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カフネ



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【この小説が収録されている参考書籍】
カフネ

カフネの評価: 4.23/5点 レビュー 172件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 21~25 2/2ページ
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No.5:
(2pt)

本屋大賞はお墨付きではない

300ページの大作だが、主人公・野宮薫子と小野寺せつなの出会いからラストまで、わずか1ヶ月と少しの間しか時が経っていない。そのわりには二人、特に薫子の心の振れ幅が大きくて少々ついて行きづらい。例えば映画化したら、せつなが作る美味しい料理の風景も出てきて、登場人物の心のひだがエモーショナルに揺れ動く様も描け、きっと素敵に仕上がるんだろうなと思う。もしかしたら、そういう展開も狙って著者はこの作品を創られたのかもしれない。
本屋大賞の発表直後に買ってみたのだが、書店の皆さんの受けが作品の質に必ずしも直結しないのではないかと感じた。
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.4:
(2pt)

うーん、どこかで読んだ話の寄せ集め

うーん、詳細は書けないが、本屋大賞に選ばれるのはアニメだとありそうな、現実ではストーカーでしょそれみたいな他人を思う気持ちが受けるみたい。最後ありえないでしょ。相手の気持ちを確認しなくても喜ぶと思うところが、勘違い。そういうのストーカーというのじゃないかな。現在の社会問題をちりばめればいいのかな~。設定もどこかで読んだことあるような家事代行を通じて、それぞれの家族の問題をあぶりだすのもありがちすぎる。手作りごはんで心が和むという手作りごはん信仰もなんだかな~謎もあるから最後まで読んだけど、時間の無駄だった
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.3:
(2pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

美しいタイトルが時代にマッチしたのでは

どぎつく、配慮のない親に育てられた子どもが、大人になってもなおその影を引きずりながら生きていく——そうした物語に、私はどうしても痛みを覚える。自分自身、親に対して複雑な感情を抱えているため、この小説の読書体験は決して穏やかなものではなかった。

著者は、現代的な話題や目を引く素材を多く取り入れており、それが作品としての「受けのよさ」につながっているのだろうと感じた。ただ、それらの要素が必ずしも物語の深みに結びついているとは限らず、どこか話題先行の印象を受けた場面もある。

個人的には、CML(慢性骨髄性白血病)に関する描写には違和感が残った。主人公の薫子が、治療薬イマチニブのみから事実までたどり着く姿は、リアリティが乏しいと感じた。実際、急性と慢性の区別ひとつ取っても、血液疾患の理解には相応の時間と労力を要するものであり、その機序は複雑さを極めている。

そのあたりから、私はこの物語にうまく入り込めなくなってしまった。作者が描こうとしたテーマには共感しつつも、細部の描写において、説得力が削がれていくのだ。

残念ながら、全体を通して、ネットや文献で調べた内容を地道に並べる作業感が、文章から滲み出てしまっている。登場人物たちが話しているのは、台詞ではなく、説明。物語が動いているのではなく、“勉強しました報告会”に見えてしまう。書かずにいられない衝動よりは、みんなに読んでもらえる努力、を感じてしまう。前者に重きを置く読者は、やはり芥川賞の方が性に合う。

本屋大賞、外しはじめたな、と思ってしまった。SNS受けばかり気にすると、こうなる。本当の読書好きは離れてしまう。

正直な感想を包み隠さずに書いて、阿部先生、関係者の皆さん、ごめんなさい!!!
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.2:
(2pt)

更年期女性の自己陶酔物語

好評みたいですが、私は反対の意見です。
ややネタバレに触れます。

若干退屈しつつも淡々と日常を終盤まで聴き続けたが、なんじゃこりゃ。
え、ふつーにキモいんですけど…。距離感考えず私良い事したって開き直って自分に酔ってるありがた迷惑のお節介なおめでたいオバサンじゃん。
私自分でしたいことする!とか言っちゃってるし確信犯だよね。
別に良いんだよ?でも他人を巻き込むなって。
作者の都合で相手は満更でもない感じになってるけど、マジっすか……?
なんというか、側で見守るぐらいの善意だったら誰でも嬉しいし迷惑しないのに、ズカズカと踏み込んで押し付けがましいんだよね。
特に引き込まれるところも驚かされるところもなく退屈で、最後に不快になった為、☆2
本屋大賞という先入観で過大評価されがちだと思う。裸の王様みたい。
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263
No.1:
(2pt)

惜しくて悔しい

この著者の作品は初めてでした。
青山美智子さんのようなハートウォーム系と湊かなえさんのようなイヤミス系のその中間くらいの世界観の中に、たまに一木けいさんのようなインパクトあるシーンが盛り込まれている感じで、ワクワクしながら読みました。たまに目に涙を浮かべながら。
後半に入って畳みかけるように新たな事実が加わり、どんどん面白味が増していきました。死の真相を巡るミステリの要素もあり、ワクワクは続きました。
が、終章がそれらを台無しにしてしまいました(あくまでも個人的な感想です)。終章で描かれる唐突感と強引さに付いていけず、それらを跳ね返すだけの納得感が得られればよかったのですが、それもないままに終わってしまいました。終章は14ページだけ、もっと丁寧に書けなかったのかなぁ。素人っぽい粗削りな作品という印象に変わってしまいました。惜しい。途中までとてもよかったので悔しいです。
カフネAmazon書評・レビュー:カフネより
4065350263

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