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占星術殺人事件



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占星術殺人事件の評価: 4.03/5点 レビュー 211件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.03pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全156件 21~40 2/8ページ
No.136:
(5pt)

答えを出す準備はもうできている

本作の素晴らしさは読者への挑戦のタイミングの絶妙さに尽きる。
挑戦の一語を目にして一旦本を閉じる。
そして10分、15分、黙考する。
するとある瞬間、雷に打たれた如く、答えが降りてくる。
その快感はまさに主人公の御手洗潔が走り回ったのもさもあらんと膝を打つ至極の体験である。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
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No.135:
(4pt)

アゾート殺人

アゾート殺人。この蠱惑的な言葉を駆使したプロローグこそが本作の最大な魅力だと思う。狂気の画家梅沢幸吉の手記だけで傑作短編小説になってしまうくらい素晴らしい。
正直本編はこの手記の解題部分でしかないと思う。(6人の死体を全国に運ぶ方法はかなり無理があると感じます)
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.134:
(4pt)

挑戦状ミステリにふさわしいトリック/経過には味気なさを感じる

占星術師の御手洗潔が、ある女性の依頼を受け、40年前の昭和11年に起こった伝説的な未解決猟奇殺人事件に挑む。問題の事件は梅沢一家に発生した三つの殺人が絡む。第一に、画家の梅沢平吉が自身のアトリエで殺害された密室殺人事件。第二に、一人暮らしをしていた平吉の長女、一枝の強姦殺人事件。最後が問題の事件で、平吉の娘や姪などの若い六名の女性が行方不明となった後に、その遺体が日本各地において発見され、六人の娘たちの殺害は、生前に平吉が残したとされる手記に正確に則って実行されていた。手記において平吉が目的としていたのは六名の処女たちの身体の各部を切り取って組み合わせることで、「アゾート」と呼ぶ人体模型を作りあげて悪魔に捧げるという狂気的な試みにあった。

物語は平吉の病的な手記に始まり、御手洗の友人でミステリ好きのイラストレーター石岡によって梅沢一家殺害の詳細が解説される。これに依頼主である女性が御手洗に提示した、事件に間接的に関わった父が遺した未公開情報が加わり、一連の事件に関する情報が出揃う。ここまでで作品全体の約半分が経過している。

探偵役の御手洗と助手役にあたる石岡の関係は、ホームズとワトスンのそれである。作中にも二人が探偵ホームズシリーズ作品について問答を繰り広げるシーンが存在する。インスピレーションを得て御手洗が事件の真相に気付く件や、物語全体が石岡の視点によって進む展開についても、ミステリにおける典型的な探偵と助手の役割を踏襲している。事件そのものは、40年前に設定した古めかしさや、悪魔崇拝や猟奇的な殺人内容のおどろおどろしさから、横溝正史作品を連想させられた。

解決に必要な全ての情報が出揃う段階で、読者に向けられた挑戦状が提示される作品で、本作はその挑戦状が二段階となっていることも特徴である。謎解きを目当てにミステリを読む方にとっては、より楽しみが多い作品だろう。肝心のトリックについても基本的にフェアかつ、驚きもあり納得できる仕掛けだった。全体ついては、かなり過去の事件を扱うという設定上、手記や資料による情報が多いために机上での展開が多い。主人公コンビのやりとりについては紋切型の域を出ないもので、キャラクターにはあまり魅力を感じなかった。

総じて、トリックについては楽しめたものの、味気ない経過を辿るためにページ数を長く感じる作品でもあった。要するに、トリックの披露に特化して短い紙数に収まっていれば、個人的にはもっと高く評価できる作品だった。時代の移ろいも感じさせる、エピローグにあたる最終章にはミステリを離れた小説らしい手触りもあり、好感をもった。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
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No.133:
(4pt)

