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一夜: 隠蔽捜査10
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一夜: 隠蔽捜査10の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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今野敏の著書はギガース以外は全て読んでおり、当然隠蔽捜査シリーズの過去9作全て読んでいる。 この10作目となる「一夜」も、最初からストーリーにすんなり入り込め、寝る時間を少し削ってでも先を読みたいと思わせる力量で、あっと言う間に読み終えてしまった。 そう言った点では、さすが今野敏といった所。 では何故星が最低評価なのか。 自分は今野敏に限らず、小説の主人公などに感情移入する事は一切無いが、隠蔽捜査シリーズの主人公、竜崎伸也は、多くのシリーズを持つ今野敏の小説主人公の中でも非常に人気が高いらしい。 しかし、竜崎伸也のファンは、本作で非常に疑問を思ったのでは無いだろうか。 竜崎伸也は原理原則を重んじる。だから、世間をにぎわす事件を担当しても妻には捜査情報を一切漏らさない。自分の妻に対しても原理原則を貫くわけだ。隠蔽捜査シリーズの過去の作品を読んでいる人は、竜崎伸也と妻との会話で、「捜査情報は漏らせない」と言っているのを記憶に留めて居る人は多いと思う。 ところが本作では、事件の被害者である作家の友人である同業の作家に対し、いとも簡単に捜査情報を話してしまっている。更には本シリーズではお馴染みの伊丹刑事部長が情報提供者(と言っても、実はほとんど情報を提供していない)の作家のファンだと知ると、いとも簡単に伊丹がその作家と会う手筈を整えることを快諾している。 捜査本部の課長が、「探偵気取りの作家に何が出来るんだ」と言うセリフを吐いているが、過去のシリーズでも、竜崎伸也は警察の組織としての力を信じ、個人の力は多勢に無勢と考えている。 「探偵気取りの作家は警察の組織力の前では全くの無力」と考えるのが竜崎伸也だったのでは。 更にこの作家は竜崎伸也と会った際に「私を捜査本部に加えてください」と依頼する。勿論却下はするが、再度「いつから捜査本部に来ればいいですか?」と竜崎伸也に尋ねている。 仲間の作家が事件に巻き込まれ、悪い意味で浮足立っているこの作家に対し、毅然とした態度を取るのが本来の竜崎伸也の姿勢だと思う。 また、このシリーズではほとんどが事件と同時に竜崎伸也の家庭内の問題も起きる。捜査本部で事件に向き合い、家に帰ると家庭内の問題に向き合う。 今回は、息子の大学自主退学が家庭内で起こった問題なのだが、公私を弁えるのが竜崎伸也のキャラクタ設定のはずなのに、捜査本部に加えてくださいと軽々しく言う作家に、息子の大学退学に対して助言を貰おうとしている。 そして全ての事件が解決後、伊丹刑事部長を誘って三人で食事に行くというのだ。今まで培ってきた竜崎伸也のキャラクタ設定が完全にブレてしまったと言わざるを得ない。 それが評価を最低にした理由。 また、今野敏の警察モノは、当然事件が起きる。しかし犯人が誰かは全く重要では無い。しかしそれがわかっているにしても、あまりにも今回の事件の真相は早々とわかってしまった。 自分はミステリなどはすっかり騙される方が好きで、トリックを暴こうとして読み進めることは一切しない。 しかし、いくら何でも本書の事件は事件の真相を想像しないで読み進めようと思っても、すぐに想像できてしまった。 そこも評価を落とした理由の一つ。 | ||||
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このシリーズの大ファンで、ハードカバー、文庫とも持っています。 しかし、今作はちょっと物足りない感が拭えない。 今まで、都合4度以上は読み返し楽しんできましたが、 多分今作は読み返さないと思います。 | ||||
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いつまでも警察官僚組織内のくだらない鞘当てや軋轢ばかり書いていないで、鹿児島県警の事件の闇に斬り込むような分厚いストーリーを書いたらどうか? 人事だけなら、経済小説に遥かに面白いものがある。 小物人物だけの小説にはウンザリだ。 | ||||
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単純なプロット、ストーリーを成立させるために登場する小説家の梅林、梅林と竜崎がどうして接触するかの動機も不明。短編のストーリーを無理やり長編にしたみたい。 そして一番ひどいのが、情景描写、心理描写がほとんどなく、会話だけで進めるストーリー。小説ではなく、台本みたい。 薄っぺらい内容を、会話と改行でページ数をかせごうとしているのだろうか。著者の初期の作品は好きだったけど、最近は安易な金儲けに走っているのでしょうか。 | ||||
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ピークは、2までかな。 特に今回の竜崎には、違和感しか感じなかった。 大森署時代の竜崎に戻して欲しい。 事件内容も結果チープだし、期待外れだった。 次作に期待します。 | ||||
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隠蔽捜査シリーズ大好きでしたが、本巻は面白くない。残念だがこのシリーズも終わりかな。 | ||||
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テンポがいいし読みやすい。しかしながら本作は駄作である。何しろ今回の竜崎は周りに気を使いすぎでらしさがない。全然切れてない❕のである。というか、現在の竜崎の立ち位置ではこのような物語の運びしかないのかもしれない、と思わせてしまう。だとしたらシリーズはそろそろ限界に達していそうな雰囲気だ。途中でほとんど筋書きが見えてしまうこのひねりのなさと竜崎の立ち位置とがあいまって本書を駄作にしてしまった。彼の現在での立ち位置を活かそうとするなら警視庁も県警もが総毛立つようなスケールの大きな事件でなければ、彼の活躍する場はないのではなかろうか。 | ||||
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ネタが尽きてきたかなあ。この前の女性署長の本もそうだけど正直面白くなかった。 | ||||
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ほんとうに残念なのですが、1作目から読んでいる中で一番読み応えがありませんでした。 隠蔽捜査以外の今野敏、その他の書籍と比べても面白くなかったです。展開は読めるし、刺激もない。 好きな作品なので何とか次作は1作目や2作目のようになってほしい。 期待を込めてあえて★1つにしました。 他の方は評価が高いのでご参考まで。 | ||||
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1作目から読んでいますが、本作品は驚くほど面白くなかった。原理原則を最重要とする竜崎の持ち味も全く発揮することのない内容。登場するサブキャラも特徴の無い人ばかりで・・・。そろそろ潮時かな? | ||||
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