恩田さんならこのテーマでもっと深く書けたんじゃないか、と求めてしまうのです。 | ||||
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バレエ・コンテンポラリーダンス鑑賞歴2年です。冒頭の入りは素晴らしく、彼らのバレエを観たいと感じさせます。話者が入れ替わっていく中で、後半になると徐々に薄っぺらくなってくるのが残念。また本作を執筆するために多くのダンサーに取材をしたと作者が話していますが、本書の登場人物が語る言葉が、インタビュー記事やバレエ漫画などで出てくる言葉そのものだったりするところもあり、やや興ざめでした。引き込む力のある作者だけに、また、よい素材(主人公)だけに、残念というか、悔しい気持ちにもなりました | ||||
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「チョコレートコスモス」で絵面があってこその「ガラスの仮面」を活字でやっちまいやがった…と思い 「蜜蜂と遠雷」で音楽を活字でやりやがったと思っていたら 今度は音楽と演技と舞踊と来ましたか… 次は音楽と演技と歌唱に行く(つまりはオペラ系)と思ってたからバレエには多少面食らった そっちに来ましたかー…みたいな。が、読んだら確かに音楽+演技+表現→コンテに合うわー… 美貌の天才には残酷が良く似合うなあ… またそういうタイプって明るく健全で素直なタイプ好むから ヤヌスはジュンへの「刻印」かと思ってしまったよ 大変楽しく読みました 恩田氏の本はちょこちょこ「遊び」が入る機会が割とあるが こりゃまた楽しい遊びだ | ||||
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主人公の持って生まれた身体能力と才能、生育環境、どれをとっても「ありえない」設定なのに、ぐいぐいと読ませる筆力はさすが恩田陸。 だけど中盤の七瀬の活躍ぶりに、さすがにコレはありえないだろ、と一気に冷めた。海外のバレエ団でダンサーより年下の日本人にそこまで任せるはずはない(しかも同郷)。ピアニストくらいにしておけばまだ無理なく読めたかも。(実際、海外のバレエ団でピアニストとして活躍する日本人はたくさんいる) その先は、へー、そうなんだ、と冷めた気分で読了。まあ、映画化はしないほうがいいですね。 | ||||
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