古典的名作

本書の最大の魅力は、大胆なトリックと世界観にある。冒頭からいきなり、「梅沢平吉の手記」が1章分来る。現代エンタメ小説の潮流では、難解で不気味なこの文を嫌うであろう。しかし、これを「ある狂人の日記」と題して短編で出せば、三島由紀夫が絶賛するような内容である(しかし、その世界観の完全性ゆえに、犯人によるものということが、欠点になってしまう。犯人にはこのような内容の文を書けないからである)。
 私は、この冒頭にこそ本書の魅力が詰まっていると主張する。短編として終わらせるか、エンターテイメント小説として用いるかは著者の判断である。どの道を選んでも成功できる。
 トリックにおいては、現代においては成立せず、当時の警察の捜査能力からいっても見抜けたのではないかと思えるが、その奇抜な発想は比肩する物がない。
 最近の3分間クッキングならぬ3分間ミステリーの氾濫、あるいは文芸性や実験性に乏しい優等生型の小説の生産にはうんざりするものがある。令和の時代には、平成の作品群が廃れる一方、あらためて本作は評価されていくであろう。再読、もしくは若い世代ほど読むべきであろう。この点で星4つとしたい。
 しかしながら、本書は以下の点で欠点がある。以下はネタバレがあるので未読の方は注意していただきたい。

1. 著者は歴史に関して知識が浅いため、梅沢手記では歴史的なことは省いたほうがよかったであろう。例えば、「日本帝国は誤った道を歩んで歴史を作ってきた」(41ページ)とあるが昭和11年の段階で、その思想を一介の芸術家や犯人である時子が持つことはない。「正しい道を歩んできた」というのが大日本帝国の根本思想で、そのために戦争や帝国主義、徴兵制が国民に受け入れられてきた。したがって、「朝鮮系の民族に支配され」(42ページ)るという思想は一般市民になく、また公にすれば思想犯として取り締まられる(憲法には、万世一系の「天皇は神聖にして不可侵」ということが記されていた)。
 また、日本列島に台湾が含まれていない。さらに、沖縄が日本古来の領土というのは近代の認識である。琉球処分に見られるように戦前において、沖縄は独特の位置があった(そのため、沖縄戦では捨て石にされた)。領土というものが変遷するのが当時で、当時の社会常識が描けていない。
 
2. 肝心な手記の筆跡が偽造されていたという点。梅沢平吉が文字をほとんど書かなかったというのは不自然であり、関係者がこのことに誰も気づかず、40年も騙し通せるものではない。非常に文芸性の高い「梅沢平吉の手記」を犯人がなりすまして書く必要性が無くなり、整合性がなくなってしまう。

3. 竹越文次郎が時子の誘いに乗るかどうか際どい。以前から関係を持っていた方が良い。

4. 誰の助けもなく、何十年も時子が消息不明、目撃者なしは可能であるのか。また仲の悪い義姉妹を巧妙に誘い出すことができたのか。3を含め、偶然性が高く、世紀の知能犯を感じさせない点。

5. 時子は実母と実父の関係は良好であるため、これだけの大量殺人を行い、父を失い、母を苦しめる必要がなかったように感じた点。時子の遺書からは良心的、常識的に感じ、とてもこのような狂気じみた犯行を行えたように感じなかった点。

 1~5の点は小説であるのでマイナス評価はしないが、やはり星をマイナス一つとせざるをえないのは犯行動機である。犯人の遺書を読む限り、8人も大量殺人をしないといけない理由が分からない。養母に冷遇されるというのは当時よくあったことである。過剰報復であり、遺書からは狂気性が見られない。この最後の犯人の遺書に、「梅沢平吉の手記」に見られたような狂気性が欲しかった。この娘ならこのような凶行もやりかねないと思えるような内容であればよかったであろう。「梅沢平吉の手記」の完全性ゆえに、それ以降はこれ以上のものが書けなかったのかもしれない。
 個人的には、犯行が戦前、しかも二・二六事件の頃であるだけに、動機に奥深いものを期待してしまった(雉機関が実在し、その陰謀が行われたことを期待した)。よって、星一つ減の4つとしたい。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
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No.132:
(5pt)

御手洗が魅力的!

