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ビリー・サマーズ
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ビリー・サマーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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イラク戦争でスナイパーをしていた殺し屋ビリー・サマーズが最後に請け負った仕事は、犯罪人を口封じのために殺す仕事だった…という設定で始まる上下巻合わせて600ページの長編スリラーです。 スティーブン・キング作家50周年の本だそうで、キング小説らしい「世の中はクソまみれ。だけど生きていく値打ちはある」というニヒルさと、ときおりチラつかせるマニアックなインテリジェンスは本書においても健在です。 本作品が書かれたのはトランプが1期目の大統領だったころで、トランプやその支持者を批判するセリフがときおり出てきます。残念ながら2期目をやることになってしまいましたが。 本作品のユニークなところはビリーが最後の殺しをつつがなく完遂させるために何ヶ月も別人として生きるところで、別人Aは小説家、別人BはIT技術者という三重人格のストーリーが上巻を占めているわけですが、別人A、別人Bごとに周辺キャラが増えていくので、キャラを覚えるのがややこしいです。 下巻になって重要な女性キャラが登場してきますが、そこでは殺しの仕事の流れと小説家の流れがだんだんと合体していきます。 最後まで読んで、70歳半ばのスティーブン・キングが小説家としての総括をしたかったんじゃないかという感じを受けました。自分があの世に旅立っても自分は一大作家として永遠に名前を残したいと思っているのかも知れません。 私はキングの作品はいくつか読んでいますが、本作品のできばえは中くらいだと思いました。さすがにキングも年老いたせいか、本の中にグイグイと引き込まれる感覚がありませんでした。 | ||||
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いよいよ狙撃に踏み切ったビリー。 一方で、突如ビリーと共同生活を送ることになった若き女性アリス。 奇妙な2人の逃避行が続くが、遂にビリーの反撃が開始される。 ビリーとアリスの行く手には何が待つのか、というストーリー。 基本的に逃避行と反撃を描く下巻であり、上巻よりは遥かにスリリングで面白い。 しかし、結構淡泊なストーリー展開でもあり、そこまで没入できなかった。 最後の大オチも悪くはないので、普通の作家であれば及第点だったかもしれないが、キング作ということでハードルが上がってしまったかもしれない。 上下で5,600円。個人的には、コスパが悪いと思いました。 | ||||
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