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死んだ山田と教室
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死んだ山田と教室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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交通事故で死んだ男子高校生の山田が声だけ現世に残る。山田の声は教室のスピーカーから聞こえる。山田は聞くことと話すことはできるが体がないので見ることはできない。シチュエーションだけならホラーだが、ノリは男子高の学生なのでバカな話しかしない。全体的に男子高校生の青い匂いがプンプンする楽しい物語だ。だけど終盤のクラスメートが卒業してからは生きるとはどういう事なのか問われているかのように重いテーマになっていく。最後は山田の苦悩を知ることになり、友人の和久井との行動に泣きそうになった。 | ||||
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車に轢かれて死んだ男子高校2年生の山田が2年E組のスピーカーに憑依します。 前半はスピーカーの山田と様々な級友とのやり取りの中で、級友たちから見た山田の姿が浮き彫りになっていきます。 後半は級友たちが卒業してそれぞれが大人になっていく中で一人取り残されていく山田の孤独が描かれ、ラストへと向かっていきます。 私も高校生3年の時に男子クラスにいたので、男子校のくだらない会話や生活を懐かしく思い出させてもらいました。 この作品を最後まで読むと、スピーカーになった山田の生き方(?)が、人生そのもののようにも思えてきます。 友人たちと楽しく過ごした学生時代、社会へ出て友人たちとの連絡も絶え、引退して孤独な生活に耐えていく人生とスピーカーになった山田の9年間がオーバーラップするのは私だけでしょうか? 高校・大学を卒業して社会人となって、ちょっと立ち止まって楽しかった学生時代を振り返って「ニヤッ」としてみたい方にお勧めの作品です。 | ||||
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前半は、フルパワー男子高校生の青春って感じ 死んだ山田とクラスメイトとの関係性がごっちゃになるので、途中の座席表にしおり挟んで読みました。(これおすすめ、ぜひやってくれ) 中盤~終盤は山田のやるせなさと、友情とは?優しさとは?大人になるとは? と考えさせられました。 終盤に向けて「なぜ山田は死んだのに教室にいるのか」 を考えながら、伏線考察しながら読むと面白い。 マダミス厨の感想ですが。 受け身で読むと後半飽きちゃうかも?なので考察しまくって感情移入して読んでほしい。 オーディオで聴くなら、1.4倍速か1.5倍速がおすすめ。 前半はテンポがいいから問題ないかと。 後半は活字のみでじっくり読ませていただきました。 | ||||
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子供用に購入。 ただ、面白くて自分も一気読み。 サクッと読めて男子高校生の心情がよく書かれていて、青春時代が呼び起こされる作品でした。 | ||||
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他の方のレビューを見ると、男子校の悪ノリ&下ネタが爆笑モノの前半と、生死について考えさせられるシリアスな後半というところで評価が分かれたりもするようですね。 自分はとにかく前半が面白すぎて、電車の中で笑いを堪えるのに必死でした。 自身の青春時代頃も思いだし、いつの時代も男子高生とはアホな生き物だな〜、と。 ラストは切なかったです(泣) | ||||
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楽しすぎて読み終えてしまうのが辛すぎた。 他の「死んだ」シリーズも読みたい。 | ||||
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読むことをお勧めします | ||||
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夏休みにクラスの人気者の山田が死んだ。でも教室のスピーカーになって帰ってきた! 男子高校生ってこんなアホでしたよね…バカバカしいこと言って頭ん中エロい妄想ばっかりで。誰にも奪われたくない、大人になりきる前に許された最後の時間。 人気者の山田が帰ってきて喜ばしいものの、次第に成長していくクラスメイトと、スピーカーにとどまり続ける山田の間に生じる残酷な現実。 懐かしくて、そして少し切ない青春ストーリー。 | ||||
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何気ないようなやり取りの中に自分の経験と同じような状況や感情があって、最後の方の山田と和久津のやり取りやその合間に出てくる出会いから今までのエピソードを回想する部分は凄く共感しながら読んでいました。 | ||||
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最強の席順に山田が入っていなかったのが気になっていたけど、あそこで伏線回収したのね。和久津はクビになっただろうな。 しかしよく9年間もバレなかったな。誰かが口を滑らせそうだし、山田自身も不用意に喋ったりする恐れも十分あった。 | ||||
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奇抜な設定から奇をてらったタイプのお話かと思いきや、驚くほど王道で良質な青春小説でした。ラストのやりとりは緊迫感と熱量が感じられて良かったです。 簡潔な文章と会話でぐいぐい読ませる作家さんなので、小説よりもドラマや舞台のシナリオなどの方が向いているのかもしれません。 | ||||