"私はたったニ、三時間だったが、極限的に疲れてしまった。何の因果であんな半狂人と友達になってしまったのか。前世でよほど悪いことをしたのかもしれない"1981年デビュー作にして、御手洗潔シリーズ1作目の本書は国内外で高く評価さるミステリ傑作の改訂完全版。

個人的にはミステリに最近、興味があることから。ミステリ好きの友人にすすめられるままに初めて手にとりました。

さて、そんな本書は物語での現在となる1979年から約40年前、第二次大戦前の空気も色濃い1936年に起きたとされる『梅沢家・占星術殺人』密室で殺された画家が残した手記に記された6人の処女の肉体から完璧な女性『アゾート』を創り出す。その計画通りに、画家の死後に日本各地の山で6人の娘たちの死体が見つかった猟奇殺人事件。それに、ひょんな事から、占星術師の御手洗潔と親友の石岡和己が挑むことになるわけですが。

まず、冒頭から約50ページにわたって続く画家の独白的な手記部分が【とにかく読み辛くて不安だった】のですが。御手洗(と、石岡)が登場し、2人で掛け合いを始めてからは、急に読みやすくなった印象があって、以降は安心?してページをめくる事ができました。(また、最後まで典型的な『安楽椅子探偵』かと思いきや【272ページから京都・関西編】展開が始まるのも意外で驚きました。)

また本書の事件は、画家の殺人に使われる『密室殺人』や、家を出ていた娘、一枝殺し『時間差殺人』そして、6人の娘たちの『アソート殺人』と3つの謎解き要素から成り立っているのですが【既にトリックが有名すぎて?】金田一少年の『異人館村殺人事件』などでも、良くも悪くも流用されたりしたらしいですが。私の場合は白紙状態で手にとったので、度々挟まれる著者から読者への挑発?『読者はすでに完璧以上の材料を得ている』等があるにも関わらず、最後まで全く謎が解決出来ず、悔しかった。(流石に『石岡の推理』は明らかにミスリードを誘っている位は気付いてましたが。。)

『十角館の殺人』などの新本格ブームの先駆け的な一冊として。また『東西ミステリーベスト100』国内編2012年3位、イギリスの有力紙『ガーディアン』による『世界の密室ミステリーベスト10」2014の第2位など高く評価されている傑作としてオススメ。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.131:
(5pt)

どんでん返しが凄い

グロテスクな描写もありますが、最後のどんでん返しが凄いです。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.130:
(5pt)

疲れた…けど読んでよかった。

月に1~2冊程度のミステリー小説を読んでいるライトなミステリーファンです。

普段は東野圭吾さんや伊坂幸太郎さんなど、初心者にも読みやすいとされている作品を読むことが多いので、本格ミステリ代表作の呼び声が高い本作を読むのには少々苦労しました。

序盤の手記で早速挫折しそうになり、序盤以降中盤あたりまで2人だけの長い会話が続きます。この時点で正直読むのが苦痛になっていました。

しかしそれを耐え、後半から終盤にかけていく中で続きがどんどん読みたくなり、トリックが明かされる所では思わず目を見開きました。
レビューの中には途中でトリックが分かったと仰っている方もいらっしゃいますが、世の中には恐ろしいほど頭の切れる方が沢山いらっしゃるんだなと感心しました。

普段ミステリー小説をあまり読まない方におすすめするのは気が引けますが、ミステリーファンなら読んでおくべき作品だと思います。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.129:
(5pt)

驚天動地の大トリックで★5つ

およそ30年前(当時は、光文社と講談社から文庫が出版されて
いました)に読み、今般改訂版も購入いたしました

メインの大量殺人とアゾートの謎以外の2件の殺人や、石岡の
結果的に無意味な素人捜査の件は冗長で、小説としての完成度は
イマイチです(令和の世になってから本作を初読される方は大時
代的なストーリに辟易するかもしれませんね)
また、デビュー作だけあって、のちに円熟味を増すストーリテ
ラーとしての才能も開花していません
しかし、読んだ当時に受けた驚天動地の大トリック一発の印象
は未だ色褪せることなく、これだけで★5つです
作中の時代は科学的捜査が有用ではありませんでしたが、なぜ
トリックが暴かれなかったかの状況について一応の説得力を持
たせているところも評価いたします

いっぽうで、作者の本作に関する自意識過剰、自画自賛は分から
なくもありませんが、それでもかなり痛いですね(苦笑)
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.128:
(4pt)

面白かったです。

古い小説なので登場人物の設定や会話に馴染みのないところはありましたが、気になるレベルではありませんでした。それよりも最後まで全く犯人も殺害方法も想像出来なくてミステリーそのものでした。
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4061825712
No.127:
(5pt)