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くだらない! 実にくだらない! しかし物語は徐々にシリアスに、とはならない。 最後はまで最高にくだらない。そのくだらなさが、今時を象徴しているようで、笑った後に切なくなる物語。くだらなさが面白い。 | ||||
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本作品はかなり面白いという評判を聞いて読了。変わったタイトルの通り、冒頭から主人公の山田自体がもういない人だと分かり、どうやってこの後に話が展開するのかと思ったが、まさかの展開。そういうことかぁ、これは見たことない。男子高校内で繰り広げられる日常をこんなにリアルに楽しく描けるのは著者の経験なのか歳が近いからなのか。お笑い芸人の漫才やコントを観ているようで、電車の中で読んでいて、一人で笑ってニコニコしてしまった。最後をどう締めくくるのか予想しながら終盤に来たが、結果が当たるわけもなく、想像を超えた展開。心温まり楽しく、それでいてシリアスであり淋しさもある本当に素晴らしい作品でした。 | ||||
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死んだ山田が教室のスピーカーから語り始めた。 担任もクラスもこの事態を受け入れていく。2年E組だけの秘密。山田自身は、初め声だけになってしまった自分自身を受け入れられずに戸惑う。周りの声は聞こえても何も見えない山田。 「山田、空が赤いよ。燃えているみたい」夕陽の美しさをなんとか伝えようと必死になる別府。 好きな場面である。 男子校の経験はないが、遠い昔の高校時代はこんな感じだったのだろうか。登場する彼らは、教室内でパンイチになって日サロのように肌を焼いたり、先生のゴシップを載せた新聞を発行したりと、男子高生たちのおバカぶりには笑ってしまう。 なにしろ、山田と話す際の合言葉からして(それなりの理由はあるが)小学生じみたワードである。合言葉を言うたびに彼らが次第に恥ずかしくなっていくのも無理はない。 クラスの生徒たちは、県内有数の私立男子校ということもあってか、誰もがどことなく賢く人のよさが滲んでいる。おバカぶりを発揮していても、それは優しさに裏打ちされた天衣無縫ぶりではないだろうか。 人は現在(いま)を生き、目の前の現在進行形のタスクをこなすことに追われている。時には学生時代のことを懐かしく思い出すことはあっても、いつの間にかそれらは記憶の底に追いやられて色褪せていく。2年E組の彼らもオトナになった今、そうなのではないだろうか。山田を除いて。 学校は駅に似ている。通過駅に戻ることはない。各駅に停まっては人を乗せ降ろす。仲間を乗せた列車ははるか先まで行ってしまい、見知らぬ後輩たちが駅にやってくる。 時間の止まった山田だけが取り残されている。 キラキラとした青春の時間がおわり、各自がそれぞれの自分の人生を歩み始める。山田のことを気にかけていてもみんな自分のことに追われていってしまう。高校の頃、何にでもなれそうでいて、まだ何者でもない彼らも悩みながら成長していく。 時間が止まって高2のままの山田。まるで一人だけ青春時代に閉じ込められてしまっているかのようである。 時間の止まってしまった山田の底知れない孤独に、教師を目指すことになった和久津はどこまで付き合うのだろうか。 | ||||
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男子高ってこんな感じのノリなんだ!と面白く読みました。偏差値高い学校で、知的なボケもあり、男同士のお互いを尊重し合う面もあり。 山田のラジオ放送が面白いし先生のモノマネも面白かったです! 2日で読み切りました。 | ||||
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【ネタバレあり】 テンポもいいし、少しじーんと箇所もあり、本当に悪くはないのですが、 もう少し深掘りして欲しかった。 特に同級生たちが来なくなってしまった背景とか、簡単に仕事で忙しいんだろ、ではなく、もうちょっと内面を描いて欲しかったというか。 あとあのラストは私には刺さりませんでした。 もうちょっと印象に残るラストが用意出来たのではないかと思います。 | ||||
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幽霊モノと青春モノが渾然一体となった小説です 声だけ生きていることの違和感が、徐々に日常になっていく 悩み多き若者におすすめの一冊です | ||||
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タイトルに惹かれて読み始めてみましたが、 ほとんど会話のみで成り立っている話なので さすがに途中でしんどくなってきました 有り体に言うと、文章が拙く情景描写に乏しく のっぺりしたトーンなのが原因だと思います ただ最終章の落とし方は秀逸ですね 見事な二重構造、ぞわっとする一文 最後まで憑りつかれていた和久津によるexorcist 裏を返せばここがなければ文芸作品とは思えないかもです。 | ||||
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ありえない話なのに、最後まで何の疑問も持たずに読んでしまった。 死んで声だけになった山田が、同級生に向かって 何度か「ありがとな」って言う場面がある。 なんかちょっといい場面だった。 | ||||
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高校が舞台なので学生向けと思いきや、後半は大人になったからこそ共感できる部分がありました。 進学などの環境の変化で過去の自分と決別した経験がある人には胸がきゅっとなる本です。 変わらない山田と、変わっていくみんな。 最後が余韻を残したとも言えますが、個人的にはごちゃっとしたなと感じたので-1です。 | ||||
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