人気なのわかる

読みはじめは何となく文章が合わなくてうーんと思ったけど、次第に興に乗ると一気読み。読後感は大満足
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4061825712
No.126:
(5pt)

手記の妙

(ネタバレあり)

自分が読んだ当時、子宮体ガンで苦しんでいたこともあり、この手記を書いたのは女性のはずだ、と感じていました。女性でないのなら、作者が筆を誤ったことになる、と。
案の定の結果で。冒頭から犯人の手がかりをくっきり示していた大胆さに驚いた。
占星術殺人事件Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件より
4061308203
No.125:
(5pt)

意外な殺人者

読み応えがあります。最初の手記は、読みにくいですが、それを、こなしていくと読みやすくなります。トリックと
意外な殺人者に驚きました。いずれにしても、この大作を書いた著者を称賛するとともに、何日もかけて読んだ我々も称賛に値する。
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4061825712
No.124:
(5pt)

噂に違わぬ

すごいトリックが惜しげなくふるわれていましたね
これぞ名作というモノでしょう
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4061825712
No.123:
(5pt)

僕にとって「小説」とは、この作品のこと

友人のすすめで初めてこの作品に出会って早四半世紀が経過したが、その宝石のような輝きはまるで色褪せていない。あれから何度再読しても、未だにこの世界に時間を忘れて没入できる。新たな発見をし、なるほどと感心させられる。これほどまでに抗いがたく、強く惹きつけられるということは、そのストーリーだけでなく、僕はこの作品の文章、言葉そのものを愛しているんだろう。島田荘司先生と、この作品を教えてくれた友人には、いくら感謝してもしきれない。
占星術殺人事件Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件より
4061308203
No.122:
(5pt)

名探偵御手洗潔の鮮烈なデビュー作

名探偵御手洗潔の鮮烈なデビュー作。本格推理物として、奇怪なストーリー、意外なトリック・犯人、あっと驚く結末、すべてが揃っている。昭和11年に起きた怪事件という設定も戦前であり、郷愁を誘う。世界に誇れる日本の推理小説の代表作。
占星術殺人事件Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件より
4061308203
No.121:
(5pt)

どっぷりと読み耽りました。

最初の部分に読み辛さはあります。ですが、どんどん事件が明らかになっていくうちに目、頭、手が止まらなくなります。歩きスマホが危険とわかっていても止められませんでした。大満足です。記憶を消せるなら、消してもう一度読みたいです
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4061825712
No.120:
(5pt)

夢のミステリー。

国内の主要な推理小説を読み尽くしたうえで言いますが、やはり、この作品が一番です。島田先生の最高作であると同時に、国内ミステリーの最高峰。大見え切ったハッタリが島田先生の特徴ですが、この作品では珍しくトリックも素晴らしく、非常にバランスが良い。刑事夫婦がザコ過ぎてむかつきますが、まあ、良しとしましょう。
自分は旧版でしか読んでいませんが、あの夢のような時間は今でも忘れることができません。まさに至福の時間でした。
最近はクズのような作品ばかり書いている島田先生ですが、この作品を書いてくれただけでも、ひれ伏して感謝します。ありがとうございました。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.119:
(5pt)

最高です

推理小説は大好きですが、これ以上のものは知りません。軽くておしゃれでスマートで、のタイプの対極に来る作品だと思います。自信を持ってミステリ好きにも薦めますが、がっかりされたことはもちろんありません。というか、これがきっかけで島田荘司オタクになってしまった知人もあり。何を隠そう私自身が御手洗シリーズを読み漁るきっかけになった1冊です。
占星術殺人事件Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件より
4061308203
No.118:
(4pt)

確かにナルホド!と唸らされたが…

私は、「その手があったか!」とびっくりさせてくれたら満足という程度の単純なミステリーファンなわけですが、確かに本書にはナルホドと唸らされたものの、読後の満足感がそれほど高くなかったのはどうしたことでしょう。本書はデビュー作ということですが、とにかくトリックありきであり、小説としての表現が洗練されていないのが原因なのかなと思いました。しかしミステリー好きを自認する者なら読んでおくべき作品であることは間違い無いでしょう。
占星術殺人事件Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件より
4061308203
No.117:
(4pt)

伝説のトリック

トリックが有名なのでわかった上で読んだのですが面白かったです。
ただ、途中がちょっと長かったかな。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712

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